ニューヨークの想い出

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1290、カルメンはどうなる?

2011年09月27日 | Weblog
昨年7月に闘牛禁止法案が可決されていたスペイン北東部カタルーニャ州の州都バルセロナで9月25日、闘牛に賛成、反対双方の立場の人たちが大勢集まるなか最後の闘牛が行われました。
チケットは通常の3倍に高騰しましたが、最後の伝統行事を見ようと2万人収容の闘牛場は満員でした。
動物愛護団体の呼び掛けなどによって進んだ同州の闘牛禁止で、300年の歴史ある行事に終止符が打たれました。
終了後、観客が競技場になだれ込んで砂を集め、記念に持ち帰ったそうです。(甲子園を思い出します)
地元の歴史家は、「闘牛は聖書の時代にまでさかのぼるスペイン伝統のスポーツだ。」と言っています。
首都マドリードなど、ほかの地域は、「スペイン固有の文化だ」として続ける姿勢を崩していませんが、禁止の流れは連鎖していくことでしょう。
上の写真はNHKニュースより。

オペラ「カルメン」のクライマックスで花形闘牛士「エスカミーリョ」が歌う「闘牛士の歌」があります。
この中に「見よ、背中に突き立った投げ槍をゆさぶって牛はたけり狂って、さいごのうめきたかく、闘牛場はもう血の海だ」という歌詞があります。
これを聞いたら「カルメンは残酷な歌がある、公演を禁止しろ。」などと言いかねません。
最もカルメンの場合は歌だけで、実際に闘牛の場面はありませんが、闘牛場面のある映画などはどうなのかな?
ちなみに「カルメン」は世界中で最も多く演じられるオペラです。
568、カルメン」を参照

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