とうちゃんのぷらぷら日記

アウトドア系の日記及びうんちく

青い山脈 石坂洋次郎

2019-05-26 10:12:35 | 本、作家
青い山脈は小説で読んだのが先か、テレビで映画を見たのが先か忘れてしまったが、
何れにしてもかなり印象的な作品だった。
特に映画は、日本映画の最もスタンダードな作品のような気がする。

先ごろ主演の杉葉子さんが亡くなられて、また映画が話題となっている。
先生役は伝説の女優、原節子さんだったというのも泣かせる。
希望に溢れた戦後の手探りの復興期の雰囲気を伝える歴史的な映画である。
中でも青い山脈の主題歌に勇気づけられた日本人は多かったはずだ。

私が高校生のころ、みんなが選ぶ日本の歌ベストなんとかという番組をやっていた。
当時、歌謡曲の全盛時代だったが、一位に選ばれたのは青い山脈であった。
私の高校時代でも、すでに青い山脈は相当古臭い歌であった。
その歌が選ばれたということは、戦後まもなく青春時代を過ごした人々にとって、青い山脈は忘れられない心の歌だったのだろう。

渋谷駅の周辺を歩く

2019-05-26 07:56:24 | 東京散歩
今、横浜駅や渋谷駅の周辺が大きく変わろうとしている。
私にとっては、どちらの街も幼いころから親しんでいるので無関心ではいられない。

街の一角がそっくり再開発となる。




一方でリニューアルした街が少しずつ姿を現し始めている。

かつての東横線の渋谷駅。


ああ東横線の線路が・・・・
東横線を利用していたおじさん達は、どうしてもこの先、線路につられて歩いていってしまいます。

この線路をながめているだけでお酒が飲めますな。

ヒカリエの前から見ると、駅の上に巨大なビルが立ちふさがる。


こちらもヒカリエ横のビルだが、わりと昔からある。


今の大勝軒のところには、かつて立ち食いそば屋さんがあった。
一般の立ち食いそば屋さんよりワンランク上のグレードだったが、
あるとき店の職人さんが仕事仲間と話をしていた。
「天ぷらはむずかしいよ、いくら勉強しても尽きることがない。」そんなことを話しているのを聞いたことがある。
私は、こんな安い店でもそんなに研究して仕事をしているのかと、いたく心に響いた。
日本の職人はまじめだ。

ヒカリエと渋谷駅をつなぐかつての連絡通路もリニューアル。




この先何処まで続くやら

横浜港を歩く2

2019-05-04 22:41:26 | 横浜散歩
本牧のガントリークレーンが圧巻

今日はおとといの続きを歩く。
関内の駅から中華街を抜け、
水道局前の下水管


明治14年ごろから敷設されたレンガ造りの管だそうだ。(今でも中華街の一部で現役とのこと。)
横浜の水道は歴史も古く、大都市にもかかわらず昔から水質が良い。
水不足になることもなかった。
港の重要な要素には、遠洋航海に出る船舶に質のよい水を供給できることがある。
そういった点でも横浜港は大変優れている。

さて今日は本牧を目指します。
ワシン坂を下り本牧埠頭の方へ。

神奈川臨海鉄道本牧線(貨物線)


日産工場前を通りセメントサイロを抜け本牧海釣り公園の先「横浜港シンボルタワー」へ


ここは海に突き出た埠頭の先にあるので、海に取り囲まれていてなかなか感じのよい所です。
横浜駅からバスも出ているので意外によい観光地かもしれません。
特に今の季節は公園の芝にお弁当を広げるとバッチグーです。
ドックランのコーナーもあり愛犬家でにぎわっています。


展望台の高さは42.4m 
横浜港の一歩外といった立地にあるので、独特の雰囲気があります。
特に豪華客船が出航してベイブリッジをくぐるときの景色は圧巻と思われます。
(こんどきちんと調べて来てみたい)


本牧埠頭からコンテナ船が出航です。
2隻のタグボートに引かれお尻から離岸すると、
埠頭を離れて一回転、船首を東京湾へ向けて出発です。








行ってらっしゃい。

横浜港を歩く

2019-05-03 16:09:44 | 横浜散歩
令和となり初めて横浜の港を歩く
観光船が賑わいをみせている海沿いを歩く。

新しく新港埠頭が客船用の埠頭として整備されている。


4月にクイーンエリザベス号が大黒埠頭に着岸したのを機にベイブリッジのスカイウオークが特定日に開放されるようになるそうだ。(本当は有料でもいいから対岸の山下町まで渡れれば、すばらしい観光スポットだったのだけれど。)

