↓前回の記事で動画を拝借した薬師丸ひろ子さん、
実は「生」のお姿を拝見したことがある。
今から25年も前のこと、
当時アルバイトをしていた喫茶店に、彼女が来店した時の話だ。
場所は原宿。
竹下通りを抜けた明治通り沿い。
原宿の喫茶店というと、
クレープの甘い匂いが漂い、若者で賑わうというイメージが湧くが、
私が勤めていたお店はそうではない。
BGMはクラッシック音楽のみ、いわゆる名曲喫茶のようなところだった。
テナントビルの地下にあり、店の中は絨毯張り。
コーヒーは一杯550円だった。
おかわり自由とはいうものの、
当時としてはちょっと値段が高い。
お客様は「いかにも」という感じがする大人の人ばかり。
たまに若者が間違えて入ってくることがあっても
居心地が悪そうになり、早々に退散するのが常だった。
人目に付かない場所ゆえ、客の入りが今一つで
経営する側からすると、赤字続きのお荷物店。
だが、人気のないところが逆に常連さんには気に入られていた。
いつもの席で文庫本を読む人、
エスプレッソと葉巻を楽しむ方、
お伺い不要で、同じものをお出しすることになっている方、
などなど・・・・。
どのお客様も、
自分だけの隠れ家のように寛いで過ごしていらっしゃった。
私たちも厳しく躾けられていた。
ホールでの店員同士のおしゃべりは禁止されていたし、
お客様から話しかけられない限り声を掛けてはいけないと言われていた。
銀行に就職したとき、新人ながらに接客態度がいいと褒められたのも
ここでのアルバイト経験があったからこそだと思っている。
そんな雰囲気のお店なので、
雑誌のインタビューなどで使われることがよくあった。
ある日のこと、業界チックな服装の女性がカメラマンを従えて来店した。
「○○出版です。これから雑誌記事のインタビューをしたいので
奥の席を使わせてもらいます。」
店の奥にはガラスで仕切られたスペースが設けてあり、
慣れたお客様はそこに座ることがあるが、
一般の方はちょっと気後れしてそこには入り込めない雰囲気があった。
どなたがいらっしゃるのかしら?
ワクワクしながら、でも、平然とした表情で立っている私たち。
そこへ現れたのが、薬師丸ひろ子さんだったのだ。
「こんにちは~。」
映画やテレビで聞く、まさしくあの声だ。
いきなりのVIP登場に、足がガクガクしてきた。
キッチンスペースに駆け込み
「薬師丸ひろ子さんだよ!」
とスタッフに告げる。
ね、誰が行く?誰がお冷や(お水)持ってく?
裏では大騒ぎだ。
その時キッチンスタッフのY君が、
「僕に行かせて下さい。」
と言い出した。
「彼女のファンなんです。店長、お願いします。僕にオーダー取らせて下さい。」
キッチンスタッフは普段、ホールに出ることはない。
コーヒーを淹れたり、生ジュースを絞ったり、サンドイッチを作ったり、チョコレートサンデーを作ったり、
裏方で注文されたものを作るだけだ。
店長はY君の熱意に負け、ホールに出ることを許した。
薬師丸さんがオーダーしたのはレモンティー。
Y君はキッチンに戻って急いで紅茶を淹れる。
お出しするのも自分で。
小1時間ほど経っただろうか、
カメラマンさんが器具を片付け始めた。
インタビューは終わったようだ。
お茶をお出しした後は、キッチンでじーっとしていたY君だが、
薬師丸さんの帰り時間が近づいたと知ると
「掟破り」の行動に出た。
テーブルに近づき、こちらから声を掛けたのだ。
「すみません、サイン下さい。」
差し出したのは店で使っているコーヒーカップ。
でも、薬師丸さんは爽やかな笑顔でこう言った。
「ごめんなさい、サインは出来ないことになっているんです。」
そういわれたらもう、引き下がるしかない。
Y君は下を向いてキッチン戻っていった。
薬師丸さんがお帰りになる。
「どうも、ごちそうさまでした~。」
鈴を転がすようなきれいな声と共に、彼女は去っていった。
サインがもらえなかったY君だが、
落ち込む様子はなかった。
なんでかって?
