Retrospective...

イラストレーター/ライター遠藤イヅルの困った嗜好をばらす場所

【てつどう】なぜか福生にパリ地下鉄の車両。

2009-12-16 | てつどう。




実家は東京都下の福生(ふっさ)市にあります。

米軍横田基地で有名な街ですね。
日米安保が崩壊して、もし米軍が撤退したらこの街はどうなるのかな...
アメリカのロードサイドみたいな景色も消えてしまうのだろうか?
なんて思う毎日です。


ところで、今日の話。


福生にパリの旧い地下鉄車両が置いてあるという話は以前から
とあるサイトで知っていて、
いつか見に行こう、行こう、行かなくちゃと思ってはや数年...。
でもついに、先日思い切って行ってきました。

地元ですから、そのサイトの情報から所在は簡単に割り出せたので、
車両が置いてある場所もすぐに見つかりました。




おお、あった...これだ...。




「スプラグ.トムソン(SPRAGUE-THOMSON)」と呼ばれる旧型電車ですね、間違いないようです。
1910年前後に作られた車両だと思いますので、ざっと100年もの!
台車もなく車体もだいぶ短くカットされた状態のようですが、
でも、地元でこれが見られるとは...感激です。




2006年、RATP(エラテペ)の103系とも言われる?MF67型と並ぶスプラグ・トムソン...。
って、すごい光景...そう、まだあるんですね、これ!

しかも動態保存車!ときおり運転されているようですね。
乗りに行きたい!
東京で言うなら、銀座線の開業時の車両が動く状態で保存されていて、
しかも実際の路線を走るような感じですから、すごいことです。




これが銀座線最初の電車、1000形。1927年製。パリの初期メトロはこれよりさらに古いのですね。




>>これって育英高専にあった車両だそうです。
育英にメトロが食堂?として置いてあった話は、
学生時代に育英出身の友人(たべうさぎさん)から聞いていました。


>>ちなみに周囲は福生でも残り少なくなった米軍ハウス。
日本的ではない独特の雰囲気の中になぜか置いてあるパリメトロ。
なんとも不思議な光景でした。
コメント (3)
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