ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

3931、ボヘミアン・ラプソディ

2018年12月03日 | Weblog
数日前、映画「ボヘミアン・ラプソディ」を見ました。
伝説の英ロックバンド「Queen」(クイーン)の軌跡を描いた映画です。
11月9日に全国公開されて以降大ヒットしていて、2回、3回と見に行くが続出しています。
ファンは50代以上の中高年が中心ですが、世代を超え若い人も足を運んでいます。
今年最高の映画、との呼び声が高くなっています。
1970年代前半のバンド結成から85年に行われた、20世紀最大のチャリティー音楽イベント「ライヴエイド」までが描かれています。
厳格な父親との確執、バイセクシャルなど、ボーカルのフレディ・マーキュリーの葛藤と生きざまが描かれています。
ライヴエイド」直前家族を訪ね、「人のために生きる」という父の教えを実践すると言い、父親にハグされウェンブリー・スタジアムに向かいます。
母親には舞台から「投げキッスをする」と約束して実行します。
フレディが求めていたのは家族の愛でした。
一時、バンドから離れてソロアルバムを出そうとしました。
恋人メアリーとは永遠の愛を誓いますが、フレディがバイセクシャルであると知って恋人関係を解消します。
しかし、彼女との友情は生涯にわたって続き、メアリーは「クイーンこそがあなたにとっての家族よ」と言って、クイーンに戻るよう説得しました。
圧巻はラスト20分の「ライヴエイド」のコンサートシーンです。
映画を見た人は「途中からフレディ自身が演じていると思った」と言い、俳優のラミ・マレックの演技は完成度の高いものになっています。
劇中の歌の大半はフレディのもので、それに合わせてラミさんがしぐさを真似て演じていますが全く違和感がありません。
「ボヘミアン・ラプソディ」はクイーンのヒット曲で、歌詞はオペラの一幕を模しているそうです。
6分を超える大曲で、物語風に展開していきます。
映画の中では「蝶々夫人」など、オペラの曲が流れていました。
クイーンは1970~80年代に活躍したロックバンドで、アメリカでも大人気でした。(現在も解散していない)
私は特に好きだったわけではありませんが、そのはいつもラジオなどから流れていて耳に残っています。
「We Will Rock You」や「We are the champions」はインパクトがある曲です。
私の知り合いにも熱狂的なファンが何人かいます。
フレディは1987年頃にはエイズ(HIV)感染を認識していたようです。
1991年11月23日HIV感染を公表し、その翌日の24日、ケンジントンの自宅で死去(45歳)

HIVは、今は治療法が確立していますが、当時は不治の病と思われていました。
NBA(プロバスケットボール)のスーパースター、マジック・ジョンソンは1991年にHIVに感染したことを公表し、世界中のメディアで大きく報道されました。
現在は実業家として成功しています。