ねーさんとバンビーナの毎日

「静」→ 「淡」→ 「戻」→ 「無」→「休」→「解・涛」→「涛・停」→「抜」→24年「歩」 最終章序章スタート!

今日突かれたお言葉・その1,040

2016年02月12日 22時56分12秒 | 突言葉ねーさん
そもそもね、何で僕の作品に出てくれないんだろうと、

僕のほうがこう被害者のような気持ちで、

何だよ、人のは出るけど、俺のに出ないな、と思ってたんですよ。

リアルな演技も出来るし、観念的な演技も出来るし、野田の演劇のような、作者のメッセージしかしゃべらされない演劇より俺のが面白いだろ、と、僕は前から思ってたし、やっても思いました。

そりゃぁ、俺のが、俳優も面白いはずだよ、って…なことは言ってませんがね。(笑)



TBSでやった「疾走する蜷川幸雄80歳~生きる覚悟~」より。



そりゃ演劇だけの話じゃない。

学校だろうが、仕事場だろうが、同じ。

先生や上司のいいつけ通りに動かされるより、

「君のそのままを観ててわかってるから、自分で感じて、考えて、そのままやってみて。」

って言われるほうが、なんぼか面白くて楽しいんだよ。


「違ーぁうっ!!!!
そうじゃないだろうっ!!!!
ちゃんとわかってるのかっ!!!」

と、激しく叱咤されても、面白いんですよ。


「じゃぁこうですかっ!!」

「いや、こうなはずですっ!!!」


ってやりあえるからね。



「北の国から」の○本聡を「ちっとも面白くない、ただの趣味親父。」とぶった斬る知り合いがいて、何を言いたいのかと聞けば、「俳優に演技を任せられないで、自分のいう通りにやらせるあたりがもうダメ。」と言った。


蜷川さんと同じ考え方なんだろう。

「簡単な手段探し」より「段取り意識を高く」しようよ。

2016年02月12日 13時52分10秒 | 観察屋ねーさん
簡単な手段を探して得意気になる人っているんだけど、共通してるのは「段取り」や「計画性」や「ルーチンを整える」という意識がびっくりするほど低いということだ。


締め切り間際までほったらかしにしておいて、締め切り過ぎた辺りから、「これを簡単に仕上げる手段転がってないかな。」という具合。


組織の中で、そういう人のひとつ先や後や平行して仕事をしたくても、どうにもならないパターンに陥る。

厄介なことに変に頭がいいところがあって、帳尻だけは会わせたりするのもこのタイプ。


だから生業自体の理解はほぼ皆無で、

「自分のやり方で終わらせてるからいいじゃん!
このExcelのマクロを実行して、フリーソフトのこれでこうして、こうでこうで…」

この覚え方してて疑問にもならないわ、かえって、

「イロイロ使いこなせてイケてるでしょ!?(←痛いからやめよう、っとに。)」

の態度で微動だにしない。大抵。


なので、ここで滞る仕事があって、問題視しているどなたかが、

「何とか誰かに流れをよくしてもらおう」

と誰か適当な方をあてがっても、もはやどうにもならないのである。


つまり流れを整えて、ルーチン構築して、仕事に落とし込みたい側は、パソコン操作なんかではなくて、「担当業務がなんなのか」を把握したい訳だ。


いくら質問を投げても、まったく論点違いの返答がかえってくるか、

「こうやれば出来てるから、そこを聞かれてもわかりません。(シレッ)」

に陥る確率99%だ。


システム構築をやってた頃にもこれに悩まされ、「段取り意識にどうやったら傾くか…」と検証していた期間約20年くらいある私、結論、「無理」なのである。いや、本当に。


師匠はこうぶったぎる。


「いくら名がある大学出てようがそもそもの頭の作りが悪いから、かっこよさげな手段にすがるの。放っておけ。」

と。


「ヒッドーイ!」と言い返しながら、「えー納得せざるおえないのか…(なんだかなぁ…)」という現実を長く目の当たりにし、悩まされ続けて、私の人と関わるひとつのモノサシとなっている。



しつこいようだが、

「簡単な手段探しありき」

は(人生の)最後の最後に自滅する羽目になるから、面倒臭くても、

「理解して、段取りする」

という意識に早く傾けなきゃあかんぞぇ。



インターネットや攻略本などでありとあらゆる情報が垂れ流されてる時代に、この危機感に気がつけないとマズイから。


心と脳の成長の為にも。