ＣＡＯＳ
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招待を受けて、ヨドコウの工場で商品説明を聞いた後、
敷地内の建材試験センターで屋根材の動風圧試験を見ました。
部材に負荷がかかった時の様子や、限界が来て破壊する瞬間には興味があります。
「 部材が破壊する 」
と、言葉ではよく見聞きしますが、なかなかリアルにイメージできません。
以前富田の林業試験場で木造梁の破壊実験を見学した経験も、それ以後構造を頭にイメージしやすくなりましたので、今日も良い経験が出来ました。
その後、
芦屋のヨドコウ迎賓館に移動して見学。
フランク・ロイド・ライトの設計で、重要文化財に指定されている建物です。
見学は今回が４度目ですが、始めて訪れた時に、
『 バランスが良ければ、天井は強烈に低くて気持ちいい！ 』
と感じて、それ以後私の建築感に刺激をくれた建物です。
もう１つ、今日訪れた事で思い出したことがありました
『 窓意外に、風を採り入れるための装置を考える 』
ことも、ここで始めて意識したのでした。
今では、自分の中で当たり前になっていることなので、ここでこの仕組みを見たことが気付きの切っ掛けだった事を忘れていました。
“ 初心に戻る ” ではありませんが、もう１度考え直してみようと思います。
裏話ですが、淀川製鋼所がこの建物を買ったときには、この建物がF・L・ライトの設計だと知らなかったのだとか。
価値を感じていなかったので社員寮として使っていた時期もあったそうです。
「 オイ・オイ！ 」
ですが、面白い話です。
