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ごまめの歯ぎしり・まぐろのおなら

サンナシ小屋&京都から世界の愛する人たちへ

地震に原発は太刀打ちできない

2008-06-19 | ちょっと一言
大きい地震が各国で続く。地球は激動期に入ったのだろうか。それとも人間の地球破壊に憤って、身震いをしているのかもしれない。中国の四川省大地震は被災者が数百万人にもなるという。しかし、日本で起こった岩手・宮城内陸地震は、大きさでは四川地震にも匹敵するほどだ。どちらも山間部での地震だったが、日本の人口が少ない場所だったから、人的な被害は比較的少なかったのだろう。四川省の地震の被害の大きさにはただただ驚くほかない。オリンピックを直前に控えて、中国国民の被災をお悔やみ申したい。

 栗駒山への登山口にあった駒ノ湯温泉は土砂に押し流されてしまい、2名の宿泊客と宿の従業員が犠牲になった。心からご冥福を祈る。栗駒山には二度ほど登ったが、紅葉のきれいな、登山道も緩やかで、楽しみながら登れる名山だった。ススキの原が山腹を覆って、懐かしい秋の風景を見せてくれる山だった。あの登山道もこの地震で壊れてしまったのだろうか。麓の温泉も、駒ノ湯や温湯などいくつもあって楽しめた。これらすべての温泉が地震の影響で営業をやめるとか。誠に残念です。

 阪神大震災の直前に釧路大地震と東方大地震、日本海大地震の三つの地震を経験した私は、その後も震度5以上の地震をなんども経験してきた。もう日本では安心できるところはほとんど無いのではないか。いたるところに活断層がある日本列島だと言うことがよくわかる。その上に、原発が50基もある。福島第2原発で放射能で汚染された水がこぼれ出たらしいが、原発に支障はなかったと言って運転も止めなかった。

 しかし、新潟刈羽原発が地震であぶなくメルトダウン寸前だったことがわかり、運転再開の目処も立たないときに、あれだけの地震があっても運転を止めもしないで安全安全と言っている電力会社や政府の態度は、驚くべきことといわざるを得ない。屋上の天窓から子供が落ちたというような事故ではないのだ。ひとたびメルトダウンが起こったら、人類の生存さえ危うくなるほどの危険な原発なのだから、とにかく一度停止して、点検整備してから再開しても決して遅くはないだろう。安全安心といいながら、自分たちの都合を最優先する政府や政治家たちには、ホトホト嫌になる。

 地震国の日本に原発はいらない。すぐに原発から脱却するエネルギー戦略を立てるべきだ。子供たちの笑顔を失わせないために。

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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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栗駒山 (mmadoka)
2008-06-21 07:53:56
私が大学のワンダーフォーゲル部に入部して始めての夏合宿が栗駒山でした。
車で行ける様な道もずっと歩き、1週間後に麓の温泉旅館の庭にテントを晴らせてもらいました。
旅館の部屋前のお庭に晴らせてくれるなんて親切ですよね! 佐藤旅館と言う名前だったような。
かなり前のことで、忘れてしまいましたが、花山五万所?とか言う名所や廃校もあったような。
これから観光で稼げる時期なのに大変だと思います。
四川の被災者4000万人とか言ってました。
大勢の人々が、身元不明のまま一斉に埋められたとか。ちょっと信じられない悲惨さですね。
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