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#photobybozzo

沖縄→東京→竹野と流転する、bozzoの日々。

【高田渡】夕暮れ by 黒田三郎

2008-09-10 | MUSIC
「夕暮れ」 曲 高田渡  詩 黒田三郎

  夕暮れの町で
  僕は見る
  自分の場所からはみ出してしまった
  多くのひとびとを

  夕暮れのビヤホールで
  (彼は)ひとり
  一杯のジョッキをまえに
  斜めに座る

  その目が
  この世の誰とも交わらないところを
  (彼は自分で)えらぶ
  そうやってたかだか三十分か一時間

  雪の降りしきる夕暮れ
  ひとりパチンコ屋で
  流行歌(と騒音)のなかで
  遠い昔の中と

  その目は
  厚板ガラスの向こうの
  銀の月を追いかける
  そうやってたかだか三十分か一時間

  黄昏が
  その日の夕暮れと
  折りかさなるほんのひととき
  そうやってたかだか三十分か一時間

  夕暮れの町で僕は見る
  自分の場所からはみ出してしまった
  多くのひとびとを

    ●
  
  サラリーマンには沁み入るねえ、
  こんな唄。

  でも、高校時代から、
  こんな居心地の悪さを感じてた。

  はみ出してしまった…。

  そのまま、もうすぐ不惑。
  どんどん、脱線道まっしぐら…なんだろうな。

  高田渡を携えていけば、いいっか。




  黒田三郎「夕暮れ」