ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

135、カラテ

2008年05月11日 | Weblog
渡米した頃、初めて会うアメリカ人に「中国人か?」とよく聞かれました。
東洋人といえば、中国人と思われるくらいアメリカ全土に多く住んでいます。
日本人だ、と言うと「Do you know KARATE ?」と聞きながらカラテの格好をました。
カンフーでもテッコンドーでもなくカラテでした。
特に黒人はカラテに関心が高く、日本人は皆カラテをするものと思っていたようです。
これは日本の空手家がアメリカでカラテを広めていったからだと思います。
ニューヨークの町を歩いていると「KARATE」道場の看板を時々見ます。
私の友人も何人か極真空手をしていたので、ウエストチェスターの道場に見学に行きました。
この地区は白人が多く、大人の男性に混じって子供や女性も空手を習っていて、大会も行われていました。
ここから全米、世界大会へと繋がっていったのだと思います。

さらに、空手映画もKARATEを広めた一因だと思います。
再開発が始まる前のタイムズ・スクエアの安映画館ではブルース・リーなどのカンフー映画を毎日のように上映していて、
千葉真一の空手映画も一緒に上映していました。
(ちなみに、千葉真一はソニーチバ、Sonny Chibaとして知られていました。)
2~3本立てが3ドルくらでしたが中は汚く、小便、タバコ、マリファナなどの臭いが充満していて観客はほとんど黒人でした。
再開発されたタイムズ・スクエアからは、安く汚い異臭のする安映画館は姿を消したようです。
51、A列車で行こう」でも書きましたが今は黒人と呼ばずアフリカ系アメリカ人と呼びます。
ここでは、あえて黒人と呼ばせてもらいます。

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