それはね、
薬師丸さんが飲んだ紅茶カップを
大事に家に持ち帰ったから。
あれから四半世紀、Y君、まだあのカップ持ってるのかな?
奥さんに内緒の場所にしまって、
自分だけの「宝」にしてたりして・・・・(爆)
私がアルバイトしていたこのお店、
他にもVIPが来ることがあった。
まだスクープされる前の、郷ひろみ&二谷友里恵 のカップル。
残念ながらシフトの時じゃなかったので
お姿拝めませんでしたけど・・・・
実は「生」のお姿を拝見したことがある。
今から25年も前のこと、
当時アルバイトをしていた喫茶店に、彼女が来店した時の話だ。
場所は原宿。
竹下通りを抜けた明治通り沿い。
原宿の喫茶店というと、
クレープの甘い匂いが漂い、若者で賑わうというイメージが湧くが、
私が勤めていたお店はそうではない。
BGMはクラッシック音楽のみ、いわゆる名曲喫茶のようなところだった。
テナントビルの地下にあり、店の中は絨毯張り。
コーヒーは一杯550円だった。
おかわり自由とはいうものの、
当時としてはちょっと値段が高い。
お客様は「いかにも」という感じがする大人の人ばかり。
たまに若者が間違えて入ってくることがあっても
居心地が悪そうになり、早々に退散するのが常だった。
人目に付かない場所ゆえ、客の入りが今一つで
経営する側からすると、赤字続きのお荷物店。
だが、人気のないところが逆に常連さんには気に入られていた。
いつもの席で文庫本を読む人、
エスプレッソと葉巻を楽しむ方、
お伺い不要で、同じものをお出しすることになっている方、
などなど・・・・。
どのお客様も、
自分だけの隠れ家のように寛いで過ごしていらっしゃった。
私たちも厳しく躾けられていた。
ホールでの店員同士のおしゃべりは禁止されていたし、
お客様から話しかけられない限り声を掛けてはいけないと言われていた。
銀行に就職したとき、新人ながらに接客態度がいいと褒められたのも
ここでのアルバイト経験があったからこそだと思っている。
そんな雰囲気のお店なので、
雑誌のインタビューなどで使われることがよくあった。
ある日のこと、業界チックな服装の女性がカメラマンを従えて来店した。
「○○出版です。これから雑誌記事のインタビューをしたいので
奥の席を使わせてもらいます。」
店の奥にはガラスで仕切られたスペースが設けてあり、
慣れたお客様はそこに座ることがあるが、
一般の方はちょっと気後れしてそこには入り込めない雰囲気があった。
どなたがいらっしゃるのかしら?
ワクワクしながら、でも、平然とした表情で立っている私たち。
そこへ現れたのが、薬師丸ひろ子さんだったのだ。
「こんにちは~。」
映画やテレビで聞く、まさしくあの声だ。
いきなりのVIP登場に、足がガクガクしてきた。
キッチンスペースに駆け込み
「薬師丸ひろ子さんだよ!」
とスタッフに告げる。
ね、誰が行く?誰がお冷や(お水)持ってく?
