しばらくブログの更新ができなかった。2月末からフィリピンへ10日間ほど出かけていた。今年もミンダナオでジュゴンを見る旅をした。ジュゴンもすぐに現れてくれたが、現地の人に聞くと、ジュゴンも少なくなっているという。私たちが危惧したように、陸上のバナナのプランテーションの拡大が、深刻な影響を海に与えている。それは一目見ればわかる。海が濁ってしまっている。日本の近海のように赤潮の汚れなどではない。土壌が海に流れ込んでいるせいで、透明度が極端に落ちている。いつもジュゴンを見ているところの透明度は、ここに来始めた10年前頃には、20mは十分あった。ところが今では、2-3mにまで落ちている。ジュゴンの餌の海草は、これでは衰退するばかりだ。ジュゴンの絶滅もそう遠くないかもしれない。
もう一ヶ所、ジュゴンを見に行った。そこの湾には海草が繁茂しており、ジュゴンの生息も問題無さそうだった。でもわれわれの前には姿を見せてくれなかった。その方が、ジュゴンにとっては良いことなのかもしれない。あおい海、海底までよく見える透き通った水、これこそジュゴンと海草が喜ぶ海だ。ジュゴンが無事子供を育てる環境が永遠に続きますように。
ジュゴンの食べ跡があちこちに見られる。潜水してジュゴンの食べ跡をみる。
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もう一ヶ所、ジュゴンを見に行った。そこの湾には海草が繁茂しており、ジュゴンの生息も問題無さそうだった。でもわれわれの前には姿を見せてくれなかった。その方が、ジュゴンにとっては良いことなのかもしれない。あおい海、海底までよく見える透き通った水、これこそジュゴンと海草が喜ぶ海だ。ジュゴンが無事子供を育てる環境が永遠に続きますように。
ジュゴンの食べ跡があちこちに見られる。潜水してジュゴンの食べ跡をみる。
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