老いて、なおチャレンジ

大好きな草花と共に、余生を楽しめたらいいな~

心安らぐ時

2006-11-06 11:35:20 | 



嵯峨菊が満開。白・黄・えんじ色ともに綺麗である。先日見た「大覚寺嵯峨御所」の嵯峨菊は手を掛けて作られた趣のあるものであったが、自然のままの我が家の嵯峨菊も私は好きだ。


私は日本福音ルーテル市ヶ谷教会の会員である。15年前に洗礼を受けた1信徒。
昨日は一年に一回行なわれる、天に召された会員を記念する礼拝の日であった。
遺影を並べた台の前に参列した全ての人が、小さい蝋燭に灯をともし祈念しながら置いてゆく。夫は死の13時間前に病床洗礼を受け天に召された。私の姉・弟の嫁も共に夫を亡くした者同志。昨日は3人夫々の思いで共にこの記念の時を過ごした。
101歳で亡くなった夫の母はとても信心深いクリスチャンだった。その義母と25年間共に過ごした私は、重い病を得、死を前にして、もう夫には何もして上げられないと思ったとき、義母の事を思った。生前息子に洗礼を受けて欲しいと決して言わなかったけれど、心の中ではそれを願っていたのであろうと。その母の願いを今果たすのが私に出来る唯一の努めであると思った。そして牧師先生にお願いし果すことが出来、母もきっと喜んでいてくれるに違いないと!!!夫を母の待つ天国に送る事が叶い心が安らいだ。親子で残された一族を天国で見守っていてくれることを信じている。