肩の凝らないスローライフ

ようこそtenchanワールドへ。「一日一笑」をモットーに・・・日常生活の小さなことを笑いに変えるtenchanの雑記帳

アーチューと言えたらホンマもん

2011-02-24 13:03:31 | 生活
英語を学んでいくうちに、
寝言まで英語でしゃべるようになった、
という話をよく聞くことがある。

そういう人は、頭の中が無意識のうちに英語脳に切り替わっているのだなぁ。


自分は寝言を言わないし、
仮に言ったとしても、
確実に日本語だろうと信じている。
寝言はおろか、
夢の中だって日本語のみ。
英語なんてこれっぽっちも出てこない。

そんな私だが、
英語圏で暮らしていた時期は
とりあえず、日常での会話は出来ていたと思う。
(哀しいかな、帰国後はどんどん衰えているが・・・・・。)


英語特有の表現、例えば、
「Oops!」「 Wow!」「 Uh-huh.」
なんていうのも、
ぎこちなくはあったが、自然に出るようになっていた。



ただ、どうしても無理だったものがある。

それは・・・・・

くしゃみの「音」。



くしゃみって、「ハクション」に決まってンじゃん?
って、イギリスに行くまでそう思っていた。
でも、誰も「ハクション」なんて言わない。

「achoo」(アーチュー)

って、くしゃみするのだ。


「Oops!」「 Wow!」「 Uh-huh.」は、
意識していれば口に出すことができる。

でも、「achoo」はダメ。

鼻がムズムズっとしてきたとおもったら、
大音響と共に

「ハックション」

この短い間に、
「え~っと、くしゃみは achoo だから、アーチュー。」
だなんて、咄嗟に頭の中を切り替える事は無理なのだ。


それでは、子ども達はどうだったのか?
ある日聞いてみた。

すると、長男も次男も


「くしゃみ? そんなの、ハクションってしか言えねえよ。」

というではないか。

あれだけペラペラ話してたのに、くしゃみはハクション
でも、それやって、友達に変な目で見られなかった?



「そうなんだよ。

最初、ハックションって、スゲー大きいの一発やったら、

クラスの子がみんなびっくりしてさぁ。
『今の何?何?』って寄ってきたんだ。

だから、『あ、これ?くしゃみ。』って教えてやったんだ。

それからは、俺が ハクション ってやっても、

ああ、君は日本人だからね、って
誰も気にしなかったみたいだよ。」


いや~、くしゃみでアーチューと言えたら、
ホンマもんになれると思うわ。