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Retrospective...

イラストレーター/ライター遠藤イヅルの困った嗜好をばらす場所

【シトロエンな話】日本に1台の正規C4ピカソ。

2010-01-17 | シトロエンな話。
またまたシトロエンの話が続きます。


先日所用があって青山方面に向かったのでオーバルビルにあるシトロエン青山に立ち寄り。


そしたら、すごいC4ピカソを見つけてしまいました...。



















ばばーん







...お気づきになりましたか!?


そう、これは正規ディーラーにいるはずのない仕様のピカソなのです!!



その「違い」とは、ie的に見過ごせない要素...









黒いバンパーモ~ル(大山のぶ代風に)



C4ピカソは正規に関しては日本導入以来、ロワグレードのSX(現在は輸入なし)でも
バンパーやサイドモールはボディカラーと一緒なので、
ieが大好きな「本国仕様の黒モール版」は正規では買えない
(並行業者さんでもたぶん注文しないと買えないのでは?)ので、
正直、たまりません(感動



ではなんでこの黒いモールのピカソが日本にいるのか?ということなのですが、
どうもたまに欧州車にある「仕様違いで日本に来ちゃった」1台らしく...
ゆえに「日本に1台」なわけですね。
現行ピカソにはしかもSXはないので、なお貴重です。
SXだとリアのエアサスもなくて個人的には買うならこっちがいいんですが
現行のBMW製1.6Lターボと組み合わせているSXがこれだけ...かと思うと
ますます欲しくなったりしちゃって...買えないですが...(涙



この前かがみの姿勢がフランス車っぽくてたまらん



で、シトロエン青山・世田谷ではこの黒モールピカソを「フィールドエディション」と称して、
ルーフキャリアやラバー製フロアマットなどをつけて、
この面積の大きな「黒いモール」を、RV調に解釈してもらおうという仕様で販売してるようです。


なかなかうまい考えですね(^^;


>>ということで、宣伝みたいになってますが、日本に一台、とか、正規仕様違い、とかの
ことばに弱い方にはおすすめ...
........って、それもろにieじゃないですか(爆

>>このフィールドエディション、価格も350万位するものが306万!
ローン金利も低いのでいまがチャンスかもです。
コメント (9)
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【シトロエンな話】拾った画像でシトロエンLN/LNA/VISA/C15/AXELまつり。

2010-01-15 | シトロエンな話。



シトロエンの話続きですみません。


ご好評いただいております、「まつり」シリーズですが、
今日はAXより前のPSA系小型車をお送りいたします...。




1970年代初頭に経営危機に陥ったシトロエンはプジョーに救済されたのですが、
その合併の「象徴」ともいえる車がLNでした。


1972年にルノー5、プジョー104が登場して、
フランスのモータリゼーションにもモダンな小型実用車の需要が確実に増えていた中で、
シトロエンは、1970年代ですでに旧態化していた2CV系(Ami、ディアーヌなど)しか
バリエーションになかったため、R5と104の好評を横目に見ているしかなったのです。


そんな中、1974年、前述の通りプジョーと合併したシトロエンは、
翌1975年、104クーペをベースにした新型車、LNを発表します。




これがベースになった104(セダン)です。
ピニンファリーナのデザインがすっきりしていてgood。
実際のLNのもとになったのは、これの2ドア版たるクーペでした。







で、これがLN。ベースの104クーペがハッチボディだったので、LN系もハッチ。



ですが、LNは急遽開発された車だったので、
エンジンこそ「シトロエンのソウル」のような2CV系フラットツインであったものの、
外観はグリルなどを除きほぼ104クーペのままで、
当時はシトロエンはこれから独自性を失ってしまうのではないか、と危惧されたそうです
(これは正直今でも言われ続けていることですが...)。



ですがLNは2CV系エンジンの持って生まれた類まれなる経済性とタフネス、
そしてプジョーの素性の良いボディ設計がかみ合って好評を博し、
1978年、エンジンを602ccから652ccへアップしたLNAに進化します。



その後、LNAは元来のベース車のエンジンだった104の水冷4気筒1.1Lも搭載され、
AXが登場したあとの1986年前後までラインナップされていました。
そういえばフランス行くとLN系ってやたら走っている印象があります...。
それだけ売れたってことですよね。





末期のLNA、11RE。BXなどのようなグレード名に萌え。



ieは2CV系のフラットツインが大好きなので、このLNA、並行輸入してでも
日本で乗りたい1台です。
この国ではレアということもありますが、
それ以上に、ブラジルで販売されていたフラット4搭載のVWゴルと同様、
近代的な箱型車体にクラシカルな空冷(しかもLN系は2気筒!)という
組み合わせに萌え萌えなのでございまして(^^;;



うーん、シンプルの極み!かっこいい!
ちなみにトップ画像はLNのダッシュです。内装もさっぱりしていて最高なのだ!




さすがにLN系のままでは自らの血脈...独自性が失われるとシトロエン自身が思ったのか、
LNのデビューから3年後、LNAのデビューの年に登場したのがVISA(ヴィザ)です。





VISAは2CV・ディアーヌの後継に属するポジションに位置するクルマで、
微妙にLN系とすみ分けてあります(VISAのほうが上。)
そのため、エンジンは2CV系のフラットツインを搭載したグレードだけでなく、
プジョー製水冷L4の1.1Lが搭載されたモデルが最初から用意されていました。



でも、VISAは、彼らがLNで内外装に手を出せなかった鬱憤を晴らすかのように、
見事なまでに「シトロエンここにあり!どうだッ!」という内外装を持って登場しました。


ご覧の通り、猫背でビッグキャビンのプロフィール、後輪のスパッツなどは
見るからにシトロエンであることを主張しています。





VISAは、1982年にフラットツイン搭載車が姿を消すのと同時に大がかりなマイチェンを行い「VISA II」となりますが、
それまでの初期型は「ブタ顔」と呼ばれるなんとも愛嬌あふれるブサ可愛いフェイス。見てこれ...かわいいなあ...(*^v^*





で、これがマイチェン後のVISA IIです。日本ではおなじみの顔?




