とうちゃんのぷらぷら日記

アウトドア系の日記及びうんちく

谷間の妖精

2014-07-19 01:21:17 | 日記
借りぐらしのアリエッティを見ていて思い出した。
南アルプスの百間洞のキャンプサイトで一泊した時のことだ。
朝方4時ごろだっただろうか
トイレに行こうとテントから出ると、
峯の向こうから月の光がこちらの谷間をほんのり照らしていた。

キャンプサイトから延びる沢沿いの道には、両側に葉先の長い草が生い茂っており
そのしなやかに弧をえがいた葉の先端一つ一つに
大きな丸いしずくとなった朝露が真珠のように月の光に輝いていた。
薄暗い闇の中で
無数のしずくだけが、きらきらと光り輝いている様は
息をのむような美しさで、
その神秘的な光景に見とれていると
なんだか今にも妖精が現れそうな気がした。


ヨーロッパの人達が妖精がいると想像した光景は、きっとこのような景色に違いない。
そのとき妙に納得したのだった。

もう題名も忘れてしまったが、(歌詞も少し違っているかもしれないが)
小学生の頃に習った歌で、こんな歌があった。

ティンティララ、ティンティララ、踊るよ
夜も更けた野原で
ティンティララ、ティンティララ、小人が
銀の露をまきながら

手を打ち輪になり
あざやかな身振りで
ティンティララ、ティンティララ、小人が
銀の露をまきながら



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