老いて、なおチャレンジ

大好きな草花と共に、余生を楽しめたらいいな~

関東大震災から90年

2013-09-02 15:47:15 | 

                 アブチロン

 

先日のブログで紹介した「やぶからし」の緑のカーテンに「いもり」と「かまきり」がやって来て暫しの間涼んでいた。

9月1日は10万余人の死者を出した未曾有の関東大震災が起きた日である。私はその5日後に生まれたので、毎年この日を迎える度に自分も同じ年を重ねているんだな!と思う。
丁度昼時、大きなお腹を抱えた母にすぐ上の姉がまとわりついて食事をねだっていた時に突然襲った物凄い地震、住まいが千葉の市川であったから直接被害に遭った訳ではないが、余震が頻繁に襲い家の中に入れず庭で夜を明かしたと言う。
死者の9割が焼死であったと言う。父は陸軍の軍医であったから東京方面から続々集まって来る負傷者の治療で長い間家に帰って来る事が出来ず、その間に生まれた私の名前を付ける事も、出生届を出す事も出来ず、届けが遅れてその当時の50銭を罰金として取られたそうだ。
母の妹(私の叔母)が日本橋の白木屋に彼と一緒にいた時この地震に遭遇し、壊滅的な状況の元乗り物もなく只管歩いて助け合いながら何日目かに千葉の私共の家に辿り着いた時姉妹は抱き合って泣いたそうだ。そして困難を克服した二人の絆は固く結ばれ結婚したのだと聞いている。
60年後には関東に再び大地震が来ると聞きながら90年経った今まだ来ていない。でもその間に関西の大地震、一昨年東北を襲った大津波、自然の猛威は後を絶たず襲って来ている。人間の力ではなす術もないけれど、あの壊滅的な状況下の東京、関西が見事復興を遂げたのは人間の偉大な力によるものである事を忘れてはいけないし誇りにも思うのである。
自然の災害を避ける事は出来ないけれど、災害に対する備えは各人で万全を期したいと思う。

9月の秋を迎えたと言うのに此処連日の暑さは何とも辛い。でももう暫くの辛抱である。数日前長女が来てくれ庭の草取りをしてくれた。2時間余掛けて秦野から駆け付けお昼を食べた後4時間ぶっ通しであの凄かった庭が殆ど綺麗になってしまった。45ℓ入りの袋に雑草や剪定した枝が8袋、私がゴミの日に出し易い様にと門の近くまで運んでくれた。有難いの一語に尽きる。若さの力と言うものは本当に凄い。と言っても長女は既に71歳、若さと言うより長女の持つ頑張り、要領の良さであろうか。
夕べは三女が私のipadの不具合を直す為「これからマラソンで行くね」と言って颯爽たる姿で駆け付けてくれた。子供達は各人が持つ得意技で私を支え続けてくれる。何とも幸せな有難い事である。


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2 コメント

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素晴らしい90歳! (ビオレッタ)
2013-09-03 20:49:42
かねがね「私関東大震災の年に生まれたのよ」とはお聞きしていましたが、
ついに90歳!お元気でこの日を迎えられて、本当にお目出度うございます。
だってただのおばあさんではないんですもの。
運転はなさる、パソコンはお手のもの、お料理はすいすいこなし、
写真はプロクラス!お花を育て、常に感謝の心で、ご一族をまとめ、
とてもとても真似の出来ることじゃありませんが、目標にはさせていただきます!

どうぞ今までどおり御元気で !!乾杯!
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ビオレッタさん (八十路)
2013-09-03 22:40:26
有難うございます。
この世に90年も生きたこと感慨無量です。大勢の方々の支えあっての今日と心から感謝しています。
ビオレッタさん褒め過ぎですよ~
穴があったら入りたいわ~
これからどれだけ生きられるか分かりませんけれど、命ある限り前向きに一日一日を大切に過ごしたいとおもっています。
どうぞ何時迄もよろしくお願い致しますね。
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