マイケル・サンデル教授の新刊書を図書館に購入依頼。
数日待ったが、予約一番で、貸し出しを受けた。 中原図書館が所蔵の1冊でしかなく、現在、99人待ちになっている。
「ハーバード白熱教室」全12回も保存する程、教授の類い稀なる講義には入れ込んだものだった。
「実力も運のうち 能力主義は正義か」 今や、多くの調査結果が示す「経済的に恵まれた家庭の子弟ほど、良い教育を受け、良い働き口で、良い収入を得ている」という事実。 しかし、多くの成功者は、自分の努力と勤勉の結果だと信じて疑わない。 人類は長い間、人種や性別、出自、或いは、経済的格差によらず、努力をした能力の高い者が成功を手に出来る「平等」な世界を理想としてきた。
しかしながら、今、この様な誤認された「能力主義」が、所謂、エリートを傲慢にし、「敗者」とのかつてない分断をもたらしている。 この新しい「階級社会」を、「正義」に適う共同体・社会へ変えることは出来るのか。
政治哲学者サンデル教授の話は、是非、伺いたい。
GW中、「Stay Home」を強く求められるも、TV番組は、面白くもなく視る気もしなかったが、待望の新刊本を手に出来たので早速、頁をめくっている。