BAMBOO-JET  ~うみの部屋~

タケノコジェットでどこへでも!
読んだ本や見た映画、食べた料理、旅先、育児や日常のことなど、趣味をつらつら語ります

新年初デート(花巻)

2009-01-20 23:18:46 | デート日記
泊まったビジネスホテルは、駐車場付、朝食無料サービスで8500円と言う割安ホテルでした。
朝食はたいしたことは無かったけど、中華粥、コーンスープ、パン、コーヒー、オレンジジュースとウーロン茶がお変わり自由。
なんだか炭水化物ばっかりだから、私はサラダもあれば言うこと無しだったけど、彼氏はソーセージがあれば。。。と言ってた。
10時にチェックアウトして荷物を駅に預け、ローカル線で花巻へ。
かねてから私が行きたいと思ってた宮沢賢治の博物館に行きました。
盛岡でデートすることになったとき、花巻へ行きたいとリクエストしておいたんだ。
今回はほとんど私がネットで事前情報を仕入れたんだけど、(例えば前の日に食べたてんぷら屋「浜や」とか)前日に彼が「るるぶ」を購入し持参してきました。
彼は『るるぶっ子』です。
私はあんまり『るるぶ』とか「マップル」とか買わないタイプなんだけど、ガイドブックなら「ことりっぷ」とか「タビリエ」のようなかわいらしい物が好きです。
でもそれが大活躍してくれました。
花巻へは東北本線で40分くらい。
1時間に1-2本の割合で電車が出てます。
ワンマンカーで彼は珍しがってたが、私は地元でも見たことあるから、扉に「開閉ボタン」がついてるのはできるだけ暖房を逃さないために待ち時間でも扉を閉め切っておくのだよ、、、などとウンチクを披露しました。
日曜日なのにチラホラ制服の高校生も居て(部活?)、なんだか通学列車に迷い込んだみたい。
あんまり混んでないからちゃんと座れたし、のんびり雪景色を見ながら列車移動するのは楽しかった。
やっぱり地方都市のこの雰囲気はいいね。東京だと疲れちゃうし。

私が行きたい博物館(宮沢賢治記念館と言います)は、最寄が新花巻駅なので花巻から更に釜石線に乗り換えて移動です。
釜石線はもっとひなびてローカルな感じでした。
新花巻駅は新幹線やまびこ号が停車するくらいだから大きいんだけど、駅前はガランとしてた。
バス乗り場へ行くと、6つあるバス停のうち3つが花巻近郊の温泉へ行くホテルバスの停車場・・・のこりのうち2つが花巻市内の路線バスなんだが、本数がめちゃくちゃ少ない。
循環バスなんて1日たった3本だよ。
なんか待つのも面倒なんでタクシー使いました。
このタクシーのおっちゃんが面白かった。
自分で作った花巻のガイドペーパーをくれて、なんでもおっちゃんの勤めるタクシー会社の社長は、あの宮沢賢治の母方の本家の人だとか。
宮沢賢治がかなり大きい家(地方財閥)の出身だったなんて知らなかったよ。
記念館まではタクシーで5分ぐらいで安く済みました。
バス使わないでよかった~♪
小高い丘の上にある記念館からは花巻市内や盛岡へ続く平野の雪景色が見下ろせました。
博物館自体は小さくて、賢治の生い立ちや所縁の品、直筆の原稿などが展示されてます。



お昼は記念館手前のレストラン「山猫軒」へ。
ここは「注文の多い料理店」をモデルにしてます。
入り口もそれらしき看板が。。。
右「ことに肥ったお方やお若い方は大歓迎します。」
左「どなたもどうかお入りください。決して遠慮はいりません。」



注文の多い料理店は読んだことがあるでしょうか?
私は大体のあらすじをしっていて、けっこう童話なのに怖い話だなぁと記憶してました。
博物館のビデオで改めて「注文の多い料理店」を見て、なるほどこういう話だった・・・!と思い出しました。
宮沢賢治の世界って動物がいっぱい出てきたり、植物や星や鉱物とか、自然がいっぱいで私は結構好きなのです。
山猫軒ではホロホロ鳥のチキンカツ定食を頂きました。
ホロホロ鳥はアフリカに居る黒地に点々模様がある飛べない鳥。
ターキーみたいな感じで「ホロホロ・・・」と鳴くからこの名前がついたんじゃなかったっけ?
最近はダチョウ同様家畜として食用に飼育されてると聞きます。
おそらくここで食べたホロホロ鳥も近くの畜産農家で育てられたものかもしれない。
ちなみに彼は山猫すいとん定食です。



ここの山猫軒の売店でなんともかわいい猫のブックカバーを発見!(↑)
私は猫好きなんで、ねこグッズには目が無い。
自分用のお土産に買おうかと思ったら、彼が買ってくれた
わーい、人に物をもらうのにめっぽう弱い私は、超うれしかったです。
これたぶん、岩手の伝統工芸なんだろうね。
いろんな色があって悩みましたが、最終的にはこの色に決まりました。
これから本を読むのがますます楽しみに。

この後は宮沢賢治童話村という施設が近くにあり、そこを1時間ほど見学して花巻駅へ戻りました。
3時30分の東北本線で盛岡へ戻り、お別れまでまだ時間があるので夕ご飯を食べにまた中心部へ。



最後は「盛岡冷麺」で〆ました。
盛岡冷麺はぴょんぴょん亭などが有名なんだけど、私たちは「食堂園」という有名店へ行きました。
ここは北朝鮮の流れを汲む(冷麺は北朝鮮がメッカです)『元祖平壌冷麺』の店です。
着いた時刻はまだ4時半でしたので、店はガラガラでしかも真冬のこの時期に冷麺だけを頼むなんて「おのぼり」以外の何者でもありませんでした。
寒いからあったかいお茶ばかり頼んで、冷麺すすってました。
とにかく冷麺に入ってるキムチがおいしかったです。
喉越しも良くてこれは夏に食べたら気持ちいいのだろうなぁと思いました。
この後、私はバス、彼もほぼ同時刻の新幹線でお別れしました。
次会えるのは一ヵ月後のバレンタインです。
それまでお仕事、そして来週末に迫った漢検をがんばろうと思います。
今更(遅い?)ですが、昨日問題集2冊買ってきて、追い込みをかけてます。