老いて、なおチャレンジ

大好きな草花と共に、余生を楽しめたらいいな~

巾着田曼珠沙華公園

2012-10-06 20:13:24 | 

  
  昭和記念公園のコスモスには敵わないけれど一面の綺麗なコスモスが咲いていました
 花がピンク色の蕎麦の花です ヒガンバナ科の花です
高麗川です。キャンプ場ですがこの季節はキャンプとしては使用禁止だそうです 看板を撮りました。巾着の形をしているでしょう 高麗川です

今年は暑さの所為かマンジュシャゲの開花が遅い。先日の読売新聞に埼玉県の巾着田に咲く綺麗なマンジュシャゲの写真が載っていた。私は如何しても見たくなり一人ででも行こうと決心したが、一応長女に都合を聞いたら「行くわよ」との返事を貰った。婿さんもかねがね行きたいと思っていたそうで、3人で行く事になった。新宿・池袋・飯能と電車を3回乗り換えて、家から約3時間弱掛かって現地に着いた。
日高市内を流れる清流高麗川(こまがわ)の蛇行により、長い年月を掛けて作られ、その形が「きんちゃく」の形に似ていることから巾着田と呼ばれるようになったそうだ。
日本一を誇る曼珠沙華群生地、約100万本の曼珠沙華が赤い絨毯を敷き詰めた様なその光景は本当に素晴らしかった。今迄で一番感動を持って見た様な気がする。来て良かった~と私の心は喜びに満ち溢れた。
新聞でもテレビでも放映していた効果か、観賞する人々で一杯であった。習い始めたipadやパソコンで道順などをしっかり調べて行ったが、高麗駅から巾着田に向かう人の群れに付いて行けば迷う事もなかった。
パソコンで調べたらコスモスも咲いているとの事だったので探し回り、最後に背丈が短く昭和記念公園のコスモスには敵わないが一面のコスモス畑も見る事が出来た。
2時間余結構暑い中を歩き回り、満足々々の気持ちで帰途に就いた。

さてここからとんでもない事になったのである。恥を忍んでお話しします。
往きは高麗駅から15分位だらだら坂を下ったのだから、帰りは当然上って駅に向かうのである。さんざん歩きまわって相当疲れてもいるから大した坂でもないが辛い。でも頑張ったがもうじき駅と言う当たりの道端に座れる様な石の場所があり娘が座ったらと言ってくれた。座って兎も角精神安定剤でもと思い飲んだが、その内に周囲が定かでなくなり暗くなって行くようであった。困ったなあ~と思いつつ私の意識は遠のいていったようだ。体が静かに仰向けに倒れていったらしい。娘も横に座っていたので私を支えてくれたらしく何処も打つ事はなかった。ほんの暫くだったらしい、意識が回復した時「え!私何でこんな処に寝ているんだろう!」って思った。巾着田から帰る人々が倒れている私を見て「大丈夫ですか」と問いかけて下さるのに対し「娘が「大丈夫です、有難うございます」と何度もいっているのが聞こえていた。直ぐ近くで交通整理をしていた警官に何方かが通報して下さり、その警官に私の名前や年齢その他を聞かれ私ははっきり答えられた。呂律が回らない言い方だったら大変だがそれはないなと安心した。救急車を呼んで下さり私は寝たまま担架に移され救急車に乗せられた。救急隊員の方が血圧を測ったり、足を触って「感じますか?膝を自分で立てて下さい、手を握って下さい」など指示され全て異常なし。
5分位で武蔵台病院に着いた。病院でも色々な検査をし「大した異常はありません、点滴をしますから済んだらお帰り下さい」との事だった。私の気分はもうとっくに平常になっていた。点滴などしなくてもと思ったが先生の指示に従い1時間半の点滴に耐えた。その間に「レントゲン写真の結果をお話しますから御身内の方どうぞ」と言う声が聞こえて来た。後で聞いたのだが先生曰く「お母さんは心臓が少し肥大しています、その上89と言う歳なのに4時間近くも連れ回すなんて駄目じゃありませんか!」と叱られたそうである。娘は心臓肥大なんて知らなかったし、レントゲン写真を見せられてもてんで分からないし、へ~ってぽかんとしていたそうな。そして「母はとても元気なんです。私達が連れまわしたんじゃなくて母に誘われ母が連れ回したんです」って言ったそうである。
その後点滴している私の処にその先生がいらっしゃって、「貴方は決して万全の体ではないんですよ、今日の様な事をしていたら何時又何処で倒れ打ち所が悪ければ死ぬかもしれませんよ、絶対無理な行動は慎んで下さい」と言われてしまった。
行こうと思ったら直ぐ行動に移さなければ気のすまない私、矢張りこの歳になったら先生やみなさんが言って下さるように充分自重しなければいけないと痛感している。 「喉もと過ぎれば!!」と言う事のない様肝に銘じたいと思う。
点滴している間に3・4台の救急車が病院に入って来た。「巾着田に行って気分が悪くなった人達かな?」と思ったりした。