ララ物資の記念碑




日本の皇室は、政治とは一線を置くことによりソフトな面で大変貢献されている。
官僚や閣僚が同じことを言っても、事務的な政治的発言としかならないところを、皇后陛下が述べられると(しかも御歌で)日米ともに、数字等では測れない、人の心の深いところで受け取られるものとなる。
まことにありがたいことだ。



港横浜の象徴ともいえる大正3年製の旧型のクレーンはこれからも保存されるようだ。




ダイヤモンドプリンセスの甲板には鯉のぼりがひるがえる。


船尾の旗はイギリス商用船のもので単純なユニオンジャックでない。
でも船を造ったのは長崎造船所だそうだ。
115千トンで全長290mは、戦艦大和よりかなり大きい。

大きい船でも、とも綱は3本 やはり登山の基本と同じ3点支持


今では沖仲仕の人もほとんどいなくなった。


山下公園のすぐとなり山下橋の先には、今では貴重な「だるま船」の船溜まりが見られるポイントがある。


新山下運河に架かる霞橋は、日本の文明開化の歴史を感じさせる橋だ。
当初は、墨田川に架かる鉄道橋として明治29年に建設され、その後昭和4年に鶴見の操車場をまたぐ橋として移設された。(何度も渡っているので思い出深い橋だ)その後平成21年に霞橋としてここに移設されたそうだ。(こんな所に来ていたのかい、おおよしよしという感じ。)


橋に使用されている鋼材は、イギリス、グラスゴーのダルゼル社(Dalzell Steel and Iron Works)製造で、ハンディサイド社の製作によるものだそうだ。(機関車トーマスの世界)ちなみにタイタニック号にも同じ会社の鋼材が使用されていたそうだ。

本牧橋からの景色は、昔の横浜港の雰囲気を一番残しているスポットだと思う。
通の観光客には、このあたりまで足を延ばしてもらいたい。


港湾施設は、昔はこのように立ち入り禁止の所ばかりだった。


帰りはワシン坂から帰る。
このあたりが、一番ジブリっぽい場所だ。





春は蕗や山椒がおいしい

2019-05-01 22:57:22 | 日記
いらかの波と くもの波
かさなる波の なかぞらを
たちばなかおる 朝風に
高くおよぐや 鯉のぼり

このところ雨ですが 
春はよいですの~
若葉はきれいだし、旬の野菜もおいしい

山菜なんかも最高
とりあえず蕗をたくさん取って来て
煮物や佃煮にする。
うーまい
今年は小分けにして冷凍にした。


ほんとうは山椒の葉の佃煮も作りたい。
こんど大々的に山椒の木を増やして山椒の佃煮も作ろう。
タラの芽も今は無くなってしまったが、また植えよう。
ウドもいいな、
季節の香は、むしょうに恋しい。

地図のたのしみ2

2019-05-01 09:26:42 | 日記
国土地理院の地形図は、
地図としての情報量は申し分ないが、
まんべんなく使えるよう、
地図情報に抑揚を付けることを極力抑えている。
それで、ぱっと見はどこに何があるのか分かりづらい。
一部の場所をクローズアップした時にはさほど問題はないが、
全体を見回した場合には、目的の情報を拾い上げるのに苦労する。

そこで、エネルギーのあった若いころには、自分の欲しい情報がすぐに分かるよう、地図を加工してみた。

例1<東京の地形を強調するための加工>(武蔵野台地の成り立ちを示す)
参考図書「東京の自然史」貝塚 爽平 著

1.2万5千分の一の地図を必要枚数揃える。
2.等高線を強調するため、等高線に色鉛筆で色を付ける。
3.河川の流れを強調するため青色で色を付ける。
4.河川による台地の浸食の影響を排除するため、台地に食い込む幅500m以下の谷を省略した等高線を太い線で描き直す。

ミクロな作業


すると青梅を扇の要とした武蔵野台地の地形がくっきりと浮かび上がる。


南東にゆるく北東に急な地形の様子もはっきりと見て取れる。


赤い線の部分は海抜0m以下の部分。


例2<登山に必要な情報を強調する>
目的 森吉山の東側の地形が複雑なため、歩く場合のルート及び周辺の地形を理解するため。
山スキーで踏破する計画の第一歩で、
当時は携帯による位置情報も取得できなかったから、森吉の地形を頭の中で描けるようにするため作業を行った。
1.山や沢、重要な地名に色を付ける。
2.等高線に色を付け、複雑な地形を明らかにする。
3.地形図を壁に貼り、頭に叩き込む。
そうまでしたのに残念ながら未だに行っていない。