ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

1527、苦節20年

2012年05月21日 | Weblog
涙の初優勝。
旭天鵬 が史上初となる平幕同士の優勝決定戦で栃煌山を破り、初優勝しました。
史上最年長となる37歳8カ月での初優勝です。
1992年に旭鷲山らとともに来日し大島部屋に入門した初のモンゴル出身力士です。
来日して半年後、稽古の厳しさや日本の食文化などに馴染めず、ともに来日した5人とモンゴル大使館に駆け込みます。
モンゴルの実家まで迎えに来た来た大島親方に説得され再来日しました。
それから20年、後輩の朝青龍、白鵬が横綱になりモンゴル全盛時代になりました。
パオニアとしての20年間でしたが、優勝とは縁がありませんでした。
後輩から慕われ暴れん坊、朝青龍も「あにき」と慕っていました。
初優勝には万感迫る思いがあったと思います。
環境の違う異国での生活、それも相撲界という特殊な世界での20年間は大変な困難があったと思います。
20年間の努力に「あっぱれ」
優勝パレードでは横綱白鵬が旗手を務め、先輩の優勝を祝福しました。


旭天鵬関は日本国籍を取得しています。
国技館に飾られる優勝額に日本人力士はいなくなりました。
モンゴル出身の日本人力士の優勝で、半歩近づきました。
1394、ついにゼロに」を参照
ハワイ出身の高見山もパオニアとして苦労し、曙、武蔵丸の2横綱が誕生しました。
432、マディソン・スクエア・ガーデン」を参照
両パイオニアは長く土俵を務め、後輩の刺激になっています。

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