老いて、なおチャレンジ

大好きな草花と共に、余生を楽しめたらいいな~

「永遠のO] を見て!

2014-01-22 09:44:38 | 

  

庭にただ一つ咲いている椿、今満開です。

先日のブログで445さんがご覧になり感銘を受けられたという「永遠のO」の映画を私も見て来た。
結婚した当初2回くらいは夫と映画館に見に行ったことはあるけれど、それ以来約50年映画館で映画を見るという事はなかった。インターネットで検索し吉祥寺オデオンでやっている事を知り、近くはあるし数日後から連続しての外出予定があるので今日しかないと急遽出掛けることにした。インターネットでは3時から始まるのがあったからその時間に間に合うように行ったのに、3時50分からだと言う。約1時間唯待つのも嫌だから私がよく行っていた伊勢丹が3年前に閉店したその場所に行ってみた。伊勢丹と同じようなと感じたお店になっていた。見るだけと思っていたが結局2点ばかり買ってしまった。

445さんは指定席で満席と仰っていたが、ここオデオンはがらがら一番見やすい席で2時間半、何時もパソコンやテレビの小さい画面でしか見る事のなかった映画を、大きなスクリーンで臨場感溢れる大満足の映画鑑賞であった。

「永遠のO] あの辛い太平洋戦争で戦地に赴き命を失った一人の若き特攻隊員を軸とした国を思う気持ち、肉親を思う気持ち、さまざまな場面すべてに真実な思いが込められていた。特攻隊員の心の中には命を国に捧げるという愛国心は確かにあったと思う。しかし秘めた心の奥には肉親を思う切なる気持が誰しもにあったであろう。飛び立つ凛々しい姿を画面で見る度に私は胸を抉られるうな切ない気持ちになり涙を禁じ得なかった。
あの戦争で肉親の一人も失うことのなかった私ではあるけれど、この若者たちの尊い死によって今の私達があることを決して忘れてはならないと思う。
映画館を出たら外はもう真っ暗になっていた。心の中に深く重く残った「永遠のO」であった。