とうちゃんのぷらぷら日記

アウトドア系の日記及びうんちく

タリバン21

2021-08-22 08:59:48 | 主張 感想
私の名前はタリバンです。ああもちろん過激にきまってます。
かみさまに背くと死刑になる
イメージがあると言うのです

今回のタリバン政権は、冷遇してきた女性の権利を認め、旧政府関係者についても罪を問わないという国民融和政策を表明しているそうだ。

そもそもタリバンはアフガニスタンとパキスタンとにまたがり暮らす、パシュトゥーン人が母体になって組織化された勢力のようだ。
イギリスによるアフガニスタンの植民地時代から、祖国を侵略する外国勢力に対し、パシュトゥーン人は徹底抗戦を続けてきた。
多数の部族の連合体でもあるパシュトゥーン人は、それぞれの部族内での結束が強く、独自の掟を持つものも多いようだ。タリバンは、個々の部族の教義よりも上に立つイスラム原理主義を掲げることで、短期間で勢力を拡大することに成功したのではないかと思う。
その過程で、外的脅威であるソ連、アメリカに対抗するために先鋭化した。
ちょうど、戦争末期の帝国陸海軍、戦後の左翼運動末期に登場した連合赤軍などと同じような感覚なのかもしれない。
そもそもイスラム教がそんなに排他的な教えなのか疑問に思う。

イスラム社会で女性初の首相を輩出したのはパキスタンであった。(ブット首相)彼女はアメリカのハーバード大学、イギリスのケンブリッジ大学で学んだ英才である。父がパキスタンの首相であったことで、その政治勢力を引き継いだというバックがあったにせよ、日本では未だ女性首相は誕生していないし、女性天皇を認めるかでさえももめている。
本来女性に教育など必要ないとする考えは、パシュトゥーン人の上流階級の人々にはなかったのではないかと思う。(ある本でパシュトゥーン人の族長の娘さんがアメリカのハワイ大学へ留学していた話を読んだことがある。)
彼らを排他的で過激な思想に追い込んでしまったのは、アフガニスタンに対する侵略戦争を続けてきた欧米諸国の責任ではないかと思う。

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