父の気遣い

静岡の父の実家で。
おばぁちゃんやおじさんやおばさん、いとこなどが集結していた時。
（ね）24歳当時。


いとこのネェサン「○○○はおとなしいから彼氏とかいないら？（静岡弁）」

ね「（も～またおとなしい評だぜ～まぁいいけど）いるよ、付き合ってる人。」

いとこのオネェサン「どうせたいした男じゃないだら？（静岡弁）」

ね「（いつもキツイんだよなぁ…トホホ）そんなことないも～ん！（こんな学歴でこういう仕事していて…とかいう話をすると）」

いとこのオネェサン「そんなのは結婚することの条件じゃないだよぅ。どういうお家の人だね？」

ね「そこはよく知らないなぁ。」

おじさん（父の兄）「付き合うもいいけど、そろそろ結婚を真面目に考えはじめたほうがいいなぁ。」

いとこのネェサン「そうだよぅ、付き合ってたって、だからいい結婚ができる訳じゃないだよぉ。見合いしろ、お前。」

おじさんやおばさんも「そうだねぇ。」的な雰囲気。

母「大人はみんなこう言うのよ？あんたも仕事仕事、遊んでばっかりいないで真面目に考えなさい。」

ね「（あぁウルサイ…）」

父「（それまで一言も発せず、最後の最後に、その話題はそろそろやめてやってくれ的な。）いやいいだぁ、こいつは。
なんだか会社でも仕事がよく出来るって言われてるらしいよ？
仕事があるからいいだぁ、こいつは。」

母「まあ、お父さんはそういうこと言って。ホントに困るわ。」



あの時の父の言葉は優しかった。
みんなは父の言葉の含みを分かったのか分かってないのか謎だったけど。


実家を出て独立した父らがこの都会で実家の皆が言うような縁を作って行くのは難しいのだ、なぁ、父よ。

私のカットでそんなこと言わせません！

ね「中２の姪にこないだ「おねぇちゃん、男寄せ付けないオーラでちゃってるよ！」って言われたんですよぅ。」

オジサン美容師「えへへへへぇ（笑）　私のカットでそんなこと言わせませんよ。」



今度姪に確かめよう。