Retrospective...

イラストレーター/ライター遠藤イヅルの困った嗜好をばらす場所

トリノにちなんで

2006-02-15 | くるま。
期待以上にメダルの獲得がままならない、
残念なトリノオリンピックも開会式からそろそろ1週間。
開会式はえんえんと流れていた割には結構見てしまったwのですが、
やはり注目は各国のユニフォーム。

で、結論から言えば.......











さすが、おフランス


黒?紺?のピーコートに
白のボトムス、アイボリーの帽子とロングマフラー......

かっこいい!






それに比べて我が日本は.......




う、宇宙服!?

し、しかもキャップ........-_-


実際、あの「JAPAN」と大書されたあのキャップ、
入場の時かぶってる選手は少なかった...恥ずかしいですもんねえ...。






閑話休題。
今日は「トリノ」の名前を冠したクルマのお話。

まずは、比較的有名な「トリノ」、フォード・トリノ。

1960年代に登場したコンパクトカー・フォードファルコン(ったってちっとも小さくないW)は、
1970年に入ってインターミディエイト(中級)クラスに進化、
バリエーションは下からファルコン、伝統のフェアレーン500、そしてトリノとなりました。
翌1971年にはファルコン・フェアレーンの名前が消えトリノのみとなり、
その後上級版のグラン・トリノなどを追加するなどして1976年まで製造されました。


で、もひとつ。
それが「ルノー・トリノ」

え!これルノーなのw

といってもご覧の通り本国ルノーとは縁も縁もないクルマです。

アルゼンチンでクルマを製造していた「IKA」という会社が
1968年にルノー公団と合併して「IKAルノー」となり、
IKAルノーはR4/R6/R12をライセンス生産するようになりました。
で、このルノー・トリノ、
IKAで以前から売っていた「トリノ」に「ルノー」という名前がついただけのクルマです。


トリノの出自は1964年登場のランブラー・アメリカンというアメリカ車を
IKAが1966年からライセンス生産していたもの。

とはいえ独自の改良点も行われており、
これなんとピニンファリーナのデザインなんです。
内装もイタリアンGTの文法どおりに、
切り立った木目パネルにメータが埋め込まれていました。

なおエンジンはジープ用の直6 3.8L/3Lでこれまたルノーとはほど遠いスペックWでした。

ちなみに、IKAルノーはその後「ルノー・アルヘンティーナ」になり、現在でも続いております。




>>しかしまあ...ルノーにもまだいろいろありますねえ。
ルノーの名前は無くても、事実上R12のパイロットモデルである
ブラジルフォード・コルセルはメカ的にはR12そのままだし、
ルノー12を引き継いで生産されたルーマニアの
ダシア(ダキア)1300/1310はこれまたR12そのまま....

>>まあ、ルノーは国際企業ですものね^^
コメント (6)
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