渾沌滅七竅

生命ある無秩序を愛する渾沌。

今更ながら、テンホールズ・ハーモニカ?

2023年10月31日 | 日記
ハーモニカは、決まったキーの音しか出すことが出来ないので、曲のキーに合わせてハーモニカを選ぶ、というのが、複音ハーモニカの場合の基本らしい。
曲キーと違うキーのハーモニカを使うと、当然の如く、音出しが難しい、或いは、出来ないということになるのか。
ブルースハープの場合には、この課題を乗り越える為に、レギュラー・ハーモニカのリードに手を加え、或いは、テクニックでドロー/ブロー・ベンド、更には、オーバーブロー/ドローといった、謂わば、やゝ無理筋とも見えるテクニックを駆使して、その音を何とか出そうと試みる。    クロス・ポジション奏法という話に繋がるんだろう。   メロディを吹いている分には短調曲を長調ハープで吹く事には、まず支障はないが、和音を出そうとするなら、それは当然、無理。   和音を出すことが、このハーモニカの特徴ということでもあるので、それにも踏み込むとせば、短調曲用に短調ハープを揃える話になる。   先生の話にも、今更ながら納得。
従って、何を目指すかだろうが、メロディーを吹きたいハーモニカ愛好者が大半だということは、明らかだが、多くのプロのブルースハーピストは、Jazz や Blues に首を突っ込む日本人は限定的、だということを分かっていない。   洗足学園の大学教授が、そうのたまっている。   愛好者の裾野が広がらないのも無理からぬ話。   スズキ楽器Y氏のブルースハープ講座やYouTube 動画を視聴しても、イマイチピンと来ない。  だったら、ブルースハープなんかに、首を突っ込むことはないとも言えるし、好きな連中だけでシコシコやっていればいいだけの話だが。    
更に言えば、ブルースハープらしく、ブルーノート、ブルージーな演奏にも、当然、拘りたい。
あとは、曲想にマッチしたキーのハーモニカを選べるか、安定した音出し、リズム等を維持出来るか、「良い演奏に繋げられるか否か」「良い演奏に繋げる為に、どうすれば良いのか」、その結果から、キーや使用ハープは決まるのじゃないか。  まずは、安定した、突き抜ける様な深い音色が出せるか、だろうが、ベンド習得の為に、単音で吹くことに専念して来たが、諸々の技法を組み込みながら、楽しく、面白く、多彩な演奏を目指してみたい。
誰でも知っている比較的簡明な楽曲XXXで試し、私のXXXとしてレパートリーに組み込み直すことを目指してみよう。 
複音ハーモニカと違い、目指す方向が定まらない、迷えるブルースハープ愛好者の世界を感じる。
 
こゝのところの月例練習会で、過去に習った練習曲譜面とは異なる新しいバージョンが繰り出されてくるが、使用ハーモニカのキーが以前と違う点に疑問を抱いたところから始まった。
 
コメント
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