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イラストレーター/ライター遠藤イヅルの困った嗜好をばらす場所

【セダン蒐集癖】Vol.265 最後の3ケタ数字ボルボ ボルボ850

2011-04-04 | セダン蒐集癖。
ie実家は、むかしボルボに乗っていました。緑色のボルボ144GLでした。

ieが小学校3年くらいのときでした。
無論クルマ馬鹿だった自分には、衝撃的なクルマでしたね。子供心に理解できました。
オヤジも、その堅牢なボディ、しっかりした作りをいつも褒めていたように思います。



144GL


ボルボといえば丸っこいアマゾン(120)のあと登場したこの140/160シリーズは、
その後継...というかブラッシュアップモデルの240シリーズに引き継がれ、
実に20年近く...140シリーズから240シリーズを合計したら27年もの長きにわたり製造され、、
「ボルボは四角くて6ライト、切り立った顔」というイメージを確固たるものとしました。


その240シリーズの後継が、850シリーズです。
2桁目が語るように5気筒エンジンで登場した850は、それまでのFRではなく、
エンジン横置きのFWDレイアウトとなりました。






でも全体的には堅牢なイメージの四角いボディ、切り立った顔、そしてキャビンが、
まごうことない「ボルボ」のイメージを物語っていましたねえ。


850はこのセダンのほかにも、240でも成功したワゴンボディを持ち、
どちらかというと「ワゴンのボルボ」のイメージが強いだけに、この850も
ワゴンのほうが断然売れたのでは無いでしょうか。
縦長のランプと垂直のテールデザインは、多数の追随デザインを生みました。


850は1991年ころの登場。全然古くないですねえ(感心)。
で、6年後の1997年、ボルボ全体の車種名称変更を受け、内外装の小変更などを行い
S70(セダン)/V70(ワゴン)にビッグ・マイナーチェンジ。
それでもデザインは基本的には850のままなんで、
四角いボルボって感じがありました。


で、このあとS70/V70は2000年くらいに2代めにスイッチ、この際、セダンはS60に改称、
それまでの四角いレンガ見たいなデザインから、クーペルックに姿を変えました。
いやこれはこれでかっこいいんだけどね...。
ボルボは四角いほうがいいって思ってる方多いと思うんですよね。
そう思うと、850と初代S70/V70 って、最後の「四角いボルボ」なんだなって思います。


何しろ最新のS60はこうだから...
いや、デザイン的には超好みなんです、はっきりいって。かっこいい。
でもね。。。これはボルボなんだろか(汗
乗れば間違いなく、ボルボなんでしょうけれどもねー。







>>ちなみに144時代と240時代の初期は、2桁目シリンダー数、1桁目がドアの数だったので、
240ははじめのころ「244」て名前でした。

>>なのでこの法則をあてはめ続けたならば、850セダンは854、ワゴンは855になっていたはずですね。

>>なおこの個体は、最終限定モデルのクラシックでした。そういえば240にもクラシックってあったなあ。最後に。

コメント (15)
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