フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

晩秋の野付半島(トドワラ)に咲き残っていた花たち No2

2011年11月05日 21時52分30秒 | 花の和名


ウラギク(浦菊)別名ハマシオン。汽水域に生育する2年草
エゾツルキンバイ(蝦夷蔓金梅)は海岸に生えるバラ科の多年草

遊歩道の先端のトドワラの標識の先は高床の木道が伸びていた。
すぐ下にはまるでシュレッダーにかけたようなたくさんの白い帯状のものが盛り上がっていた。海藻の一種だろうと思ったが、胞子植物ではなく種子植物の海草のアマモだった。


荒涼とした風景が360度広がる晩秋のトドワラ
根元近くだけが残った木々が多く見られるトドワラ

海底に根を張り疎らに枝分かれする茎は扁平で淡緑色、葉は線形で初夏の頃には小さい花もつけ、北海シマエビの絶好の生育場所になっているという。


紅葉している所はサンゴソウでしょうか


トドワラはトドマツの原っぱが語源と言う

アマモ(甘藻)は地下茎がほのかに甘い事からで、次々に新しい葉を生やし大量の枯れ葉を生じるという。これが木道の下に堆積していたようだが、最も長い植物名といわれるリュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシ(竜宮の乙姫の元結の切り外し)の別名の由来らしい。


花はツワブキと思いましたが、エゾオグルマのようです