付き添ってくれた娘夫婦には本当に申し訳なかったと思っている。心配だから今夜泊って上げると言ってくれた長女さん本当にお世話になりました。有難う。

悲喜こもごもの長~い一日であった。

 

 


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13 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (とく)
2012-10-07 06:49:05
びっくりです!
心臓肥大?!今まで毎年レントゲンは撮っているのに見つからなかったっ出事でしょうか?
でも、事なきを得て良かった~
後で電話します。
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Unknown (とく)
2012-10-07 06:52:15
暗がりで書いたので、
見つからなかったって事でしょうか?
と書きたかったのですが…
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びっくりです (マークス)
2012-10-07 07:55:28
今回のブログには、本当にびっくりしました。

まず初めに、曼珠沙華の花がずらりと並び、素敵な写真の山。
遂にあそこに行かれたのか、と驚きと羨望で読んでいきました。
私も、一度は行きたいと思いながら、実現しなかった場所です。

ところが後半になって、更にビックリです。
とんだことになり、救急車などいろいろの経験をなさいました。
結果は大したことことではなく、その日に帰宅出来て良かったです。
それに、何よりもラッキーだったことは、
長女さんご夫妻が、ご一緒であったことでしょう。

それでも、診察の結果、心臓の肥大がある、ということですから、
これからは、特に、お身体に気をつけて下さい。
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とくさん (八十路)
2012-10-07 13:28:44
ご心配お掛けしてすみません。
さっき電話でお話しましたのでこれ以上お話する事はありませんが、今後心配掛けない様気を付けますね。でも何分歳だから何時何が起こるか分からないけれど、その時はよろしくお願いしますね。
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マークスさま (八十路)
2012-10-07 13:53:51
ご心配下さって有難うございました。
15年前に救急車のお世話になっていますので、2度目です。
心臓肥大はもう数年前から分かっていました。毎年検査結果に書かれていましたし、主治医さんも特別何にも仰いませんでしたし、自身何の異常も感じた事はありませんでしたので、今回も心臓肥大ですと言われても驚く事はありませんでした。
強いて言えば水分の取り方が少なかった事、一寸暑かったし長時間歩いて最後が上り坂だった事(これが心臓肥大による負担だったかも?)かもしれません。
自分の年齢を考え行動しなければいけませんね。以後気を付けます。

最後はとんだ事でしたが、曼珠沙華は見事でした。あの何処までも続く真っ赤な絨毯が今でも目に浮かびます。
マークスさまは巾着田ご存じだったのですね。来年は是非ご覧になって下さい。

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まあ、大変なことでしたね (おせっちゃん)
2012-10-07 14:03:53
それでも結果的にはたいしたこともなく何よりでした。安心いたしました。猛暑で体が弱っていることに加え、気温の上下が激しく、自律神経などに不具合が生じるのでしょう。
お気をつけて大事になさってください。
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おせっちゃんさん (八十路)
2012-10-07 22:21:08
有難うございます。
何時何が起こるか分らない事を如実に経験してしまいました。
愉しみの後にとんでもない事に遭遇し子供達にも心配を掛けてしまいました。
今後一層身の保持に真剣にならねばと反省しています。
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お説教? (セシル)
2012-10-08 00:29:07
暑かったですもんねぇ~~蒸し暑い一日でした!!
ダイブ お説教されちゃいましたねぇ~~!!

私も 巾着田のテレビ放送を観てましたよ♪
「観てみたい♪」 って 思ってましたもん
今年は 曼珠沙華に逢わずに 居ましたから・・ね

来年は 涼しい日を選んで 体調万全にして
一緒に観たいです!!

もう懲りちゃったかな?

たまたま 異常な蒸し暑さの中で アンラッキーでした
でも 満足々々出来て 良かったデス\(~o~)/
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セシルさん (八十路)
2012-10-08 10:30:48
いえいえ、凝りませんよ~
死にますよ!ってお説教されましたけどね!
これ位でおとなしくしている私ではありません。でも充分注意して行動します。何と言っても高齢ですからね~
私が誘ったばかりに、娘までお説教されてね、すまなかったです。
車で行けば気を失う事なかったのにね~。駐車スペースも一杯あったんです。
来年は車でご一緒しましょうか!
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もう大丈夫? (ビオレッタ)
2012-10-08 20:06:11
あの有名な巾着田の彼岸花!毎年テレビなどで観ては
行きたいな~と思うのですが、遠いな~(ここが八十路さんと違うところ)と敬遠してしまうのです。
見事な曼珠沙華の群生!たっぷりお写真で拝見できました。
でも帰り道とんでもないことでしたね!
もうすっかり大丈夫ですか?いつも御子様達ご一緒で心強いですね!お医者様のご注意があっても、性格が変わられるとも思えませんが、とにかくお気をつけてくださいね。
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