 

大真面目にこういうデザインで、傑作車2CVの後継に位置するという
大事なポジションで売るべきクルマを出してくるシトロエン(というかフランス車)が大好きですw



内装も相当なもので、GS、CXでも使用されていたサテライトスイッチを「これでもか!」と採用、
ハザードなどのスイッチがステアリングの向こうにあるという突飛さ、ゴーグルのようなメータ、
姉貴分のGS・GSAの内装同様に、どうしてこういうデザインにしちゃうんだろう、
と極東に住む我々には頭に「?」がいっぱい浮かんでしまうほどに「キてます」よねw






ところで、シトロエンは現在WRCに参戦するなど、スポーツイメージも結構ありますが、
そのイメージ付けを最初に行ったのはよく知られて日本でも販売台数を伸ばしたBXのGTiではなく、
実はこのVISAなのが面白いです
(GSにもXシリーズなどスポーティモデルはあったのですが、
若々しいスポーツイメージを植え付けたのはこのVISAなのではないでしょうか)。


シトロエンは、ゴルフGTiの登場に端を発する「コンパクトスポーツハッチ」ブームにのって、
1982年、「VISA GT」を追加します。




GTは80馬力を発生する1.4Lツインキャブエンジンを搭載、スポイラーなどで外観を武装して
シトロエンらしからぬ一台登場!と、話題になりました。
なお、GTはVISA唯一の日本への正規輸入車でした。


ちなみに、VISAにも「GTi」が存在します。
なんと205GTiの1.6L(115ps)を搭載した「VISA GTi」がそれです。


外観は丸目4灯でとてもスポーティ...あのブタ顔VISAとはもはや別のクルマですね。
これはこれで凄くかっこいい...。






さらに、シトロエンの初物としてのVISAの顔がもうひとつあります。

シトロエンのグループBといえば「BX4TC」が真っ先に思い出されますが、
実はこれまたVISAがシトロエン最初のグループBのベース車でした。

それが、「クロノ」( Chrono )と、「ミルピスト」( Mille Pistes ) です。
エンジンはGTのツインキャブエンジンをさらにチューンして市販型では93馬力を発揮。
ミルピストに至っては駆動方式がパートタイム4WDでした。



これはクロノ。



そして。
LNAに続いてこのVISAも、後継のAXが登場したことで生産を1988年に中止。
ですが、2005年までVISAの血統を持つクルマが新車で買えました。
ピーンと来た方も多いかと思いますが、それが商用車の「C15」です。




C15は、ズバリ、ご覧の通り前ドアから後ろをフルゴネットボディ(AK/AZUっぽい)にしたVISAです。




内装はさすがにサテライトスイッチは持たないものの、時期によってはシトロエンらしい1本スポークのステアリングを持ち、
VISAっぽい「窓の下に張り付いたような」奥行きのないダッシュボードを持ちます。





これも並行輸入してでも日本で乗りたい1台ですねえ。

ちなみにエンジンは「C15E」が1.1Lガソリン、C15Dが1.9Lのディーゼル。
さすがにもし並行で入れても日本では前者しか乗れないでしょうが、それでも魅力的。
エクスプレスと同じ、小型車ベースのフルゴネットですから、
VISAで絶賛された乗り心地、直進性などを持っているのでしょうね。
こんなクルマで仕事が出来る欧州の方々がうらやましいー!



そして最後は、シトロエン アクセル(AXEL)です。

なんだこれ?な一台なのですが、これ、ルーマニアでシトロエンが製造していた「オルツイット(OLTCIT)」というメーカーのクルマなのです。
東欧の安い労働力に目を付けた一種の戦略車種でした。






基本コンポーネンツはフラットツイン、GS系のフラット4の空冷エンジンを
VISAをベースにしたシャーシに搭載。
ボディは3ドアハッチであるものの、外観はクーペ調でなかなかスタイリッシュ。
リアのスパッツ、猫背スタイルがシトロエンぽいのがステキです。


で、内装はまたまた「シトロエン設計」でないとありえない造形!
VISAよりも洗練されたこのダッシュボードを見よ!







そしてマークが面白い...「OLT(ルーマニアのオルト地方)」と「CIT(シトロエン)」の社名の通り、
オーと歯車の片方というシュールなデザインw




このアクセル、シトロエンバッジでも売られましたが、クオリティが低く
価格が低かったのに成功しなかったそうな...(とほほ




>>長文ですみません(大汗

>>ちなみに、プジョー104ベースで開発されたLNですが、
そのデビュー前にはシトロエンが独自のモデルを開発していたそうです。
それが「プロトタイプY」。
なんでも当時提携関係にあったフィアットの、127のシャーシをベースにしていたそうで。
どんなクルマだったのでしょうね、とても気になります。
結局PSAグループを形成せずとも、2CV後継車は何にせよ
独自シャーシでは出さなかったということなのですねえ。
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【シトロエンな話】シトロエンHバンの小さい版、その名は「Gバン」。

