「崖の上のポニョ」公式サイト
8月29日。
レイトショーで
「崖の上のポニョ」を見る。
20時30分からの上映というのに、
子ども連れの家族で満席。
公開から1ヵ月も経つというのに、
この盛況ぶり。
宮崎駿のすごさをマジマジと見た。
約2時間。
映像のインパクトと
中身のハヤオワールドを堪能。
正直、ストーリー背景は
よくわからなかったが、
映像体験を主としているのだろう。
…と勝手に解釈して納得する。
(だいたいポニョはナニモノなのだ?)
その後、
8月5日に放映された
「プロフェッショナル~仕事の流儀~」
宮崎駿特集をビデオで見る。
「生きててよかった。」
この今回のキャッチコピーが
ハヤオ自らの幼少体験から来る話を聞き、
また、劇中の登場人物、
老人ホーム「ひまわり」でクセのある老婆として
描かれているサキさんに自分のお母さんを投影し、
映画の中で主人公「宗助」と向き合わせることで、
自分の中の母との関係を修復しようとしたエピソードなどを
聞かされると、
…なるほど、極私的な思いが昇華されると
それはひとつの普遍的かつ不変的なメッセージとして
心に深く伝わるのだ…と合点。
宮崎駿がその思いを伝えるべく
極私的な感覚を細部にわたるまで投影し
何度も修正をかけている制作過程を見て、
グラフィックデザイナー杉浦康平の言った
「ミクロの調和がマクロの調和へと共鳴する」
意味を理解した。
やはりあくまで個の魅力が
世界を魅了するのだ。
デジタル化が進み、すべてが平準化され
怖ろしいほどの効率化を企てる輩が多い中、
手仕事にこだわり、極私的感覚にこだわり、
大衆を相手に「どうだ!」となげうった宮崎駿は、
現実を痛烈に批判しているように思う。
「崖の上のポニョ」はひとつの金字塔だ。
8月29日。
レイトショーで
「崖の上のポニョ」を見る。
20時30分からの上映というのに、
子ども連れの家族で満席。
公開から1ヵ月も経つというのに、
この盛況ぶり。
宮崎駿のすごさをマジマジと見た。
約2時間。
映像のインパクトと
中身のハヤオワールドを堪能。
正直、ストーリー背景は
よくわからなかったが、
映像体験を主としているのだろう。
…と勝手に解釈して納得する。
(だいたいポニョはナニモノなのだ?)
その後、
8月5日に放映された
「プロフェッショナル~仕事の流儀~」
宮崎駿特集をビデオで見る。
「生きててよかった。」
この今回のキャッチコピーが
ハヤオ自らの幼少体験から来る話を聞き、
また、劇中の登場人物、
老人ホーム「ひまわり」でクセのある老婆として
描かれているサキさんに自分のお母さんを投影し、
映画の中で主人公「宗助」と向き合わせることで、
自分の中の母との関係を修復しようとしたエピソードなどを
聞かされると、
…なるほど、極私的な思いが昇華されると
それはひとつの普遍的かつ不変的なメッセージとして
心に深く伝わるのだ…と合点。
宮崎駿がその思いを伝えるべく
極私的な感覚を細部にわたるまで投影し
何度も修正をかけている制作過程を見て、
グラフィックデザイナー杉浦康平の言った
「ミクロの調和がマクロの調和へと共鳴する」
意味を理解した。
やはりあくまで個の魅力が
世界を魅了するのだ。
デジタル化が進み、すべてが平準化され
怖ろしいほどの効率化を企てる輩が多い中、
手仕事にこだわり、極私的感覚にこだわり、
大衆を相手に「どうだ!」となげうった宮崎駿は、
現実を痛烈に批判しているように思う。
「崖の上のポニョ」はひとつの金字塔だ。