カラーは同じ色ばかりであったが、満足ゆくまで観賞するすることが出来た。てまりくさぎの蕾が開き始めた。蕾が大好きと先日書いたが開きだすとこれまた奇麗で素敵である。
昨日の午後、御茶ノ水にある山楽病院へ行った。長男の嫁のお母様を見舞う為であった。この方はお若い時にご主人を亡くされ、娘二人を女手一つで教師をしながら育ててこられた。ご自身もその当時難病とされていた結核に罹られ、大手術を受け幸いに治られ、その後先生として苦労を重ねられながら定年を迎えられ、長男の家族と一緒に暮らしていらっしゃる。私と同じお歳で、私が夫を亡くしてからは良く訪ねてくださり励ましていただいていた。
検査入院ということであったようだが、現在様々な病を抱えていらっしゃり、毎日検査の連続で、両手は血液検査の為に至る場所が皮下出血で紫色になり、痛々しいばかり、でも見た目にはお元気で一時間半ほどお話が出来た。今週の土曜日には4週間振りに退院なされるとのこと。「こんな体でよくこの歳まで生きられたものですよね~」と「人間って強いものですね」としみじみ仰っておられた。
その点私はお産以外入院したことがない。今は亡き父と兄が医者であった故もあるだろう。頭が痛い、眩暈がする、血圧も高い(これは歳がいってから)気分が悪いと、いろいろ娘時代から続いているがこれといった病名の付く病には罹らない。
時々入院なさるこの方に比べ、私は有難い幸せな人生であったなと昨日改めて思わずにはいられなかった。
このお母様は今後も病が完治されることは難しいようであるが、私と共に何時までもお元気で生きて頂きたいものと心から祈っている。