2010-01-13 | シトロエンな話。




シトロエンのバン・トラックといえば、別名アラレちゃんトラックの「HY」が有名ですよね。
俗に「Hバン・Hトラック(H=アッシュと読む)」と呼ばれているものです
(発売後期には単に排気量だけで呼ばれていましたが)。






Hバンはトラクシオンアバンのコンポーネンツを使用した
今見ても画期的なFFの多目的貨物自動車です。
その車体は幅広く特徴的で、長さはFFゆえホイールベースの長さは自由に変えられるので
さまざまな車体長のバリエーションが作られました。




で、このHバン、登場はなんと1947年で、実は2CVよりも古いのですが、
実はこのクルマの登場した翌年の1948年、
2CVのフラットツインエンジン(ただし475ccに拡大)を流用したバンが登場していました。

それが、「Gバン」(Gパンじゃないよw)と呼ばれる、小さなバンです。


2CVのバンといえばAZU/AKシリーズが思い出されますが、Gバンはこんな外観でした...。















どひゃああ、まんま小さなアッシュなのです!

全長3.4mはまさに軽自動車サイズですが幅は5ナンバー幅一杯程度あるので、
サブロクサイズ(畳)の板平積みで入る荷物室の長さを実現!
強烈に低い床面なのもとても使いやすそうです!


人物との対比を見ても分かるとおり、サイズもとても小さい。
アッシュがかなり大きな車なので、この小ささはとっても新鮮に目に写ります!


エンジンはコンパクトで補機類もなく、経済的で壊れない2CVのフラットツインが
座席下に縦置きに置かれています。
最小限の部品点数、排気量で最大の仕事をする...このコンセプトってまんま2CVなのですけれども、
それもそのはず、このGバンは2CVの生みの親、アンドレ・ルフェーブルがまさに関わっているそうなのです!



結果として残念ながらこのGバンは発売はされず、
2CVをベースにした小さな貨物車はAZU/AKシリーズで結実することになりますが、
さすがシトロエン、小型貨物車でもすでに独創性の塊!
このコンセプトで現代のテクノロジーで「この外観のままで」
作って欲しい...ですよねー。



>>正直、このクルマが発売されていたならば、
アッシュ同様にシトロエンらしさとかわいらしさと実用性を兼ねそろえた
素晴らしく魅力的な1台だったことでしょう。


>>残念ながらアッシュは大きすぎるんですよね...
商売をするには最高のクルマなのですが。
なので、ieには、このGバンはサイズといい、メカニカル的な要素といい、魅力的過ぎるんです...(^^;

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【シトロエンな話】DS、空を飛ぶ。 (動画を追加しました)

2010-01-11 | シトロエンな話。
映画のことは正直詳しくないのですが、フランス車・シトロエン乗りとして好きな映画があります。


それが、1960年代中葉に作られた、「怪盗ファントマ」の3部作。
邦題は「ファントマ危機脱出」「ファントマ電光石火」「ファントマミサイル作戦」です。





青っぽいゴム製のマスクを被り、
スパイ映画真っ青な小型潜水艦やさまざまなメカ小道具、
さらには化学兵器などで世界征服をたくらむ?謎の怪人ファントマ。

壮大な組織も無く、世界中にアジトがあるといった感じでもないし、
犯罪計画は緻密なんだか大雑把なんだかわからないですが、
ルパンのような心やさしき怪盗ではなく、人を殺したり、
変装が得意なので他人になりすまして大犯罪を行って本人に汚名をかぶせたり、
主人公の恋人も盗んでしまおうとしたりと、基本的にはワルイヤツです。


それに立ち向かうのが、新聞記者のファンドールと、
なぜかいつもほぼノーブラで胸ポッチ炸裂で妙にセクシーな
主人公の同僚(で恋人)、エレール(ミレーヌ・ドモンジョ。45年以上たった今見ても超キレイ)。
そしてTAXIシリーズなどと同じく、「出来の悪い警察」を地で行って
作品をコメディに仕立てる(主人公はやたらまじめでクールな2枚目なのでw)
ジューヴ警視とその部下たち。





1960年代が夢見ていた「来なかった未来」感も炸裂。
この時代が好きな人にも必見です。

ちなみに上の写真の真ん中の女は、ファントマが殺した伯爵の元夫人でなぜか、ファントマの部下として研究をしていました。
でもファントマが主人公ファンドールの彼女・エレーヌに恋をしかけたところを
ファンドールがこの夫人にこっそりそのことを教えます。
で、その礼だかなんだかで、ファンドールとエレーヌをファントマのアジトから逃がしてくれる...。
というなんとも愛憎入りまじりの役...なのに1作目以降出てこないw


で、この映画、1960年代半ばのパリがよく出てきます。
フランス車もいっぱい。
とはいえ車種は少ない時代なので、シトローエンは2CV、DS、Hトラック、
ルノーはドーフィンばかり、わずかにR8。プジョーは304、404あたりが出てきます。
でも忘れちゃいけない、この時代にはフランス車にはシムカもあるのだ!
シムカは1960年代はそれなりに台数も売っていたメーカーなので、
映像にも1000、1300などが頻繁に出てきます。




1作目から。プジョー404の後ろのタクシーは主人公をとらえるためにファントマが用意したと思われる、シムカ・ヴデット。
思い切りアメリカンなデザイン。
この写真だけでもR4、2CV、ソレックスらしきバイク、H、エスタフェも確認できますね。



ところでこのシムカ・ヴデット(エンジンはなんと2.3リッターV8!)は、
1作目でファンドールとエレーヌの逃亡用に夫人が用意した車、としても登場します。
劇中のシムカ・ヴデットは、アメ車風にトランクにスペアタイヤカバーを背負った「プレジダンス」という仕様です。
シムカ・ヴデットが好きなのか!?ファントマ一味...(^^;



外観がここまでアメリカンなのは理由があって、
アリアーヌ/ヴデットは、もとはといえばフォード・フランスの流れを汲むシムカ・バデッドというモデルだったゆえ。



でもやはり最大の見ものはDSです。
頻繁に重要な場面に出てきます。




ファントマを追いかけるために乗り込んだDS。
かなり初期型の特徴、Bピラーのマーカーランプ、
別体デザインの赤いウインカーナセルが確認できます。すごい!