裏では大騒ぎだ。
その時キッチンスタッフのY君が、
「僕に行かせて下さい。」
と言い出した。
「彼女のファンなんです。店長、お願いします。僕にオーダー取らせて下さい。」
キッチンスタッフは普段、ホールに出ることはない。
コーヒーを淹れたり、生ジュースを絞ったり、サンドイッチを作ったり、チョコレートサンデーを作ったり、
裏方で注文されたものを作るだけだ。
店長はY君の熱意に負け、ホールに出ることを許した。
薬師丸さんがオーダーしたのはレモンティー。
Y君はキッチンに戻って急いで紅茶を淹れる。
お出しするのも自分で。
小1時間ほど経っただろうか、
カメラマンさんが器具を片付け始めた。
インタビューは終わったようだ。
お茶をお出しした後は、キッチンでじーっとしていたY君だが、
薬師丸さんの帰り時間が近づいたと知ると
「掟破り」の行動に出た。
テーブルに近づき、こちらから声を掛けたのだ。
「すみません、サイン下さい。」
差し出したのは店で使っているコーヒーカップ。
でも、薬師丸さんは爽やかな笑顔でこう言った。
「ごめんなさい、サインは出来ないことになっているんです。」
そういわれたらもう、引き下がるしかない。
Y君は下を向いてキッチン戻っていった。
薬師丸さんがお帰りになる。
「どうも、ごちそうさまでした~。」
鈴を転がすようなきれいな声と共に、彼女は去っていった。
サインがもらえなかったY君だが、
落ち込む様子はなかった。
なんでかって?
それはね、
薬師丸さんが飲んだ紅茶カップを
大事に家に持ち帰ったから。
あれから四半世紀、Y君、まだあのカップ持ってるのかな?
奥さんに内緒の場所にしまって、
自分だけの「宝」にしてたりして・・・・(爆)
私がアルバイトしていたこのお店、
他にもVIPが来ることがあった。
まだスクープされる前の、郷ひろみ&二谷友里恵 のカップル。
残念ながらシフトの時じゃなかったので
お姿拝めませんでしたけど・・・・
一度目は,小田急線の電車の中。大学へ行かれるらしく、ひっそりと乗っておられました。
二度目は、航空会社に勤めている時,まだ,結婚前,玉置浩二さんと、つき合われていた時、玉置さんは某赤いマークの航空会社で、薬師丸さんは私が勤めていた会社の便で,香港へお忍び旅行らしく、ファーストクラスのチェックインに,突然,いらして,「航空券持っていませんが,のせていただけますか?」と言って予約なしてこられました。クレジットカードで支払いのサインも律儀に、楷書の漢字で署名。ラウンジに案内する時も,あの声で「ありがとう」と。その時は仕事にしては??と思ったのですが,同時刻の,同じ行き先便に玉置さんが乗ったと聞いて,「なるほど~」
小さくてかわいらしい方でしたよね。
とキョロキョロしているのですが、お目にかかったことがありません。
私が会ったことのある有名人は、野球選手が多いです(笑)。
TVで観ると大きく見えるんですね。
そして一番迫力あったのはアメリカ村近くの四ツ橋筋の電話ボックスで血まるけになって倒れている紳助を見たことかな。
喧嘩っ早いので有名だった頃ですよ。
うちの隣村は大きなお屋敷が多く、マンチェスターユナイテッドの選手や、イギリスの長寿ドラマ・コロネーションストリートの俳優さんが住んでいるらしいのですが...正直、見てもわからないと思います(--)
以前はベッカム様も住んでいたそうですよ。
お年寄りにとっても親切なんですって。
二度目のエピソードがすごいですね。
予約なしでファーストにぶらりといらっしゃったとは!
さすが芸能人ですね。
確か、井上陽水さんも、「ロンドンまでファーストクラスで。」と、カウンターに現れたのではなかったですか?
書き忘れてました。そうそう、とても小さい方でした。
小さくて可愛らしい方でした。
声もかわいらしかったですね~。
めげずに(?)出会えるのを待ちましょう。(笑)
Mrs.Bさんの出身校にはスポーツ選手多いですよ。
ほんと、芸能人の方はどうしてあんなにお小さいんでしょう。
血まみれの紳助さんですか。若かった証拠ですね。
今だったら写メに取られたり、ツイッターされたりするんで
芸能人は大変ですね。
やはり芸能人は均整の取れたお顔なんですね。
マンUの選手が住んでいるんですか!
大きなお屋敷のあるところ、
お散歩すするだけで楽しいですね。
私はちび姫をバギーに乗せて
お屋敷のある近辺をたまに歩いてみたりして、目の保養をしていました。
日本風の庭園を前庭に作ってあるところがあって、
そんなのも楽しかったな。