渾沌滅七竅

生命ある無秩序を愛する渾沌。

大嘗祭のこと

2018年11月30日 | 日記

『大嘗祭』が、どの様な儀式か承知しないが、少なくとも、新天皇が即位後に初めて行なう五穀豊穣を感謝し、神に供え、国家と国民の安寧を祈念する『新嘗祭』だということであれば、儀式の形式や詳細な内容を承知しなくとも、どの様な意味合いの儀式かは想像出来る。

約22億円という、すさまじく高額な公費・宮廷費を使って行なうほんの一回・十数日間の儀式を、『身の丈に合った儀式』にして、ささやかな?内廷費の中で賄うのが望ましいと、個人的な思いとして述べられたが、政治的発言云々、波紋を広げている。

昭和天皇を父として第二次世界大戦終戦をマジかに見てこられた現天皇陛下ご夫妻はじめご一家は、常々、皇室の在り方、国民との関係を模索し、思索を深めておられて来ていることが手に取る様に判る。   前例に囚われることなく、常に考え抜く姿勢は、見習うべきだろう。

秋篠宮殿下は、それを代弁した格好なんだろうが、大変悩まれた筈だ。   良くぞおっしゃった、立派なお考え・ご発言だと、大いに共感出来る。

殊更、これを無視し、前例主義に徹する政府の姿勢は、如何なものか。  柔軟じゃないですね。 

政治家に利用されかねない皇室の在り方は、なかなか難しい。   政府・自民党辺りの超保守系政治家の考えや取組み方とは大きく異なる、極めて真摯にお考えだということが判る。

30年前にも議論があったらしいが、今と違い、社畜の耳には届かなかった。

 

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