とうちゃんのぷらぷら日記

アウトドア系の日記及びうんちく

茅ヶ崎城 関東甲信越 近所の旅

2014-02-25 22:12:44 | 近所の旅
茅ヶ崎城は横浜の北部、都筑区にある城跡である。
今では数少ない戦国時代の小さなお城が、ほぼ完全な姿で残っている。
もちろん石垣があったり、建物が残っているようなお城ではない。
港北ニュータウンの工事が始まり、どうなることかとハラハラしていたのだが、
一時はお城の周りのあまりの変貌ぶりに、茅ヶ崎城がどこだったか、
位置すらよくわからなくなっていた。
近年公園として整備されたので、あらためて訪れたのである。


とにかくコンパクトに、よくまとまっているお城である。
無駄のない縄張りは実戦ではどうだったのかは知らないが、見た目はすばらしい。

この空堀の風格はたいしたもの、


要所、要所にある解説文も、懇切丁寧である。
これが本丸(中郭)


北郭から中郭を見る

大きなお城のミニチュアといった感じで、
このままスケールを大きくすれば、国持ち大名のお城のようになりそうな気がする。



東郭と中郭を結ぶ土橋


城跡より北の方向を望む


本来のイメージの茅ヶ崎城。田んぼのなかに佇むさりげない姿がよかった。

もっとも当時はごらんのように樹木が生い茂り、郭の平らなところが畑になっていた。
空掘り等は当時からしっかり確認できたが、現在の方がより全体が見渡せるようになり、わかりやすい。
郷土の誇りである。


追伸
茅ヶ崎城には黄金伝説がある
「黄金千貫、二千貫、朝日輝る 夕日かがやく所にぞ ある」
がヒントの歌だそうだが
発掘調査でそれらしいものは、見つかったのだろうか

黄金伝説が紹介されていた本

神奈川の城 朝日新聞横浜支局編 昭和47年

私の夏みかん

2014-02-23 04:17:52 | 料理 食 道具
先週の雪は、まだ多く残っている

山梨では果樹の被害も大きかったと聞く。
日本の果樹は、葉に陽がよく当たるようにするためと、収穫をしやすくするため
幹の低いとこらから枝を横に伸ばすようにして育てている。
雪の重みには弱いのだ。
枝の付け根から裂けて、折れてしまったものもあったろう。

果物は野菜と違い、収穫できる樹形に仕立てるには相応の年月が必要だ。
丹精込めて育ててきた果樹を失うことは、
農家にとって精神的なショックも大きいに違いない。
お見舞い申し上げます。

うちのいい加減な仕立ての夏みかんは、なんとか無事であったので
今日は一部を収穫と相成りました。


この夏みかんは自分が小学生のころに種をまいて育てたものなのだ。

理科で発芽の授業があり、朝顔だったか、大豆であったか忘れたが、自分で種をまいて、双葉、本葉の様子を観察するというあれだ。
一人一人自分用の植木鉢を教室に置いて育てていた。
私は、いたずら半分で給食に出た夏みかんの種も撒いてみたのだが、
それが、このみかんだ。
そういうわけでこの夏みかんの親は私ということになるのだ。
よしよしいい子だ。
世のため人のため役立つみかんになるんだぞ。

今日は親戚にもおすそわけ


ビタミンCが豊富なせいか、
これを一日一個食べると体の調子がよいのだ。
親孝行な息子だ。

切り込み隊長

2014-02-21 21:28:44 | 日記
真央ちゃんよくがんばった、感動した。
真央ちゃんへの、多くの選手達からの励ましのメッセージにも感動した。

羽生選手、金メダルおめでとう。一見、線の細い弱々しいイメージの若者だが、
外見と中身が極端に違う、ユニークなスポーツ選手だ。
そして、高橋大輔選手、競技生活ご苦労さまでした。
羽生選手の金メダルは、これまでの高橋大輔選手の活躍があればこそと思う。

女子フィギアの伊藤みどり
ノルディック複合の萩原健司、
部門は変わるが陸上の高野進、
大リーガーの野茂秀雄、
などなど、
彼ら、彼女らは、だれもが、無理だとあきらめていた領域に新たな道を切り開き、
後輩達にその道筋を示してくれた、
いわば切込み隊長である。
切込み隊長は、本人だけではなく、
その後に続く選手が育っているということだ。
こういった選手こそ、
個人的には最も尊敬すべきスポーツ選手だと思う。

期待される家

2014-02-15 19:39:02 | 日記
私の家の前は多くの人の散歩コースとなっている。
健康のため夫婦連れ立って歩く人、犬の散歩の人、ラジオ体操に参加する人、リハビリの為に歩いている人など様々だ。みんな仕事ではないのでゆったりと歩いている。

昨年の大雪の後のことだった。
我が家の門のあたりから、独り言とも思えない落胆の声が聞こえてきた。
「ないわ、ないわ、どうしてないのかしら」

それを聞いた私は一瞬ドキっとした。
そう、昨年はあまり大雪だったので、我が家で恒例となっている雪だるまを作らなかったのだ。
子供が中学生となってしまったので、もういいかと思ったこともある。
我が家の雪だるまを期待してくれている人がいることを初めて知った。

