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病気その5(免疫療法と医業類似行為 後編)

2017年08月27日 | 病気
癌の「免疫療法(自由診療)」と双璧を成すのは、やはり「医業類似行為」でしょう。

「整体=カイロプラクティックには、法的資格制度がありません」。「医業類似行為」といいます。(リンク)

wikiの「整体」には、国家資格者である、あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師や医療従事者からは、「骨折や脱臼、神経麻痺などを起こすおそれがある。また、悪性腫瘍などの重大疾患が隠れているような場合に、医療機関への受診遅れにもつながりかねない」。と記載されています。

厚生労働省は、カイロプラクティック療法が対象とすることが適当でない疾患として、厚生労働省通達において、「一般には腫瘍性、出血性、感染性疾患、リュウマチ、筋萎縮性疾患、心疾患等とされているが、このほか徒手調整の手技によって症状を悪化しうる頻度の高い疾患、例えば、椎間板ヘルニア、後縦靭帯骨化、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症、骨粗しょう症、環軸椎亜脱臼、不安定脊椎、側彎症、二分脊椎症、脊椎すべり症などと明確な診断がなされているものについては、カイロプラクティック療法の対象とすることは適当ではないこと。」

「骨粗しょう症」の高齢者の背骨をいたずらに圧迫して、脊髄損傷を起こしたらどうするのでしょうか。当然、「ウチがやった証拠が無い。最初からでは?」と言い逃れるでしょう。

そもそもMRIも造影もできないのに、脊柱管狭窄症が分かるハズがありません。X線さえも持っていなければ何一つ確実には分からないでしょう。

☆ まずは、MRI・脊髄造影のできる「整形外科」または「脳神経外科」へ行きましょう。
☆ 軽度のヘルニア等は、最初は経過観察となります。3ヶ月くらいで治まってきたりすることもあります(私は、19年前に椎間板ヘルニアの手術をやっています)
☆ 特定の金属が身体に埋まっている場合は、X線・CT・脊髄造影が頼りとなります。
☆ 「手術する程でもない」「痛みが軽い」などの場合、設備の揃った「整形外科」「脳神経外科」の医師に確認を取ってから、地元の「整形外科」「ペインクリニック」へ行きましょう。
☆ 地元の「整形外科」では湿布・赤外線・牽引・電気・鍼・飲み薬となります。「ペインクリニック」は1回3000円前後ですね。2-3回で効く人もいるし15回(月に2回とかで)やる人もいます。私はペインクリニックを使います・・・30年で100回くらいやったかな。この1年間では10回くらいですね。
☆ 地元の「整形外科」でも、鍼灸はできます。痛みが強いと、鍼を刺して鍼に電気を流します。勿論保険適用です。
☆ 鍼灸専門師の中には、アロマを炊いたりして整形外科より高価な場合もあります。事前に問い合わせましょう。

何事にもリスクはあります。医師でも失敗もする訳ですし。リスクを認識した上で医業類似行為を受けましょう。私は絶対に受けませんが。
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【余談】

☆ お灸は通販でも買えます。どこに打つか説明書も添付されています。私は、1回やったけど効果がありませんでした。肩こりとかには効くかも知れません。

☆ 私の場合は神経根(L5右椎間孔狭窄)なので駄目なのでしょう。既に椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症と2度の手術で背骨のコマの一部を削っており強度が落ちているのです。一度手術をすると、神経根の周りに瘢痕組織(怪我が治ってできる硬い組織)ができて癒着を起こします。これを剥がすのには技術が要るのです。次は固定術になるので入院とリハビリも長くなるでしょう。

☆ 「脳神経外科は顕微鏡」、「整形外科は内視鏡」を使う傾向があります。脳の手術は顕微鏡だからです。顕微鏡は神経を避けるガイドが2本、内視鏡は1本使えます。顕微鏡は2名同時に拡大鏡を覗くことができます。医師の熟練度が大きな差となるでしょう。

最近流行りのレーザー手術は自由診療です。安いし日帰りか1泊2日の入院で済みますが、一部、適さない症例もあるようです。顕微鏡(MD)・内視鏡(MEL・MED)・内視鏡PED(PELD)の実績が十分な病院で、レーザー適用の可否を診断して貰いましょう。

☆ きっちり検査して、まずは現状把握です。対策・リスクを知った上で判断するべきです。有名医師は画像を見ながら、ビシッ!と的確に指摘します。背骨の手術は失敗すると大変なことになります。尤も「大した症状では無い」って方は街のドラッグストアで良いのですが。

☆ 私の場合は、「酸素カプセル」を置いている街の整形外科は、疑ってかかりますね~。

次回は、最終回【入院時のGOODS】です。
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