ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

1443、お粗末でした

2012年02月27日 | Weblog
世紀の発見も?
昨年9月に発表された素粒子ニュートリノが光より速く飛ぶとした実験結果が間違っている可能性が出てきました。
速度の測定に使用した全地球測位システム(GPS)とコンピューターをつなぐ光ファイバーケーブルに緩みが見つかりました。
これでは正確な速度を計測できず、「アインシュタインの相対性理論と矛盾する」と注目された実験結果に疑問符です。
実験は2009年に開始され、スイス・ジュネーブ郊外の欧州合同原子核研究所(CERN)から約730キロ離れたイタリア中部の研究施設にニュートリノのうちミュー型と呼ばれるものを飛ばし、到達時間を最新のGPS技術などを使って精密に測定したものです。
約1万5000回の実験を繰り返し、光速(秒速約30万キロ)よりもニュートリノが60ナノ秒(1億分の6秒)速く到達するとの結果が出ていました。
ニュートリノは電子の10万分の1以下ですが質量を持っています。
相対性理論は「質量を持つ全ての物質は光速を超えることができない」としていて、実験結果は同理論を揺るがすものとして注目されていました。
1万5000回も実験を繰り返しても、ケーブルが緩んでいたのでは世界の最先端の実験としてはお粗末でした。
これには博士も「それ、見たことか!」と、パイプをくわえて余裕の笑みを浮かべているかもしれません。
1289、博士もびっくり」を参照

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