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ごまめの歯ぎしり・まぐろのおなら

サンナシ小屋&京都から世界の愛する人たちへ

明日は立冬

2007-11-07 | 日記風
小沢さんの騒動はもううんざり。今日も書こうと思ったけど、もうやめた。つまらない。

 明日は立冬。まだ気温は高めだけど、朝夕の冷え込みは少し寒くなってきた。もっとも北海道のサンナシ小屋では、もう氷が張り始めているはずだが、こちら小江戸の街ではまだ最低気温が10℃を超えている。

 明日は久しぶりに奥多摩の山を登ろうと考えた。もう20年前ころ、奥多摩の山を月に1-2度の頻度で登っていたことがあった。奥多摩のほとんどの山は登り尽くしたが、まだ秩父との間に残された山がある。明日登る山は蕎麦粒山。標高1472m。あまり知られた山ではないので、ガイドブックにも端の方にわずかに顔を出している程度。地図もきちんと載っていない。

 実は20年前頃、この近くの有間山に冬、軽装で登って遭難しかかったことがある。近くの山だし、天気はいいし、のんびりハイキング程度のつもりで登り始めて、快調に歩いた。山の装備は何もなく、靴も運動靴。食料もなし、水もなし。初冬の夕日はつるべ落とし。あっというまに暗くなった。

 そこで道に迷ってしまった。地図にある道が高圧線の建設で無くなってしまっていたので、見当をつけて歩いていたらまったく道が無くなった。そのうち暗闇になり、冷え込んできた。このままでは夜になって凍死しかねないので、無理矢理下っていった。麓には林道が走っているので、そこへ出られれば夜でも歩いて帰れると思ったからだ。

 ところが、暗闇では細かいところに気がつかない。しかもパニックになりかかっており、焦って急斜面を走って降りようとして転倒。ちょっとした崖の下に林道があるように見えたので、無理をして崖を降り、最後の2mくらいに足がかりがないので無理矢理飛び降りた。すると下は道路ではなく木の枝や茂みが覆っていたガレ場だったため、足を痛め、しかも枝にぶつかって足を打撲、膝のあたりから出血もした。

 それからの1時間くらいは、覚えていない。痛い足を引きずりながらしゃにむに下を目指して歩いた。どのぐらい歩いただろうか。足が林道の固く締まった土の感触を覚えた。あんなに嬉しかったことはない。それからの長い林道歩きもほとんど苦にならなかった。そんなことがあった有間山の隣の山が蕎麦粒山。明日はちゃんと装備をして、楽しく歩いて帰りたい。もっとも、膝の痛さが心配だ。6-7時間は歩くことになる。次回のブログをお楽しみに。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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似たようなこと (shigeta)
2007-11-08 19:19:20
 ちょうど20才のときに、尾瀬の至仏山でも似たようなことを経験しましたね。体力と相談しながらやりましょう。この前骨密度を測定したら、30歳台のデータが一応出ました。メタボが気になり始めている現在、測定法が確立していないのではないかと半信半疑です。
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あの時が遭難の初体験 (比呂志)
2007-11-08 21:47:17
二十歳でしたね。当時は体力がなかったですから(体重は42kgでした)。眠りながら歩き、倒れて眠ったのは後にも先にもあの時だけです。shigetaさんとSさんに助けられたのは、決して忘れません。Sさんは去年一足先に他界しましたが。

 実はあれに似た遭難一歩手前はあれからも3回ほどありました。学習していないのかも。
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