そしてファントマといえば、2作目エンディングでファントマが逃げるためにDSが空を飛ぶシーン!







どう考えてもその翼は格納できないし、その貧相なジェットじゃ飛ばないよ!
ってツッコミたくなりますけど、
でもDSだったら飛びそうな感じがしますよね、というか、この役はDS以外考えられないです(^^;

2作目は1965年なので、DSも丸目2灯ながらバンパーの形状などが変わっています。
この時点でデビュー10年後。だけど、きっとこのときでも少しも古くなっていなかったのでしょうね。






>>ちなみにファントマは、もとは1911年に出た小説だったそうで、
犯罪を扱った「暗黒叢書」というジャンルの先駆けにもなった作品だとのこと。
無声映画としても5本作成され、「ファントマ」三部作は原作つきだったのでした。
知らなかったなあ。




>>無声映画時代のポスター。殺人王、犯罪王などの名前を持ってパリを恐怖に陥れたという
ファントマの怖さを醸し出していますね。
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【シトロエンな話】素のピカソとか、少しだけ本国シトロエン考

2009-07-15 | シトロエンな話。
日本に入ってくるフランス車の、どちらかというとベースグレードに近いモデルに興味津津のieです。

古くはサンクのファイブやGL、GTSなど、
ZXなら、クラブとか。
最近ならルーテシア2の1.2や1.4、メガーヌやクサラ・C4の1.6Lモデル。...などなど、
ベーシック~中堅グレードならではの軽快感や「らしさ」にあふれてて、それもまた魅力哉。


まあそういうieのC5は、本国だったら装備満艦飾の上位グレードなのですけどもねぇ。



で、そんな折(どんな折だw)、久しぶりに本国のシトロエンサイトを覗いたら、
そんな「素っ気ない」クルマの写真を見つけてしまったのでした。


どうやら広告から察するに
よくある「お買い得車」的なもののようなのですが、
日本ではかなりの高級装備を標準で持つC4ピカソ(本国ではグランC4ピカソ)も、
素になるとこんなステキな外観に...(涙




どひゃああ。黒い。バンパーが派手に黒いwww





で、もう一台のピカソ、ie的に欲しい5places(座席)ピカソは、これもまた魅力的なり...。



引きしまったサイドモール。必要最小限とはいえ角を守るぞ!な黒モールバンパー。

うーん、ie、やはり黒モールが大好きなようです(汗




ということで、もう少しサイト見て遊ぶことにしましょう。

日本に未導入が多いのは外国車の常ですが、シトロエン・プジョー(PSA)には
もったいないなあ、日本で売ってクダサーイ!って車種が結構多いです。



なんで持ってこないの?の最右翼、C3ピカソ。
そうなんです、C3にもピカソがあるのです!



サイズも適当な感じだし、内外のデザインもなかなかいい。「ギア」っぽい感じも魅力的だなあ。



次が、ネモ。



カクレクマノミでも、エウーゴのMSでもないですw

トルコで製造される商用車で、ベルランゴの下位に属します。
以前あったVISAベースの商用車、C15の後継的な位置づけでしょうか。
ちなみにPSAでの兄弟車であることはもちろんのこと、FIAT版もあります。
シトロエンはNemo(ネモ)、プジョーはBipper(ビッパー)、
でフィアットはFiorino(フィオリーノ)と言うらしい。

これかっこいいなあ。
なんでこんなに鼻が長いんだ?という疑問はあれど、
働く車ぽいし、黒モール全開だしw
次のカングーがでかくなってしまうので、このサイズは日本でも売れないのかな?


ちなみにこれがC15。前半部はほとんどVISA。



なおベルランゴもフルチェンジして二代めに!
昨今のシトロエンファミリーフェイスになっていた!
知らなかった。ずいぶん高級感があるもんだ...。
これも幅がだいぶあるように見えます。
でも素直にかっこいいな。
スバルっぽい感じもする...。






で、初代ベルランゴもちゃんと?併売中。


新型も洗練されていていいが、旧型もかっこいい。道具って感じ炸裂。
なお名前はベルランゴ・ファーストなる名前になってるようです。


最後に...C2もフェイスリフトしてた。


これはマイチェン前のほうが...いいなあ。
カクカクのウインドウグラフィックスとかに、丸めデザインのバンパー合わない~。


>>商用ではジャンピーもジャンパーもすごい形になってたんですけど割愛...
またの機会に(^^;
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【シトロエンな話】シトロエン新型C3デビュー

2009-06-30 | シトロエンな話。
日本ではすでに販売が終了している(涙)シトロエンC(セ・トロワ)ですが、
本国、そして欧州とはじめとした世界各国ではむろん販売されていました。
丸い屋根、シンプルなメーターは2CVをオマージュしたものとされ、
このクラスの中では突出したデザインで人気のモデルです。


で、そのC3も、ついにC5についで2代めにフルモデルチェンジ。
初代は2001年のフランクフルトショーでデビュー。
2代めも9月に行われる同ショーでのデビューとなるようです。


で、これが二代めC3...。



うわ...ずいぶん立派になって...

