Retrospective...

イラストレーター/ライター遠藤イヅルの困った嗜好をばらす場所

見事、江戸の街

2005-09-02 | 江戸時代に憧れる。
僕が江戸時代に憧れるもののひとつに、街の統一感があります。

江戸の市街は17世紀末には約44万平方メートルの規模があったといいます。
同じ頃、欧州いちの都市ローマは約15万平方メートル、
ロンドンは約9万平方メートル、パリは約6万平方メートルだったそうですよ。



江戸の市街地における緑の比率も世界一だったそうですから
すべてが建物だったわけではないにせよ、ほとんど同じような造り方の
建物がその規模で並んでいたのですから、ドキドキします。
僕ってヘン?


ということで、幕末の愛宕山(あたごやま)からの江戸大俯瞰をご覧下さい
(クリックすると、かなり大きな画像が出ます)。
見事な都市景観です。










>>火事や地震への対応を考えると決して強く理想的ではない日本家屋ですが、
もし、耐震・耐火の技術が
「この江戸の時代の姿をとどめるために」
使われていたとしたら、日本はもっと美しい街であったかもしれません。

>>それにしても、この写真を見たときは鳥肌が立ちました。
時代劇や映画で、そしてセットで見たことあるものではない
「ホンモノ」の江戸の景観のもつ凄さに、です。
たしかにこの写真を撮ったこの瞬間、江戸表の人々は普通に暮らしていたんですものね...。

「写真」の持つチカラの凄さを再確認しました。

コメント (7)
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