＜3代目＞ステップワゴンに思う

久しぶりにクルマ批評します。

ステップワゴン、どう思いますか？
今までのボクシーさを一切捨てた、ホンダらしい変身ぶり。
低床ピープルムーバーというコンセプトは、いいと思うのですが。

でも、まず外観デザインは今一歩な気が。
あのサイドに入ったナナメライン、ボディデザインに合っていないし、
まず角度、形状ともに見ていて「しっくりこない」。

シートに関してはケツセンサーに記事アップしました。
正直なところ、座っていたいとは思えなかった。
初代・2代目の「あまりにひどい」シートよりは良くはなっているのだけれど...。

ダッシュボードは、たしかに斬新。でもメーターナセル界隈にしろ、どことなく
デザインが煩雑。視界に入ってきます。ちょっとイヤ。

それとフローリング床、リビングみたいなルーフ窓などの
目新しいことが話題になっていますが、ほんと良くいろいろ思いつくし、
それを実行に移したと思います。

でも、なんかしっくりこない（笑

もはや、かつてのようにクルマの基本性能自体が問われるようなクルマは無く、
すべて底上げがされて「何を買ってもちゃんと走る」時代になって久しい。
でもそれがゆえに、どうも行き詰まり感があります。
ここまで目新しさを盛り込んでも、きっと最近のクルマのことだから半年もすれば
大幅に販売台数が落ちてしまうのでしょう。

そして。
相変わらず、これこそ！というクルマ、そうだよソレソレ！
というモデルチェンジにはならなかった。

安価車でありながらも、基本に忠実で、やたらめったら真面目に作られているであろう
ダシア　ロガンの方がステップワゴンよりは良いクルマだろう、
と思うのは飛躍しすぎではありますが（爆）、
良いクルマ、の基準が相変わらず装備や、見た目の快適さに重点が置かれているのでは
20年前から日本車は進化してないって思ってしまうのです。

国産車の絶対性能や安全性、目に見えるスペックは確かに最新モデルはスゴイ。
でも、きっと20年前のルノー・エスパスの方が乗り心地やシートは良いし、
それこそ一日走っても疲れないでしょう。
だから、たとえばこのエスパスに現在の安全性や快適装備、パワーなどがあったら
それこそ理想（まさにエスパス4はそんな一台！）なのですね。

だから、誤解を恐れずに書けば、もし日産でもトヨタでも、
例えばエスパス並みのシートや快適性があって、さらにはハイブリッドだったりすれば、
日本車を買ってもいいと思っています。
軽規格でサンクやルーテシアのシート並みが付いていれば、全然買ってもいいです。
いや寧ろもう一台候補に欲しい。それでもう一台はアルピーヌを（以下略

でも、そういうのが無いんです。

そう、無いから、僕は仏車に乗ってるんです。

話がズレちゃった（汗



また、いつかのマークＸ論争みたいになってしまいそうだけど、
でもこの思いに変化はありません。
価値観の違いって片づけてしまえばそれまでなのですけど、
でも、このままで良いとは思えないのです。
だから僕は日本の片隅で訴え続けたい（ちょっとオオゲサ）。

こんなことばかり書いてると、
なんだか、JIJIさんじゃないけどまた敵を増やしてしまいそうですね（汗びっしょり。

>>でも、ステップワゴンを見ていろいろ思ったのは事実です。
「何のためのモデルチェンジなのか」
「日本のユーザーはクルマに何を求めているのか」
「ここまでいろいろ差別化しないといけないのか」
「なんでシートは良くならないのか」
そして、「クルマは何処へ向かうのか」...って...。

>>写真はロガン。やべぇ。かっこよすぎ（←ヘン？