左前になった企業をV字回復させた点で、共に経営者としての凄さを示した。
ご両者とも、それ迄のシガラミがない為、大胆な業務見直し、関係先整理等々、非情なまでの社内改革が出来た。 共に、コストカッターだったし、それが出来たからこそ、瀕死状態から急回復、企業業績の史上最高益達成まで出来た。
稲盛氏は、役員報酬辞退とか言われ、ボランティア精神で、そこ迄やるかという位、社内を絞り、「稲盛イズム」を残し、さっさと退いたが、ゴーン氏は、20年近く企業トップの座にあり、経営者の鑑のように言われてきたが、長過ぎだ。
事実や真相が何か十分に明らかになっていないが、「逮捕」となると、弱り目に祟り目じゃないが、あれもこれもと吹き出す。
ブラジルに生まれ育ち、フランスかぁ、ラテン系の連中が、皆、こうだとは言わないが、まさに、世界を股にかけた「地球人」。 日本人の律儀な倫理観・生き様・文化からすると、結果論だが、大きなズレを感じるが。
日展を鑑賞後、溜池でのJETRO主催の講演会に向かった。
南米の産油国・ベネズエラは、政治・経済で大混乱・国家破綻を来している。
ベネズエラの大学教授とJETRO専門家の話を聴くに、あまりに馬鹿げた、と言っては失礼だが、平穏無事に日々を過ごす我々日本人には、とても理解し難い話が続いた。 原油販売代金で、それらしく国が回っているだけの話で、謂わば、自転車操業、既に破綻も同然。
ロシアと中国が、財政支援をしているとのことだが、ベネズエラを食い散らかすだけで、将来に禍根を残さなければ幸いだが。
よく言われる話だが、原油が出るから駄目なんですね、原油が、国を滅ぼしている典型。
加えて、ズボラというか、ノー天気というか、不正行為の横行、リーダー達の不正蓄財、国民のことはお構いなし、更に、口先達者なラ米気質等々、伺うに無茶苦茶な感、1980年代の『中南米債務危機』を再現させているだけで、懲りない連中に見える。
笑うに笑えない、何とも馬鹿げた世界に見える。
旧友を訪ねることは、暫くお預け、というより、もう生きている間には無理だろう。
久し振りの乃木坂の国立新美術館。
同時開催の東山魁夷展は、入場行列でごった返していたが、日展の方は落ち着いていた。
好きな『書』を拾い出してみたが、絵画等に比べると、何とも地味ですね。 また、『書』の良さを、どこに見い出すか、解説がないと、普通の方には判断が難しい。 何と書いてあるのか、読みたくなるものだが、漢字、仮名いずれも、読むことすら出来ないのが、今迄の多くの場合で、それで良しとして、文字の間違いや原題材とは異なる字句の引用を意に介さない指導者もいる。 当然ながら、新しい、或いは、若いファンは『読める書』、即ち、『調和体』(読売書法会系)或いは『近代詩文』(毎日書道会系)と呼ばれる作品に目が向くが、漢字仮名交じり文ゆえ、漢字系作家と仮名系作家と分業の歴史から、双方に卓越した指導者がいなかった為に、作品評価も出来ずに、従来、少数派でしかなかった。 力づくで、バシャバシャ書く、書道パフォーマンス如きもいいが、キチンと中国発漢字も日本古来の仮名も、基礎を抑えた本格の書で、和歌・詩歌もさることながら、普通の日本語文章(漢字仮名交じり文)を披露出来たら、新しい飛躍の時代に入る様な気がする。 多くのファンが望むところの筈だ。
絵画や彫刻、工芸は、色・形で明白で、自分の好みに合う作品を自分なりに評価出来る点で、明らかに書と異なる。 書の場合は、指導者・先生の作品を重点に、良いも悪いもなく拝ませて頂く印象。
