ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

67、イエロー・キャブ(Yellow Cab)

2007年11月07日 | Weblog
ニューヨークの公認タクシーは、黄色の車体をしているので通称“イエロー・キャブ”と呼ばれています。
黄色は目立つので車の種類が違っていても“タクシー”とすぐに分かります。
車体を黄色くするよう義務付けられたのは1967年からです。
料金はメーター制で、基本料金は車体の横に書かれていますが、例外もあります。
例えば、ケネディー空港からマンハッタンまでの料金は一律$45と決められています。
マンハッタンに行くには橋やトンネルを利用しなければなりません。
無料の橋もありますが空港からマンハッタンに行く道はほとんど有料の橋やトンネルを利用するのでその分も払います。
その他、チップ(10~15%)を加え55ドルくらいになります。(2007年現在)
45ドルと決められたのは、タクシーの運転手が遠回りしたり、メーターをごまかしたりすることを防ぐ為です。
消費税を請求されることがありますが、払う必要は無いので注意が必要です。
 *アメリカではレストランやタクシーを利用したときはチップを払うのが普通です。
  彼らの固定給は安く、チップの収入が生活に必要です。
  私は日本に帰って14年になりますが、レストランで食事したときはチップを払うことはありませんが、タクシーに乗ったときはチップを払わないと悪いような気がして今でも払っています。

日本人の旅行者は乗り降りするときタクシーのドアが開くのを待っている人がいますが、ニューヨークのタクシーは自分でドアを開け閉めします。
タクシーの運転手はインド、パキスタン、バングラデッシュ、ルーマニア人などの移民が多く、ニューヨークの地理に不案内な運転手もいます。
以前は、わざと遠回りして料金をごまかすドライバーもいましたが、現在は少なくなりました。
運転はかなり荒っぽく、追い越しや割り込み、急発進、急ブレーキは当たり前です。
つり革に捕まって足を踏ん張っていないと頭をぶつけることがあります。

屋根のランプが点灯しているのが空車で、日本と同じく手を上げて止めますが大きく手を振って目立つようにしないと止まってくれません。
アメリカ人の中には映画のように“TAXI!“と叫んで止める人もいます。(運転手には聞えませが)
テレビや映画にも黄色いタクシーが出てきますが、街の中にあふれていて目立ちます。

現在、約13,000台のイエロー・キャブがューヨークを走っていますが、タクシー運転手はタクシー&リムジン委員会(New York City Taxi and Limousine Commission)で許可証を取得します。
写真つきの運転許可証がダッシュボードの上部に貼られているので忘れ物をしたり、何か問題があったらタクシー&リムジン委員会に連絡してこの番号を言います。
でも、この番号を控えている人はいないと思うので、忘れ物をしないように気を付けてください。
レシートをもらっておくと忘れ物をした時何かと役に立ちます。(レシートにはタクシーのナンバーが記入されている)
しかし、忘れ物はまず、出てこないと思ったほうが良いでしょう。
また、車番号(Medallion number) はタクシーの屋根についているプラスティックに書か
ています。

ラッシュアワーや雨の日はなかなかつかまりません。
特に雨の日はタクシーが少ないと感じる時があります。
ブロードウエイやリンカーンセンターのショーが終わった後は、なかなかつかまりません。
待っていても来ないときはホテルや駅、有名レストランの前などに行くと客待ちのタクシーに乗ることができます。
2005年11月にハイブリッド・タクシーが導入されました。
2012年までには市内のすべてのタクシーがハイブリッド・タクシーになる予定です。

写真のタクシーの値段は1990年頃のもので、現在(2007年)の初乗りは$2.50です。

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