ごまめの歯ぎしり・まぐろのおなら

サンナシ小屋&京都から世界の愛する人たちへ

飛行機の座席は苦痛

2005-11-14 | ちょっと一言
昨日、空港のことを書いたので、ついでに飛行機のことを書こう。

 飛行機の座席は、どうも私には快適とは言い難い。肩がこって仕方がない。なぜかというと、座席の頭が当たるところが枕のように前に突き出しているので、座席の背をまっすぐにしていると頭がどうしても前に押されて下を向かざるを得ないようになる。この姿勢で長い時間いると肩がこる。

 なぜこんな座席なのか、昔から私は不思議でしかたない。頭が当たるところが枕のように出っ張っているのは、たしかに座席が大きくリクライニングした場合は枕になって具合が良い。しかし、最近の飛行機の座席はほとんどリクライニングできない。後ろに倒せるのはせいぜい20度くらいではないか。その程度なら枕はかえって邪魔でしかない。しかも着陸の前後は座席の背は、まっすぐにしなければならない。

 飛行機は客室乗務員の洗練されたサービスが好きなのだが、この座席のことを考えるとどうしても苦痛になる。とくにMD70やMD90などの機種はまったく苦痛としか思えない。エアバス300系統の座席はまあまあ何とかなるのだが。Jシートならもう少し楽かもしれないと思って、MD90でJシートに座ってみた。すると、この苦痛度はもっとひどかった。このときは1000円よけいに払ってますます苦しい思いをさせられ、乗っている時間中、やめときゃよかったと後悔ばかりだった。エアバス300系統のJシートはまだましだが。

 頭の部分はむしろ引っ込んでいて欲しいくらいだ。少し頭が後ろに倒れるくらいになった方が、飛行中よく眠れる。なぜこんな座席になっているのだろうか。一度座席の下に毛布を敷き込んで、身体をもっと持ち上げてみたら、枕の上に頭が行くと、快適な座席になることに気がついた。ということは、この座席にはわたしの座高が低すぎると言うことなのか。どうやらこれらの飛行機の座席は座高の高いアメリカ人やヨーロッパ人向きに作られているらしい。日本人も最近は座高の高い若者が増えてきたらしいからこれでも良いのかもしれないが、昔風の日本人である私にはとてもつらい。JALもANAももっと考えて欲しいものだ。

 ちなみに新幹線の座席の枕もやはり少し前に突き出しているが、飛行機と比べるとずっと快適だ。しかも新幹線の座席はかなり後ろに倒すことができる。遠くでない時はなるべく飛行機をやめて鉄道を使おう。そのほうがエネルギーの節約にもなるし、環境にも優しい。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