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病気その4(免疫療法と医業類似行為 前編)

2017年08月26日 | 病気
ここで取り上げる「免疫療法」とは、「保険承認されていない」治療のことです。

要するにエビデンス(証明)に乏しい治療ですね。「痛いの痛いの飛んでいけ~」未満ということです。
逆にエビデンスを集約した治療法を「標準治療」と呼びます。

☆ がん研有明「がんが分かる本」より抜粋。免疫療法を含む「代替療法」全体についてです。 

「患者さんのワラにもすがる思いから年間数兆円の市場と言われます」
「健康食品・サプリメントのほとんどは臨床試験を受けておらず、医学的根拠がありません
「細胞免疫療法、ビタミンC静注療法、様々なワクチン療法、ホメオパシー(wikiにリンク)、宗教パワー療法の有用性もほとんど証明されていません

☆ 国立がん研究センターのサイト



☆ エビデンスの有る、所謂"有効"とされる免疫治療もあります。保険認証されている奴で有名なものは「インターフェロン」「オプジーボ」とか。アメリカでは前立腺がん用の「プロベンジ」が承認されています。1クール3回で1000万円以上とか。延命期間中央値は約4ヶ月みたいですね。

☆ 「オプジーボ」は自費の場合年間1500-3500万とも言われている薬です。保険承認されていない病気に使うと、上記「プロベンジ」同様のコストを覚悟しないと厳しいかと思います。残された家族に必要なお金を無駄に使ってしまうのは駄目でしょ。 でも、大金持ちなら"有り"かも。

☆ 腸を切ると、医大でも「大建中湯」が処方されます。漢方です。がん研有明、北里医大、筑波大、東大病院、埼玉医科大学にも漢方科があります。個人的には、医大の漢方はお勧めかと思います。勿論保険適用です。

私は腸を切って腸閉塞を起こした後、隣の市の総合病院に通いました。「埼玉医科大学 かわごえクリニック東洋医学科」の医師が週一で外来を開いていたのです。「大建中湯」を通常の3倍処方されました。色々とノウハウを持っていますね。

保険承認=エビデンス有りの証拠です。Webで怪しい漢方を売っている様な、ドラッグストアは駄目ですよ。 怪しい健康食品・サプリメントの類ですから。

☆ 「"抗がん剤は効かない"の罪」この本は元国立がんセンターの医師で、現在は日本医科大学の腫瘍内科教授が書いたものです。
「抗がん剤は駄目」と言った方への反論本です。その部分はさておき、癌・抗がん剤について、データを元に分かりやすく書かれている良書です。抗がん剤の「効く&効き難い」が、癌別の表になっています。お勧めします。「免疫治療」から一部抜粋します。 

引用でなく切り貼りは、著作権法上問題ありますね。そのうち消します。

☆ 色々とWeb検索すると、自由診療のインチキクリニックは「保険承認されないのは、承認すると保険の負担増が問題になるから」とも言うらしい(苦笑)

☆ ある、代替療法推奨の書籍から抜粋しました。この本は、「宣伝」な訳でもあります。このクリニックでは漢方(保険未承認含)、気功、ホメオパシー(wikiにリンク)、サプリ等がメインのようです。

※ 人生や生命についてまだまだ謎があります。それを一つの医学論理だけで対処しようとする方にこそ無理があるのではないでしょうか。
※ 代替療法に「治る」「治らない」の結果を急ぐとこはやめましょう。代替療法は命全体のエネルギーを高めることによって、がんを克服していくのです。

・・・・・・私は、数値で示して欲しいのです。
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しかし、保険未承認だからこそ代替医療と呼ばれている訳で、誰もが"怪しい"と思うハズなのです。
"万策尽きた最後の拠り所"なのでしょうね。諦め切れないものね。

もうちょっと、安価な奴があると良いですね。 丸山ワクチン・ハスミワクチンは安価ですね。エビデンスがアレですが・・・

ウチの近所の病院が「ハイパーサーミア」を導入しています。保険適用です。抗がん剤を終えた、加須在住の膵臓がんのWeb友達に紹介しました。

放射線関連が、もっと頑張ったら何かできないのかなー。勿論保険適用の範疇で。

次回は(免疫療法と医業類似行為 後編)です。 
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