今年は昨年のことがあったので、娘にも作らないかと誘ったのだが、冷たく無視された。
なにしろ除雪作業も大変なので、一応は作ってみたが、出来はいまいちであった。

豪雪ナウ 横浜市

2014-02-15 05:18:35 | 日記
朝起きたら玄関前が雪で埋まっていた


積雪は玄関前で42㎝もある
長靴でも雪が靴の中に入ってしまう



東横線も横浜線もだめなようだ
こんなに積もったのはこれまでに覚えがない


今は雨なので、あとはどれだけ溶けるかだ
しょうがないので今はおとなしく家の中に退避です。


10時半過ぎようやく日が出てきた


倉庫の屋根の下は落雪で胸の高さぐらいの雪となっている


カッパ君おはよう

雪やこんこん

2014-02-08 08:51:55 | 日記

雪やこんこ
あられやこんこ
ふっては ふっては
ずんずんつもる
・・・・・・・・・・・・・・
犬はよろこび 庭かけまわり
ねこはこたつで まるくなる

名曲ですな
なにがいいのかというと

「雪やこんこ」という斬新な表現には子供の目線を感じますね。
ちなみに私はずっと「雪やこんこん」と思っていいました。
ずんずんつもるという表現もいいですね。
あまり風のない日に大粒の雪が降っている情景が浮かびます。
(すくなくとも吹雪ではないですね)

犬と猫の対比もすばらしいですね。
動と静の対比は、まるでイソップ童話のように
歌詞の中に人生の教訓が隠れているような気さえします。
好奇心旺盛な犬
世の中を達観している猫
あなたはどちらか

若いころスキーなどへ行くと、
よく山小屋や宿のこたつで、みんなでこの曲の替え歌を歌いましたね。

・・・・全員で合唱する・・・・

・・・・せえの・・・・・

雪やこんこん
あられやこんこん
ふっては ふっては ずんずんつもる
犬はよろこび 庭かけまわり
吉田はこたつで酒を飲む
そらイッキ
そらイッキ・・・・・・・

昭和の宴会がなつかしいですな・・・・

豊顕寺(ぶげんじ) 関東甲信越 近所の旅 

2014-02-04 20:51:10 | 近所の旅
豊顕寺は横浜の三ツ沢公園近くのお寺です。


豊顕寺の由来


豊顕寺は北条早雲の家臣、
多米権兵衛元益(多目権平) の子元興が興したお寺です。
多米家は後北条氏の御由緒家で、
多米権兵衛元益は、伊勢新九郎長氏(北条早雲)がまだ流浪の武士であったころから行動を共にした6人の盟友の一人。
このお寺は、元興がここからほど近い青木城の城主であったころ、
多米家の菩提寺として建立したお寺です。
残念ながら明治期に火災に逢い、今は当時のお寺の面影はないとのことです。


ところで今日来た目的は
江戸の末期
万延元年(1860年)に来日したイギリス人のロバート・フォーチュン(イギリスのプラントハンター=未知の植物を採集し本国へ持ち帰る仕事をしていた人)が
「幕末日本探訪記」の中で豊顕寺のことを詳細に記しているので
ひさしぶりにお参りにきました。

フォーチュンは日本について実にいろんなことを細かく記録に残してくれています。


この道をフォーチュンも歩いたのでしょうか。


そうそう、
トロイヤ遺跡を発見したあの有名なシュリーマンも1865年(慶応元年)の6月に
豊顕寺を訪れています。
そしてフォーチュンと同じく、寺の清く美しい様を絶賛しているのですが、
彼がトロイヤ(トロイ)遺跡を発見することになるのは、
豊顕寺を訪れた6年後の1871年になります。
(シュリーマンがトロイヤ遺跡を発見することができたのは、豊顕寺参拝のごりやくではないでしょうか?)


豆まきナウ

2014-02-03 20:17:31 | 日記
娘と豆まきナウ

「鬼はそと」
「福は内」

うちの奥さんが窓越しに覗いているので
ついでにぶつけておく

目黒不動の福豆も一部含まれている

豆は食べると思いのほかおいしい

明日は鳩のえさとなるのだろうか・・・・・

畑正憲(ムツゴロウ)さんのエッセイ

2014-02-01 06:48:56 | 本、作家
嶮暮帰島、霧多布、浜中、
北海道東部のこれらの場所へは、未だ行ったことがないが、
畑正憲さんの影響で
よくこのあたりの地図を眺めていたころがあった。

ムツゴロウさんの本は「天然記念物の動物たち」を読んだのが最初で「われら動物みな兄弟」とつづき、その後「青春記」「結婚記」「動物王国」「どんべえ物語」と一連のシリーズものを手当たり次第に読んだ。
どちらかというと暗く、重苦しい日本の文学とは異なり、
ムツゴロウさんの明るく前向きな陽性の文章に、どんどん引き込まれていった。
ムツゴロウさんのエッセイの最大の魅力は、どの作品も
「生きる」ということを応援する内容であることだ。

なんといっても実体験にもとづく動物記は最大の魅力なのだが、
なにごとにも、パワフルに、
勉強でもスポーツでも、パチンコやマージャンといった勝負事でも、
自分の思い通りに目標を達成していくムツゴロウさんの突破力は小気味よく、
人間本来の生きる力を最大限に発揮されている姿が、
読む者に勇気を与える。

ムツゴロウさんの本を読むと
まるで自分も同じことが出来るのではないかと思わせてくれるのだが、
やはり凡人の悲しさ、
ムツゴロウさんのようにはいかないのである。

それでも中学生だった自分を
本を読むことを好きにしてくれた恩人の一人なのです。