DSインサイドと同じ傾向の顔に、黒いモールも消え去り、
完全に小型プレミアムの様相。




ルーフラインこそC3らしいですが、初代の「大衆車ぽさ」や
「道具っぽさ」は姿を消しました。
これも時代の流れなのでしょうね。
あ、でも必ず廉価版があるはずなので、それに期待しましょう(ロワグレード変態w



内装は初代C3最大の特徴だったメータや、シンプルな意匠は姿を消し、
C5以上に派手な感じのダッシュに。
シートは座り心地が気になりますが、見た目は硬そう。



...うーん、C4、C6で舵を振ったアヴァンギャルドな方向はどこに?
このC3、差別化はされているのだろうけど、
これはシトロエンユーザの望む方向なのだろうか?
それとも完全に新しいユーザを取り込もうという流れなのか?

この流れって、なんだか心配だなあ。
シトロエン、どこへ向かうのだ(号泣


...そう思うとシトロエンらしさって、なんだろう?
このC3を見て思ってしまいました。

シトロエンの模索と苦悩...。
そういえば、90年代初めから、ずーっとそんな感じじゃないか(涙



>>ところで、C2も日本では販売が終了しましたが、本国ではマイチェンして、
こんな顔になっています。




>>バンパーがちょっとだけ変わりましたね。
ところで、このC2をはじめとして、
C4、C6のパキパキしたラインと優美な面を組み合わせたデザインのほうが
シトロエンっぽいような気がするんですが...。


>>まあシトロエンの新型車は出た時いつも批評されるので、
ieもきっと5年たてば、このC3への思いも変わっているのでしょうね(^^;



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【シトロエンな話】DSが復活...?

2009-02-05 | シトロエンな話。


とても気になるニュースがこちら。

「シトロエンDSが復活か」


だそうです。

昨今の「リバイバルネーム」ブームで、
「ミニ」「VWビートル」「フィアット500」などが復活していますが、
まさかそこに「過去は振り返らない」と言っていたシトロエンが入ってくるとは...。


そのあたりは複雑な感情なのですが、
この「DS」復活というストーリーで、「C5」がなぜコンサバなデザインになったのか
理解できたような気がしたのです。
類推に過ぎませんけど(^^;


こんどのDSは、フラッグシップではないそうです。
C6よりも小さいプレミアムカー、ということらしい。
それもまた複雑な気持ち(笑


でも、ゴルフベースのイメージカーがビートルだったり、
同様にパンダ=500だったりするのを考えると、
C5のプレミアム・ブランディングカー=DSって可能性もあり、
DSはビートルや500と同様、「メインストリーム車種」ではなくてもいいのでしょう。


そうなると、「生き残るために」C5は一般的なデザインをまとったのでは?
新しいDSの存在があるから、C6のような「奇天烈感」はDSに任せればいい。
そう考えると、新型C5のあのデザインも理解できるような気がします。



>>何はともあれ待ちましょう。DSのデビューを!
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【シトロエンな話】GRAND(グラン)ではないC4ピカソが欲しい。

2008-09-02 | シトロエンな話。
一個前の記事でミニバン(というか、ユーティリティビークル)が
実は好きだと公言(知ってるひとは知ってるw)したieです。


ユーティリティビークルを選べ、ということになると、
最近、すごく気になるのがC4ピカソ。
先代セニックも、現行のグランドセニックも猛烈に欲しい。
エスパスなどもう、最高です。たまりません。
ルノーのミニバン。これだけで、もう「反則技w」。


でも、もとシトロエンユーザだったie的には
C4ピカソは気になるのです。とても。



で、日本に入っているC4ピカソ。


リアランプの造形がいいですなあ


買うならこの仕様。非エクスクルーシブ仕様。シルバーモール無くて萌え


ルノーのセニックもそうなんですが、
このC4ピカソも、7人乗り(=GRAND)しか輸入されていないんです。


ところが、セニックもピカソも、ご存知のように5人乗りがあって、
しかも!
セニックはグランも5人乗りもそれほどデザインが変わらないのですけど、
C4ピカソはこれがまた、「まったく」違うんですよ...。




サイドウインドウも、リアビューも全然違う!


顔も違うのです


C6にも用意されている「ラウンジ仕様」もあるんですね。




でも個人的には廉価グレードの方がいい!やっぱり黒モール!


てなわけで、どうですか?
かっこいいでしょ!

もちろんGRANDも欲しいのですが、
GRANDしか導入しないのは勿体ないような気がします。

日本では5人乗りでは売れないのかなあ。売れないんだろうなあ。
売ってくれたら考えるんだけどなあ。
1.6Lのベーシックグレードで。無理かあ(笑


>>ちなみにイギリス仕様のトリム・レベルには
LX、SX、VTR+、Exclusiveとあるようですが
C4ピカソ VTR+!欲しい!

