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古代エジプト展(国立ベルリン・エジプト博物館所蔵品)

2021年11月27日 | 関東編(内訳)

昨日は墓参りも兼ねて東京富士美術館で開催されている「古代エジプト展」へ。春に江戸東京博物館で先発していたものと同じです。


東京富士美術館は某宗教団体が建てたもので、隣には大学施設も並びます。展示室は暗いのですが撮影可でした。


仕上げは到底紀元前10~20世紀の物とは思えません。国立ベルリン・エジプト博物館は元々は東側の博物館ですので一般には2009年に公開されました。


ステラ(石碑・石板)は、そのほとんどが「死者と神々との接点」を記したものです。まあ墓石みたいな物で、この前で祈るのです。
 

「死者の書」です。副葬品ですのでよく展示されます。死後に必要な知識を記した書なのです。右下の天秤は死者の心臓と女神(マアト)の羽の重さを計っています。天秤が釣り合っているので死後の世界へ行けるのです。NGですと台に乗った犬みたいな奴に食われます。この死者の書は良いですね~♪


西暦50~100年と割と新しい仮面です(ローマ時代を"新しい”と書くのも変ですが)


大物は点数も少ないですし、有名なネフェルティティの胸像も来ていません。しかし小物の点数が多く、全体としては非常に良い内容です。私的には2000年の四大文明展以来じゃないかなー


これもステラですね。大体は上側が丸いか尖っています。


「ファイアンス」です。青や緑の陶器です。石英にガラスと同質の釉で仕上げた古代エジプト特有のもの。金持ちが土産屋で騙される奴です(苦笑)


常設コーナーも少し残っていました。ほとんどが宇都宮で出張展示中です。「モネ」の帆船は良いですね~


「ルノワール」も2点ほど。2枚目は各地の遺跡の昔の写真です。ベトナム、カンボジア等も含まれていました。


エジプト物はガイドブックが必須です。パピルスの巻物とか説明が無いと全く分かりません。時々、引っ張り出して半日掛けて読んでいます。


予想以上の内容でした。”お勧め"します。宗教団体なので避けていましたが、全く普通に鑑賞出来ました。鑑賞中は胸の痛みも忘れていました(笑)

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