ネットの情報は疑わない割に。

「ネットの情報はまるで疑わないが、人への警戒（批評や批判や攻撃）がかなり激しい」って、結構あるあるパターンかと思う。

あれ不思議。

ネット情報は自分から一方的に取捨選択が出来るから、「いちいち疑い持たなくてもダメなら次だから」みたいな気楽な気持ちにさせるんだろうか。

人から情報を得る場合って、自分の側も見られてるから、聴く態度とか必要になる分、面倒臭いのは確か。
はたまた人知れずウォッチしながら自分で情報をまとめたり整理する必要があったりするのも手間がかかる。

ネットだとひとまずまとめてくれてあって、こちらから要求しなくても発信してくれてあるから、検索すりゃいいだけ。

この手軽さに身体を慣らしてしまうのは、妙に怖さを感じる。

だって危機管理が手薄になっちゃう。
脳も眠らせちゃう。

こうなると必然的に攻撃性だけで保身体制を作る方向に傾くしかないじゃないか。
それも怖さを感じずにはいられなくて。


私があえて出来る限り口にしないようにしてること、それは、

「そんなのネットで調べれば？」

この言葉を聞くと寒々しくておぞましくなるので、自分は言わないようにしている。