3回続けて将棋ネタです。
今月号の将棋世界誌(11月号)の飯島講座(横歩取り裏定跡の研究)がちょっと興味深いところがあったので取り上げます。
基本図は、下図です。
ここで (1)▲7七角 (2)▲2四飛△2三歩▲7七角 (3)▲3五飛 という手が大まかの応手ですが今月号は、この(3)について取り上げていました。
いわゆる△6七角成を許して▲7七角という変化です。(下図)
実は、この変化 一番先手にとって勝ちやすいといわれていた手です。
詳しい変化はこの質問箱のベストアンサーの答えを参考にしてください。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1230752692
ところがこの講座で紹介されている変化がなかなか大変で先手良しとは自信がなくなってきました。
その変化は、上図から△7七馬▲同桂△3三桂 (下図)です。
このぼんやりとした△3三桂がなかなかの手です。直接は、先手の▲2二歩を消しただけなのですが先手の飛車をすぐに2筋に回させないという味もあり冷静の一着です。
従来は、この△3三桂では△2三角という手が一般的でした。変化は、上記のヤフー質問箱の回答を参考にしてください。
この飯島講座では、一部不明な変化もあったので、昨日 質問箱に投稿しましたが、熱心な回答をいただきました。(参考になればと思います)
ちなみにヤフー質問箱では、himajin all the peopole さんとか sdvmh0704 さんというカテゴリマスターにはいろいろ参考になる意見をいただいています。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1095211555
この横歩取り△4五角戦法 もし実戦で相手に指されることがあれば(自分ではまずやらない) この迎撃作戦(▲3五飛)で対処するつもりでしたが この最後の△3三桂と指されると大変ですね。
ちなみに講座では、以下▲8七銀△8二飛▲8六歩に (1)△8八歩の狙いと(2)△2七歩▲3九銀△2八角のねらいがあって後手が指せると書かれています。
先手が1歩得していてもまとめるのがたいへんそうでなんだかそんな感じもしてきました。