コメント (18)
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セ・シスが気になる

2007-01-07 | シトロエンな話。
セ・シス。そう、シトロエンの
新しい旗艦、C6です。

いよいよ日本でも正規輸入が開始されることになりました。



ひとことでいって、いいと思います。

買えもしない立場で何なのですが、
たしかにいろいろと言いたいことはあります。
だけど!何はともあれシトロエンがシトロエンらしいことをしようとした、
その一点だけでも嬉しいではないですか。
少なくとも、評しているメディアによればCXが帰ってきた!
とばかりの乗り心地、気になって仕方がありません。

たしかに座った限りでは
シートがやはり往年に及ばないこと(しかも正規車は革のみ...なぜ)、
自動車誌では広いと評している車内も、
DS、CX、XMに比べたら決して広くありませんし、
フランス車の美徳だった
「サスストロークによって得る乗り心地」ももはや持っていない。


だけど、やはり待ちこがれていたのだ、と自分も思うのです。


シトロエン、いや仏車の常で、
たぶんほんとうに良くなるのは数年後(笑)で、
しかも、700万という高額
(とはいえBMWやメルセデスよりはリーズナブルだと思う)ですが、
お金があったら手を出してしまいそうな魅力があるのは確かです。


ただし!買うとしてもたぶん、布+ロワーグレード+ディーゼル+MTで決まりです!!
あ、いかん!それは欲しい!!




>>でも天の邪鬼な自分...700万あったら
400万で極上のDSを買い...いやCXでもいいな...
最終型のXmも捨てがたいな...って思ってしまうんですねえ(爆

>>それとあと5年くらいたったら、このC6がいくらになっているのか、
とても興味があります。
そのとき、自分は41歳。似合っている歳...になっているといいのですがw
そういう意味では、プジョー607などとともに、
いつか「降りてくるユメ」として持てる一台が現れたのかもしれませんね。

コメント (13)
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BX売りたし

2006-03-14 | シトロエンな話。

ということでクサラの代わりに出ていくBX。
もし良かったら誰かもらって下さいませ。
金額はご相談。安く出せていただきます。
なお車検まで1年有ります。



車庫保管です。この色、当時から珍しい色でした。


内装はキレイです。禁煙車。
なお助手席インパネ、上部小物入れのフタは壊れています。

●87年式19TRS(FRPボンネットモデル)、LHD 4AT
●走行4万4千キロ程度
●オートマは調子イイです。
●オーバーヒートもしません(でした、今まで)
●塗装状態は中の上(~上の下(FRP部の褪色少な目です)
●車検07-3
●リアクオーターパネル(透明部分)は劣化のため黒で塗りつぶしてあります
●エアコンはガスをチャージすれば効くと思います。
●ただし、足玉一部交換要
●キャブレター不調(自走は可能)
●ホイルキャップ1枚無し
●オーディオは一応付いてますが、不動とお考え下さい。


...そうなのです。
実は、そのままだと調子よく走行出来ないんです。
とはいえハイドロは漏れもなく、エンジン本体もアタリモノ。
キャブは調整では直らないか交換か、ちょっと分かりません。
気になる方は、
quack@p06.itscom.net
(@マークから半角小文字で置き換えてください)まで、
御連絡をお待ちしています。
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仏車新戦力導入。

2006-03-13 | シトロエンな話。
といっても、実家のおはなし。
いままで乗っていたBX19TRS(1987)のキャブが調子悪く、
いよいよ手放すことに相成ったのであります。


買い換えの理由がほほえましい。
いままでは大好きながらも騙しだましBXに乗っていたオヤジ、
姉の娘(要するに孫。僕の姪)・Rちゃんにメロメロ今井メロ(汗)。
この子に

じーじのクルマ、くさい
って言われちゃったんですって。
オヤジ、結構ショックだったみたいで、
手放したくないBXを売ってでも、
僕に「買い換えたい」という連絡をすぐに入れてきたわけなのです^^


僕的には
セニック後期型、カングー、メガーヌ1などを買って欲しかったですが、
オヤジの嗜好、お袋の意見や予算などとのバランス、クルマの状態などから
選ばれたのが...












シトロエンクサラ 1.8SX。
98年モデル、走行3万。車検2年付き、シトロエン認定中古車。しかも納得の価格。
これはイイです!見に行って、試乗して即決でした。

もとZX乗りとしても、バネシトロが家のクルマになって嬉しい!
オヤジも角のない乗り味、ふわっとしたシート、虚飾のない実用的なデザイン、
そしてコンパクトさをかなり気に入った様子です。



>>クサラ、すっごく良かった。
一時期はちょっと自分に合わないなって思った時もあったけど、
いまはすごくしっくり来ます。
華はないけど、最高の実用車。イイクルマ選びが出来たと思います。

>>BXを手放すのは惜しい。
潰すのはもっと惜しいです。
もし宜しければどなたか乗りませんか?
詳細は明日アップしますのでご覧下さい!
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LN/LNAの魅力

2006-01-11 | シトロエンな話。
LN/LNAは、シトロエンC2の大ご先祖です。
遡っていくと、
C2---サクソ/シャンソン---AX---LN/LNA---(ディアーヌ/2CV)
となります。つまり、シトロエンのボトムレンジのクルマでした。

シトロエンは1970年代初頭に経営年からプジョー・グループに組み込まれたのですが、
そのシトロエンが統合後初めて送り出したのが「LN」でした。
1976年登場のこのクルマ、実際は予算的、時間的制約から
ボディはグリル以外プジョー104クーペのまま。
内装も、差違はグリル、ステアリング、シート地くらい。


南仏のマリーナに佇むボロボロのLN。ドアの色が違うアタリ、もうたまんない(*O*
ちなみにこのあと走り去って行きました。現役だ!


