5418、7割下落

米EV（電気自動車）大手、テスラの株価が急落しています。
12月27日（現地）の取引で11.4%急落し、年初からは69.93%下落。
時価総額は年初の1兆1366億ドル（約138兆6000億円）から3418億ドル（約45兆7000億円）に減少。
テスラ株は今年までの2年間で10倍以上という急激な成長を果たし、イーロン・マスク最高経営責任者（CEO）の資産額も大きく膨れ上がりました。
しかし、最近ではマスク氏が440億ドルでTwitter買収を強行し、その後のごたごたなどで投資家たちは困惑しているようです。
テスラ株はマスク氏がTwitter株を購入したことを明かした4月から下落しています。

米ブルームバーグ通信は13日、マスク氏が世界一の富豪の座から陥落したと報じました。
マスク氏の資産はテスラ株に強く結びついていています。
昨年9月にAmazon創業者ジェフ・ベゾス氏を抜いて以来、世界長者番付の1位にいたマスク氏ですが1年3ヶ月で陥落。
ツイッター社の買収で資産の売却を迫られたことなども要因としています。
マスク氏の資産は13日時点で約1600億ドル（約22兆円）で、1月から1000億ドル（約13・5兆円）以上減少。
新たな世界一の富豪は高級ブランド「ルイ・ヴィトン」などを傘下に持つ仏「LVMH」のベルナール・アルノー氏で、資産額は1862億ドル（約25.63兆円）。