My violin & My life/ Life is a Bumpy road

スタートラインはいつもそこにある!
Life is Impermanent.

針と糸

2013年06月08日 | 或る日或るとき
最近は母の買い物に付き合う機会が少なくなりました。

「何か買いたいけど、なかなか行けないから困るわ」
といつも言うから、(毎度毎度、口癖のように)
ならば行こうよ、と誘うのに
「行かない」と言うので、好みそうなものを見繕って買っていくことに。
散りあえず夏用の下着とゴムの入ったズボン。

母のズボンの裾上げをしようとして、
針に糸を通していたら、
「私もするわ」
と言い、少し驚く。

「もう目がきかないから針仕事なんて無理。」
と、これまた日頃口癖のように言っているので「あれれっ?」と思いましたよ。

え?と思ったけれど、「じゃお母さんもする?」と言うと
針に糸をとおし始める。

・・・。

ところで私は、」数年前からR眼が進んでいて、
「絹糸」をとおすのがおっくうになっているので、
ずっと、パッチワーク用の糸を使用しています。
ピーシングの糸が細くて硬くて張りがあるので
絹糸よりも針に通しやすいと言うことに気が付きいて以来。
でも母のお針箱には絹糸しかないので、
気合いを入れて!通さねばならぬ。「えい。やっ!」と。

と、母は意外と普通に針に糸通している?

でも、それで終わり。そこで完結していたみたい。
あとは私のすることを、母はおしゃべりしながら見ていました。

あ~よくわかんないなあ。
と思いましたけど、ムードに乗る時ってあるようですね。
こちらが意図しても無理な時は無理なんですが。

なんであんなにスムーズに針に糸を通していたのか謎でした。
(私は気合でやったのに。)

ほんの一瞬でも積極的になる時を発見したような気持ちになりましたが
母のその日の気分と体のコンデションとによるものですね。

針に糸をとおす
難しいようでいて、気分と視点を変われば意外とすんなりいくのかしら。
と、自分と母の関係になぞらえて感じてしまいました。

まあこれは、完全に娘としての独りよがりです。(笑)






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