浅尾弥子のノンジャンル道

 
 富山県小矢部市のシンボルキャラクター・メルギューくんの
 お姿をお借りして、日々更新。

「優雅な肉体が最高の復讐である」

2014-11-08 23:57:10 | BOOK

都内は、肌寒い1日でした。

こころが熱くなる本を読むのに、ピッタリな気候です。

選んだのは~。

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「優雅な肉体が最高の復讐である」

俳優でサックスプレイヤーの、武田真治さんの著書です。

わたしにとって、武田さんは、ずっと気になる存在なのです。

デビューのきっかけとなった、

「JUNON スーパーボーイコンテスト」を主催した雑誌JUNONは、

チェッカーズが掲載されることが多かったことから、

毎号欠かさず読んでいました。

グランプリを受賞した札幌のかたが、サックスを吹くらしいということ、

サックスは吹くけど、藤井尚之さんの模倣ではなく、さわやかだったことが

印象に残っています。

主演ドラマ「南くんの恋人」(1994年)は、

高橋由美子さん演じる、身長16cmの「ちよみ」とのやりとりが絶妙で、

すごい役者が現われたな~と、見入っておりました。

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1992年、チェッカーズ解散。

1996年に武田さんは、アルバム「OK!」をリリース。

このアルバムのプロデューサーは、チェッカーズのリーダー・武内享さんです。

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享さんは、コンサートツアーに同行、ステージにも立つとのこと。

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チェ解散以来、久々に享氏のギター姿を見られるチャンスです。

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ええ、ええ。

伊勢原市民文化会館に、行きましたとも。

ワーワー、キャーキャー。

インストゥルメンタルのライブで、こんなにも楽しめるとは思ってもみなかった~~~。

「OK!」での一体感、忘れられません。

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同じころ発売された「月刊カドカワ」。

「吉井和哉のオールナイトニッポン」ゲスト出演の放送を録音した、カセットテープ。

しょっちゅう、読んだり聴いたりするわけではありませんが、

まだ、手元にあります。

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「優雅な肉体が最高の復讐である」には、

武田さんの身体論、精神論、そして半生が描かれています。

言葉のチョイスが練られており、

真摯に、正直に、

己と向き合い、

我々に伝えたいという情熱を感じます。

要所要所に、肩の力が抜けるようなフレーズがあり、

ユーモアのセンスも健在です。

内容に関しては、激しく同意することが多く、何度頷いたことか。

「南くんの恋人」の演技に滲み出ていた、

おそらく武田さんご自身に備わっているであろう、弱者へのやさしいまなざしが、

本書の根底になっているようにも感じました。

読み方は、それぞれ自由ですが、

わたしは、いつの間にか、

自分の来し方と、自分と武田さんの、一方的な接点と照らし合わせていました。

そして。

・・・ヨォ~~~シ!と、拳を突き上げております。

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「優雅な肉体が最高の復讐である」

著:武田真治

幻冬舎

定価:本体1,300円+税

明日もがんばるぞ!

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