また、書は、白黒の世界と言われてきたが、色を持ち込んだりしてエンターテイメント性を加える時代に差し掛かっている。 でないと、独り善がりの芸術で、一般の方々からは相手にされない。
全くの不勉強で、ああでもない、こうでもないと思いながら、向かい側の政策大学院大学のK内教授を、ノーアポで訪問、授業の合間、お茶をご馳走になりながら、15分間程、面談させて頂いた。
序ながら、最後の写真の桜並木と車道風景は、昔、細い裏小路でちょっとした粋な飲み屋があり、会社帰りに立ち寄った思い出の場所で、桜並木が当時の面影を残す。
第2次世界大戦々後未処理問題の一つ。
謂わば、終戦のドサクサに紛れ、日ソ不可侵条約を破って侵攻したことが発端だろうが、戦争に負ければ、どんな悲惨なことも、無慈悲な処遇も甘受せざるを得ない面はある。
旧島民の方々のご高齢等を考えると、一刻も早い解決が望まれるが、なかなか一筋縄では行かない相手であるゆえ、安倍さんの思いも判らないではないが、国民一丸となって、何としても4島一括早期返還に向け知恵を絞り、頑張りたいし、頑張って欲しい。 武器を持たない限り、舌戦等は、思いっ切りやったらいいが、日本の対応は馬鹿正直で大人しく、駆け引きが苦手か。
1956年の日ソ共同宣言は、終戦から11年後だった。 今から思えば、「鉄は熱いうちに打て」ではないが、長い年月は、現状を固定化させ、既成事実化させる。
その意味では、無関心で現状を長いこと放置してきた、その時代を生きた我々多くの国民や政治家が悪いし、その責任は大きく、国益を大きく損ねるようでは、100年後、数百年後のここ日本に生きる国民に申し開きが出来ない。 沖縄の米軍基地問題も似たところがある。
引き渡し云々、主権云々、条件云々と変な話が、マスコミを通じ流れるが、いい加減な屁理屈ではなく、その基本的考え方や精神を大切にと願うも、海千山千の連中には通じないか。
東郷元ソ連大使の著書「北方領土交渉秘録」によれば、過去に何度となく交渉を前進させる大きな機会が訪れ、それを逃して来た歴史がある。 これが、本当に最後のチャンスなのか?
大学3年生の夏に「カニ族」として21日間の北海道周遊をし、知床半島・羅臼岳山頂から真近に国後島を写真に収め、根室半島納沙布岬や稚内最北端宗谷岬の突端まで訪れたが、北方領土問題があるのだ、という程度の意識しかなかった。 外交交渉は国家の仕事くらいにしか感じていなかった。
安倍総理のレガシー作りなんて、勘弁願いたいし、馬鹿なことを言わないで欲しい。
Lee Oskar の来日を、迂闊にも見過ごしてしまった。
去る10月20日前後に東京ビッグサイトでの「2018楽器フェア」で、Lee Oskar を聴くことが出来たようだ。
テン・ホールズ・ハーモニカを始めて間もない頃、JBHCの諸先輩に紹介して貰った時から、是非、ナマで視聴してみたいと、彼の来日をずっーと待っていた。 トンボのLee Oskarモデルは1本も持っていないが、「Those Sunny Days」は、購入した最初のCDで、忘れられない一曲「Georgia On My Mind」だった。
何年振りかでの来日ではなかったか。 折に触れ、チェックをかませていたが、今頃、気が付くとは・・・。
本当に、残念! 次は、いつになるやら、待ちます。
ジャズ嫌いは何故なのか?
