「夕暮れ」 曲 高田渡 詩 黒田三郎
夕暮れの町で
僕は見る
自分の場所からはみ出してしまった
多くのひとびとを
夕暮れのビヤホールで
(彼は)ひとり
一杯のジョッキをまえに
斜めに座る
その目が
この世の誰とも交わらないところを
(彼は自分で)えらぶ
そうやってたかだか三十分か一時間
雪の降りしきる夕暮れ
ひとりパチンコ屋で
流行歌(と騒音)のなかで
遠い昔の中と
その目は
厚板ガラスの向こうの
銀の月を追いかける
そうやってたかだか三十分か一時間
黄昏が
その日の夕暮れと
折りかさなるほんのひととき
そうやってたかだか三十分か一時間
夕暮れの町で僕は見る
自分の場所からはみ出してしまった
多くのひとびとを
●
サラリーマンには沁み入るねえ、
こんな唄。
でも、高校時代から、
こんな居心地の悪さを感じてた。
はみ出してしまった…。
そのまま、もうすぐ不惑。
どんどん、脱線道まっしぐら…なんだろうな。
高田渡を携えていけば、いいっか。
黒田三郎「夕暮れ」
夕暮れの町で
僕は見る
自分の場所からはみ出してしまった
多くのひとびとを
夕暮れのビヤホールで
(彼は)ひとり
一杯のジョッキをまえに
斜めに座る
その目が
この世の誰とも交わらないところを
(彼は自分で)えらぶ
そうやってたかだか三十分か一時間
雪の降りしきる夕暮れ
ひとりパチンコ屋で
流行歌(と騒音)のなかで
遠い昔の中と
その目は
厚板ガラスの向こうの
銀の月を追いかける
そうやってたかだか三十分か一時間
黄昏が
その日の夕暮れと
折りかさなるほんのひととき
そうやってたかだか三十分か一時間
夕暮れの町で僕は見る
自分の場所からはみ出してしまった
多くのひとびとを
●
サラリーマンには沁み入るねえ、
こんな唄。
でも、高校時代から、
こんな居心地の悪さを感じてた。
はみ出してしまった…。
そのまま、もうすぐ不惑。
どんどん、脱線道まっしぐら…なんだろうな。
高田渡を携えていけば、いいっか。
黒田三郎「夕暮れ」