#photobybozzo

沖縄→東京→竹野と流転する、bozzoの日々。

【今野英明】Sha-la-la

2011-10-08 | MUSIC
妻は今、遠野まごころネット
被災地のガレキ撤去を行っている。

ボランティアメンバーが集まって
クルマ一台で片道6時間かけて乗り込む
三連休を利用しての強行スケジュールだ。

それでもまだまだ大槌町あたりは
ガレキ作業がこれっぽっちも終わっておらず、隔世の感がある。

そんな大槌町の仮設住宅で
冬将軍の予感に寒々とした気持ちでいる
被災者の方々を音楽で励まそうとする動きがある。

ボクも友人知人に声掛けをしているのだけど、
デリケートな部分に触れるところなので
(被災者の生活圏に分け入るわけだし)
ミュージシャンとしても何を以て「励まし」とすれば良いのか
複雑な心境になるであろうことも察しが付く。

そんな思いを巡らせているときに
Rockingtimeの楽曲に触れた。

Sha-la-la 作詞・作曲 今野英明

 街のあちこちに 散らばっている
 食い荒らされた 星のかけらを
 ひとつひとつ 拾い集めて
 宝石みたいに 飾り付けよう

 電話ボックスに ぶら下がっている
 旅人たちの 孤独なココロを
 マイクを持って 祝福しよう
 大きな声を 張り上げて

 Sha-la-la-la-la-la-la
 Sha-la-la-la-la-la-la

 きっと今日も眠れない
 凍えるような道の上で
 きっと今日も眠れない
 朝日が窓を照らすまで

 今夜すべての 風よ騒げ
 帰る家もない 奴らのために
 今夜すべての 星よ光れ
 暗いこの街を 照らしておくれ

2001年の楽曲だから、
作者本人も「そんな謂れもないこと」と首を振るかもしれないが、
これはまさしく被災地へのエールの曲だ。

ボクが推し進めているUNITE!NIPPONの活動にも
今ちゃん(今野英明)の楽曲「ぼくにできること」を
本人の承諾を得てフル活用しているのだけど、

今ちゃんの詞はシンプルなだけに、
解釈でもって引き寄せてしまえる魅力がある。

ふさぎがちな気持ちでもって
今から厳しい冬を迎えようとしている仮設に住まう人々を、
この曲はきっと勇気づけてくれる。

そうそう。
いいんだよ、そのままで。

ボクらは歌を届けに来ただけなんだ。
うるさかったら言ってちょうだい。
言霊がこの地に落ちれば、それでいい。

そんな同じ目線で、歌を届けられたら、
きっと音楽を届ける行為も、実を結ぶ。

今ちゃんのそんな優しさが溢れた楽曲だと思った。
(そんな謂れもないこと…と怒られそうだけど)







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