喰わず嫌いかも知れないとの思いで、佐山さんのジャズ講座を昭和音大のホールで聴いたことを思い出す。 ジャズの歴史が中心で、彼の演奏を交えての楽しい講座だった。
その後、ミューザ川崎でお目に掛かる機会があり、振興会議委員を仰せつかっていることやらブルースハープをかじっていることを梃子に親しくお話しさせて頂いた。 聴く人を飽きさせない巧みな話術とアドリブ演奏が楽しく、忘れられない。 ジャズ=佐山雅弘氏でしかなく、頂いた名刺をみると、2016年11月20日、2年前だったが、既に闘病中だった。
折角頂いた機会にも拘わらず、未だにジャズには馴染めない。
文字通り、袖触合うも他生の縁、偶々のご縁だったが、忘れない。
訃報に接したが、ご冥福を祈りたい。
引っ越す訳にも行かないので、困ったものだ。
1910年から約35年間に亘る、日本の植民地だったことが、韓国にとっては、民族的国辱なんだろう。 第二次世界大戦で、日本が敗戦国となっても、韓国は、戦勝国になった訳ではない。 隣国同士の長い歴史からみれば、その傷は、我々日本人には計り知れない程大きいのだろうが、有史、2,000年のお付き合いを考えると、将来、2度と繰り返さない強固な絆を結ぶ努力に専念したらどうかと思うが。 歴史上、その事実とそこから派生するすべてをなかったことにしないことには収まらないのか。 未来志向云々以前の話だろう。 北朝鮮は、その意味で、金革命軍が、抗日戦線で大日本帝国軍に勝利したとの理屈から、韓国とはやや違う様だが、将来、平和条約締結に向けて大変な道程を歩むのだろうか。
所謂、竹島問題、慰安婦問題、徴用工問題、旭日旗問題、日本開発品種のブドウ・イチゴのパクリ栽培問題等々、日本人の柔和で大人しい対応やすぐに対立を避け妥協案を模索する対応が、見透かされている様だ。
国際世論をも味方に、毅然、断固とした、迅速な対応で、戦後70年余を経ても、今以って、過去の協定・約束や精神を反故にし、蒸し返しガタツク隣国との関係を、しっかりと立て直し、将来の世代に引き継がねばならない政治の役割は大変重い。
それこそ相手次第では、「売られた喧嘩は、買う」対応、已む無しだろう。 ただ、ミニ・トランプ流言動は、取りたくないが、世界は、日本人の様な相手ばかりではない事も事実。
以前にも書いたが、もともと腰高で、安心して観戦出来ず、決して玄人好みの相撲ではなかった稀勢の里。
不運な長い休場は、本場所での相撲を益々取れなくしてしまった印象で、最早、横綱の相撲ではない。
9月の両国場所では、長い休場明け、何とか2桁勝ち星に漕ぎ着け、辛うじて「引退」の声を払拭したものゝ、今九州場所3日目、3連敗。
多くのファンや関係者の、特に、久々の日本出身横綱としての期待を余所に、輪を掛けてハラハラする相撲。
モンゴル出身横綱も、今や旬を過ぎた様子故、横綱不在の時代が来る等考えたくない。
明日は、勝って欲しいが、真剣勝負の世界。
久し振りに筆を持ったので、書いても書いても、これで良し、という作品には仕上がらない。
基礎・基本にも、ご無沙汰じゃ、良い作品など程遠い。
テン・ホールズ・ハーモニカと同じ話。 但し、一発勝負か否かの違いと形として残るか否かの違い。
押さえどころを、すべてまあまあクリアし、いーぞ、いーぞと快調に書き進んでも、名前を書く段で、台無し。
あちらを立てれば、こちらが立たず、良い部分だけを切り貼りして全体を仕上げる訳にも行かず、全体として納得出来る仕上がりには、なかなか届かず、はい!表装の為、締め切り時間切れ。
中国トップ選手3人を撃破した卓球の伊藤美誠選手(18歳)は、卓球の為に生まれてきた様で、生まれてからも、卓球漬け、練習時間も一日7時間は下らなかった由。 多くの一流人が似たことをしている。 比べるべくもないが、練習時間が圧倒的に違う。
勉強もスポーツも仕事も、或いは、諸々の趣味・習い事にしても、練習量・時間・質が圧倒的でなければ、本物、一流にはならない、ということ。
また、改めて恥を掻くことを覚悟。