先日のブログで、詳しく紹介できなかった尾谷少年との一戦を紹介します。将棋は、途中で、飛車の利きをうっかりして大差になりましたが中盤戦は、小学生とはいえなかなかの戦いだったので。
なお 彼は、今回B級で県大会でますので B級の方たいへんかもしれません。手つきは、見事でばちばちと駒音高く指し手てきますので。笑
局面図は、先手が私で後手が尾谷少年（小学4年生）です。
居飛車VS四間飛車の中盤戦で、ほんの少しポイントをかせいだと思っていて▲3二歩とたらした局面です。▲3二歩では、▲2四歩も考えましたが△同角と取られる手がなかなかたいへんで、この手になりましたがいいのか悪いのか不明です。
△4一飛と辛抱するのは、▲3一歩成から▲2四歩で先手が指せます。どうくるのか見ていると△4四角と次に△3五角のぶつけを狙っています。最初は、▲3一歩成で勝負するつもりでしたが駒得でもこちらの飛車がさばけず思わしくないようなので予定変更で、▲2四歩と指しました。以下△3五角▲同角△同歩▲4六角と打った局面が次の図面です。
次に▲2三歩成があるのでどうしてくるのかと思ってましたが、相手の考慮中にいやな手が見えました。△6九角です。 うーん▲4八飛と辛抱するかどうか考えているうちに指された手が△3六角です。同じ4七の地点を狙う発想はよかったのですが打つ場所がもうひとつでした。
以下▲5七金△4六飛▲同金△3九角▲3八飛△6六角成▲3六金△同歩▲4一飛と打った局面が次図です。
一応4七の地点をケアしながら飛車を打ったつもりです。
以下△5六馬（おそらく飛車の利きをうっかりしていて△4七馬からの狙い）▲3六飛となったところで悲劇は起きました。△4七馬？？▲同飛成でゲームセットです。
となりのベテランの人がちょっと待ったってやというので こちらはいいですよといいましたが、本人は拒否ですし後ろで見ていた尾谷指導員もまったは絶対だめとのことなので指し続けましたが、あとは、もう載せるに忍びないのでやめますが。
小学生の中盤の戦い方はさすがでしょう。（相手が弱いって？ それはご勘弁を（笑））
最終局面では、待ったをしても先手が指せる局面ですが、途中の駆け引きは、数年後 いや来年あたりかもしれないなあ 脅威になりますよ。