ちなみにこれが104クーペ。甲高いメカノイズを響かせて快走。いいねー。ニースにて。

個人的にはすでにこの104自体が魅力的な小型車なのですが、
LN/LNAがさらにいいなあと思うところがあるのです。
それは、エンジン。
なんと、アミ8から譲り受けた600ccの空冷水平対向2気筒!
そう、2CV直系のフラットツインなのです。

いまはもう手元に2CVはありませんが、僕はあのクルマの
フラットツインが今でも大好きです。
決して速くはない。
でも、「いきもの」のリズムのようなフィーリングは、
人が作ったものというよりは
まるで自然が生み出したような感さえありました。
本館の拙稿を引用すれば、


ちっぽけなエンジンを壊れるほど回して走れば、
まるで空冷バイクのようにヒューンというノイズ+人間の鼓動みたいで、
こころとシンクロするフラットツインのバタバタ音が、これがまた官能的ですらある。
(中略)
アクセルを通じて、エンジンの中でたしかに石油が燃え、
そこでパワーが生み出されているのを感じるのだ。
内燃機関を操っているのだという感覚がすごく濃いのである。


クルマで空冷、しかも2気筒というだけで萌え(爆)な自分には、
さらにはぱっと見てフツウのハッチに
それが積まれているということでもう満点なのです。


LNは、その後排気量を650ccに拡大してLNAに進化。
なおこのLNAは1980年代にプジョー製水冷直列4気筒1100ccの
「フツーのエンジン」搭載車も追加しています。
なお、前述の通り後継車はAXなので、その登場に前後して
LNAはフェードアウトしました。


>>「フツウのかたち」に「フツウじゃないエンジン」といえば
これを忘れちゃいけない。
フォルクスワーゲン ゴル

初代ゴルです。ゴルフじゃないです、ゴルです(笑

>>ブラジル/アルゼンチンなどではメジャーな、
南米のゴルフともいえるこのクルマ、現在は多分3代目になるかと思いますが
初代や2代目くらいまではビートルのフラット4(むろん空冷)を
前に搭載してた「FF車」でした。
初代ポロ/アウディ50やシロッコ、
初代アウディ80などにも通じるクリーンなデザインもイイ!
ううう、かっこいいいいいいい(爆




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2CVと雪の思い出

2005-12-22 | シトロエンな話。
今年は寒波でみなさまの地域でも
例年以上の積雪が続いてるというのに、
ほんとに申し訳ないのですが関東平野はピーカンの日々が続いております...


さて。雪といえば、2CVを思い出します。
このクルマ、すごく雪に強かった。
むろんチェーンやスタッドレスを履いて、の状況ですが、
少なくともチェーンを巻けば30センチくらいの新雪なら
ぐいぐい進んでいけました。

八王子IC付近にて


その強さの要素は、この三つ。

1,タイヤが125とバイク並みに細い
2,車重が600キロ無い
3,地上高が高い


でも2CV特有のデメリットも多かったりして。

1,暖房が走行風でエンジンの熱を導入するだけなので、停まると寒くなるし
負荷の掛からない下り坂などでは寒い
2,信じられないほど小さなワイパーなので、雪の量次第では重みでワイパーの動きが鈍くなる
3,雪で渋滞に入ったりすると積雪がホロの上にたまり、ホロが破れそうで結構こわい(笑
4,むろんエアコンなどないので、窓はデフロスタが効く正面以外は曇って真っ白!


ワイパー効かない...(^^




でも、何にせよ太いタイヤのクルマが蟹走りしながらもがいている横を
涼しい顔で走れる安心感は絶大でした。
楽しかったなあ。
何より「雪が似合う」風情が素敵でした(^^


実家前にて。
都心が1~3センチの積雪で大騒ぎしていても、同じ東京都でも八王子エリアでは
平気で10~30センチくらい降ったりします。




>>さあ渋子も冬支度...かな!?

>>今日のアニスでございます。


>>トリミングしたての時は、
トイプー特有の巻き毛がストレート気味になってしまっていたアニス。
でも、時間がたつにつれてクルンクルンに戻ってきました。
やっぱりこっちの方がかわいい~。

>>抱えている黄色い人形はアニスのお気に入りです(^^
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思い出のXANTIA

2005-11-22 | シトロエンな話。
車歴回顧シリーズは順不同ですのでご注意下さい(^^

今回は、シトロエン・エグザンティア


本国ではクサンティアと読むかと思います。
シトロエンに新しい時代を開いた、GS以上に大衆のハイドロとなったBXの後継として
1993年に登場、日本でもある程度の台数が売れました。


僕は、1998.11~2000.7頃に、まだボンネットにダブルシェブロンがあったころの
V-SX(ハイドラクティブ)に乗っていました。

ただあのころはちょっと自分に合わなくて、もっと身軽なクルマがいいということで
206に乗り換えたのですが、齢30代半ばを迎えんとする今、
改めてエグザンティアを思い出すことが増えてきました。
いまだもって、街でエグザンティアを見るとハッとします。
それは、デザインの美しさ、そしてあの居住性・乗り心地が素晴らしかったからです。

拙稿から引用すると、

>>とにかく広くて快適なリアシート
特筆に値する。思うに4.5M以内の車体であんなに広いクルマはそうは無い。
座り心地も相当イイ。背もたれの角度も丁度良い。
ダブルフォールディング(折り畳み)が出来るというのに、この出来の良さ!

