Retrospective...

イラストレーター/ライター遠藤イヅルの困った嗜好をばらす場所

出雲、YS、はまかぜ(7)

2006-02-14 | できごと。
いよいよ帰路につくワタシ...
でもただでは帰りませんぜ!
下関から山陽線、新幹線で帰ればいいものを...



ウホッ、わざわざ山陰まわり。

下関からまずは長門市へ

長門市にて。更新車のキハ47×2。

長門市からも延々日本沿いを進みます。

冬の日本海の色はいつもながらの重々しさ。
でも、僕は大好きだったりします。

だけど車両は益田まで2時間くらいの間、またレールバスそのまんまのキハ120......
トイレ無し、ロングシート。非道いよJR(泣


「いそかぜ」が無きいま、下関~益田間の列車はなんと普通列車のみになってしまいました。
有名な「」の街すらも、いまやこのキハ120がやってくるだけ。
萩は高速道路からのアクセスが良いわけでも無いですし、まだまだ鉄道の優位性は
あると思うんだけどなあ...
でも主要幹線たる山陰本線が1~2時間に一本のワンマン単行で事足りてしまう事も
また現実なのですね。
とはいえ、ビジネス客、観光客もたしかに乗っていました。わずかながらも。
彼らのためにも、特急列車の復活を望みたいです。


寝まくって我慢(笑)の区間も終わり、益田へ到着です。

ここから浜田までは、JR西日本のジマンの?新車・キハ126系
左奥のが乗ってきたキハ120。

車内は転換こそしないがピッチの広いクロスシートで快適。
せっかくの車両なんだから長門市~益田で使ってよ(泣


浜田に近づくにつれ街の気配がしてきました。
そんな中車窓に飛び込んできた小学校!

す.......すげえええ!いいなあ♪


浜田では時間があったので駅の外へ...
駅前にはタクシーがいっぱいいたのだけどその中に


いたっ!ルーチェのタクシー!

このくるま、ガンディーニがデザインした(らしい)コスモ/ルーチェの4ドア版とボディ同じです。
あ、ちなみに正式名称は「マツダカスタムキャブ」で、ルーチェじゃないんです~^^


そして浜田から鳥取までは特急「スーパーまつかぜ」で移動です。

あっというまに鳥取
(とはいえ3時間以上かかるけど)。
このキハ187系、すごく速い。
カーブに合わせて車体を傾斜させる「振り子式」気動車なのです。これ。
そういえば「まつかぜ」は昔は
大阪~博多を山陰まわりで結ぶというすごい列車だったんですよね...懐かしいなあ。


鳥取から浜坂まではキハ33。

うーん、嬉しいね、初乗車♪
このキハ33、なんともと客車です。
余った50系客車にエンジン乗っけて気動車にしちゃったもの。マニアック~。
新製コスト削減のために作られたのだけど、思いの外改造にお金がかかるんで
結局2両で終わっちゃった悲運?の形式です。


そして浜坂着。
ここから、今回の3つの目標のうちのひとつ「はまかぜ」に乗ります。
先日、自分の記事でキハ181系のこと書いたら無性に乗りたくなって...
旅程に組み込んでしまったのです。


浜坂ではわずか2分乗り換え、写真を撮る暇もろくに無し。


いよいよ出発。
期待した500馬力のサウンドも、意外なほど静粛性に優れた車内ではほとんど
感じることが出来ません。
もとより山陰区間でスピードも出せませんし...
加速もポイント通過などのためにフル加速も出来てません。
うーん、こりゃ山陽区間(姫路から先)に期待するしかないかな。

車両は7両、でもガラガラ。

これまた古い車内見付です。
へたってしまって、まともな座り心地を失ったシートが残念。


でも途中城崎温泉でどーんと乗ってきて、ほぼ満席になりました。
だけど....自分の後ろに陣取ったおばさまたちが姫路まで喋りっぱなしで(笑


そして播但線を走りきり、いよいよ山陽区間です。
姫路で方向転換、山陽本線の外線を力一杯走ります。
加速は今となってはもうさっき乗ったキハ187系などに比べるべくもないほど遅いのですが、
これでも昔は驚かされたもんです。
その精一杯の加速をみせて、120キロまで辿り着けば、あとは爆走です。
ターボサウンドはイマイチしませんでしたが、ディーゼル・エンジンの叫びは
たしかに車内に低く響いています。
すっかり真っ暗になった車窓ですが、
いまたしかに電化区間を181系が激走していることを感じて嬉しくなりました。



姫路から頑張ること1時間7分、定刻に大阪駅11番線にはまかぜ6号は入線しました。
この3分後には新快速が到着します。姫路を11分あとに出たはずの...^^;



>>このあと新大阪からのぞみで帰宅。
あっというまの駆け足旅行、これにて終了です~
最後までご覧頂き有難うございましたm(_ _)m
コメント (34)
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