>>抜群のユーティリティ
セダンに見えてハッチバック。
シートを畳めば洗濯機も小さい冷蔵庫も入る(実話)。
ハッチバックで4.5M無い車体で、ほんとに良く積めた。
なにより、車体を常に水平に保とうとするハイドロ(ハイドラ)の恩恵で、
いくら重いものを積んでもヘッドライトの光軸が不変。

>>快適そのものの前席
すんごく柔らかかったサンクやボビンBXの椅子などに比べると固いけれど、
XANTIAの前椅子も可成りいい椅子であった。疲れさせない。いや、疲れない。

>>傑出・無敵の中型車
このクルマはバランスが非常に良い。
サイズは大きくもなく小さくもなく、車内は広く、直進性に優れ、椅子は絶品、
荷物は積めて、ハイドロゆえ車体やブレーキの踏力は荷物や人の量に合わせて
水平と同じ踏力を保つ。
シトロエンの思う理想、快適に地点から地点へ移動するという目的は高次元で達成されている。
しかも驚くべき実用性とユーティリティを持って。

ベタ褒めですな(W
大小トラブル、燃費の問題などいろいろあったし、信頼性もやはり今一歩。
でも、それでもエグザンティアはいまだに
中型サルーンの中でもずば抜けて素晴らしいという気持ちがあります。


え?渋子?さすがにエグザンティアには敵いませんよ(笑


>>さすがにもう一度買うことはないと思うけど、
今持っていたら、今の生活にかなりフィットはするんだろうな。

>>気が付けばエグザンティアも古いクルマになってしまいましたね。時代の移り変わりは
早いなあ...(遠い目。



>>お待たせしました、今日のアニス!
最近、サークルからなるたけ多くの時間外へ出すようにしているのですが
なかなか外でのトイレを覚えてくれなかった。
でも、昨日今日と、かなりの進歩を見せたのです。

>>ソファの裏で粗相が多かったので、
思い切ってそこにトイレシートをたくさん敷いてみました。
すると、その界隈で間違いなくトイレするようになったのです!
まだシートが4~5枚敷いてあるのですが、段々狭くしていけばきっと覚えてくれるはず。
ううう、嬉しい!

>>ポイントは、うまくトイレ出来たら褒めちぎる!
粗相したらほったらかし。怒ってはいけないのですね。
怒ると、トイレすること自体をダメだと勘違いしちゃうからだとか。


>>相変わらず黒い毛の固まりですなあ...(笑
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夏の思い出話(1) 2CV

2005-08-29 | シトロエンな話。
なんだかそろそろ8月も終わりです。
早いですね。夏休みの子供達は今頃宿題に追われているのでしょうか。


今年の夏も暑かった(すでに過去形!?)ですが、
夏と言えば思い出すのがシトロエン2CVの暑さです。



2CVには空調がありません。
暖房はあります。でも、それだって空冷エンジンの熱を車内に引き込むか
しないかを「選べる」だけ(泣)です。俗に言う空調用のファンが無い。
クーラー、エアコンも言うまでもなく、無い。
しかも足下からはエンジンの熱がいい感じで入ってきます。
全部はシャットアウト出来ないのです。

窓は、フロントは下半分しか開かず、リアの窓は固定式です。
走れば涼しいけど、都内の渋滞などにはまったらひとたまりもないし、
走っていたって、基本的には熱の逃げない車内では、外気30度を超えると結構応えます。



じゃあ屋根を開ければいいのだ!
でも、屋根を開けると今度は直射日光で日射病に(汗。
なので、夏場はスダレを付けるのが「標準」でした。
このスダレってのが優れ物で、日光を遮りつつも風はちゃんと入ってきます。
しかも涼しくなって。これのおかげで救われます...が、実際は夏のカンカン照りでは
スダレ越しに日光が襲います。

そうなると。2CVに昼間乗る時、人は頭を使うようになります。
「どうしたら、この暑さを乗り切れるか」に(笑)。


タオルを大量に用意するだけでなく、暑さ対策として

クーラーボックスは大きめでしっかり保冷出来るものを選びます。
タオルは水で濡らし、凍らせておきます。
ペットボトルは凍らせておきます。
氷嚢も冷凍庫で凍らせておきます。
クーラーボックスの保冷を保つために、保冷材もありったけぶち込みます。
アイスを買います。
団扇を用意します。
首にタオルを巻きます。
渋滞にはまったら、凍ったタオルで首を冷やします。


...クルマに乗るための準備じゃない(爆




夏は、雨の日も大変。
2cvの窓は下降式では無いので、上の方だけちょっとだけ開けるとか出来ません。
フロントウインドウのデフロスタは意外なほど効果がある
(走行風が無いと効かないけど...)ので前方視界はほどほど確保できるんだけど
あとの窓は曇って真っ白。とほほ。
それに夏のフレッシュエア導入の必殺武器「フロントウインドウ下のベンチレーター」も、
なんとフラップが開くとダイレクトに風が車内に入るタイプなので
雨天に開けるとさあ大変、水がいい感じで浸入してきます。とほほ。
それでもタオルで窓を拭き拭き、蒸し風呂のような車内で
汗も拭く拭き、頑張って乗りました。





>>クルマは暑さに耐えるんだけど、中の人間がダウンしちゃうんですよね夏って。
そんな哀しい?夏のエピソードを数回に渡ってお届け...してもいいですか(汗

>>ところでシトロエン2CVを手放して早4ヶ月。
なんだか寂しさが今更少しずつ帰ってきたりして、罪なクルマです(ToT

>>大変な事が多いほど、それは思い出になります...まあ、あまり「大変なこと」は
無いに越したことはないですけど(笑

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