とうちゃんのぷらぷら日記

アウトドア系の日記及びうんちく

弟達のコンサートへ行く4月20日

2024-04-20 18:40:12 | 音楽 美術
弟達のコンサートへ行ってきた。

四谷区民ホール(新宿御苑のとなり)
9階にあるホールで眼下に新宿御苑を見下ろせる。(この階にあるモスバーガーも見晴らしがいい。)

ガラス越しのテラスにはミツバチの巣箱が置かれていた。


新宿御苑の花の蜜かな?

今日のコンサートは、編曲を弟が手掛けていたり、弟の独奏のパートがあったりで、思いのほか活躍していた。



インバルのカディッシュ 都響 2月17日

2024-02-17 19:44:50 | 音楽 美術
ショスタコーヴィッチ交響曲第9番
バーンスタイン交響曲第3番<カディッシュ>
東京都交響楽団
指揮/エリアフ・インバル
語り/ジェイ・レディモア
ソプラノ/冨平 安希子
新国立劇場合唱団 東京少年少女合唱団 
(合唱団の総勢120名ほど)

驚いた、こんなにすごい演奏だとは思わなかった。
おそらく都響の歴史にも名を残すような名演奏だったと思う。
指揮者のインバルさんは昨日の2月16日がお誕生日で88歳の米寿になられたそうだ。
渾身の一曲になるわけだ。



今日のコンサートはショスタコーヴィッチの交響曲第9番があったから選んだようなものだったが、バーンスタインのカディッシュの方を聴いたら、ショスタコーヴィッチの方はぶっ飛んでしまった。

かなり変則的な交響曲だった。
演奏と同時に語り(ナレーションというより演劇に近いものだ。)が入り、いわばソリストのような役割を担う。ソプラノのソリストもいる。
合唱団もただ歌っているだけではない、踊りこそないが、ある種の演劇的要素も入る。
そう、踊らないミュージカルのような雰囲気もある。
さすがはバーンスタイン芸が斬新。
語り部のジェイ・レディモアさんの言葉は、いつしかバーンスタイン自身がそこで語っているかのように思わせる。
なんだかよくまとまらなくなったがいろいろな要素を持つ曲と演奏だった。


「カディッシュ」とは死者のための祈りだそうだ。
亡き父のために、息子がカディッシュを捧げる。
そういうのがユダヤ教にはあるのだそうだ。

バーンスタインのカディッシュには、もっと広い意味がある。
ウクライナやシリア、ガザなど、世界では、紛争に巻き込まれ、理不尽にも命を落とす子供や一般市民が絶えない。
この曲はそんな彼らにささげる祈りのメセージなんだそうだ。
いかにもバーンスタインらしい。

バーンスタインは、かつてベルリンの壁が崩壊した1989年のクリスマスに、東西両陣営の楽団、音楽家と共に東ベルリンの劇場でヴェートーベンの第九を演奏した。

伝説となった演奏会は、そんなバーンスタインだからこそ出来たことだ。

まあ、そんな話まで語らせてしまうほど今日の演奏会はよかった。

ニューイヤー・コンサート ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団2024年1月2日

2024-01-02 20:40:13 | 音楽 美術
今年のニューイヤー・コンサートは、あまり聞いたことのない曲が多いなと思っていたのだが、指揮者のグイド・マンクージさんが冒頭の挨拶で、「私はあまり知られていない曲を演奏するのが好きなんです。」と話されていた。(なんだ確信犯だったのかと納得)


曲と曲の調和を重視した、あくまでも音楽性優先の選曲のようだった。
それで、曲から曲へのバトンも見事で、素晴らしい演奏会となっていた。
指揮者のグイド・マンクージさんの演出なのか、客席から笑いを取るエンターテイメントにも、オペレッタの心が溢れていた。
日本語で挨拶をされて(能登地震のお悔やみまで入れて)曲の説明も指揮者のマンクージさんがする。(よほど勉強されたのだろう。)

ソプラノのベアーテ・リッターさんも、なんて美しい声だ。
バレエの4人もはなやか。
オーケストラも優雅で、さすがと納得させる演奏だ。
なんだか今年のウィーン・フォルクスオーパー交響楽団は全力で日本にやって来た感じがした。
ひどく感動した。

追伸、
うちの奥さんも絶賛していた。
まわりの方たちも帰り際に、すばらしかった、また来たいと賞賛の嵐。
演奏曲のうち「スタイル&エレガンス」「新幹線ポルカ」はマンクージさんの作曲で、特に新幹線ポルカは日本向けに作曲されたのだろうと思われ、なんだかすごいスペシャル感で、マンクージさんどうしてそこまでやるのという感じのコンサートでした。



こうもり序曲

2023-12-31 18:00:41 | 音楽 美術
ヨハン・シュトラウスⅡ世の曲は、ウイーンのニューイヤーコンサートでも毎年毎年、多くの楽曲が演奏される。
中でもこうもり序曲が私は大好きだ。
前にウィーン・フォルクスオーパー交響楽団がサントリーホールで本場ウイーンさながらの演奏を聴かせてくれたことがあった。
私はCDの他にもアナログレコード(全曲)まで持っているのだが、やはり生演奏もたまには聴きたい。


来年のサントリーホールのニューイヤーコンサートの演目をざっと見た所、ラデツキー行進曲は最後にあるんだろうけど、私としてはこうもり序曲が入っていないのが少し寂しい。別に毎年やってもいいじゃあ~りませんか?

でも聴きに行きます。

だいぶ前になってしまったが、オーラ・ルードナーさん、
ニューイヤーコンサートで指揮とヴァイオリンで大活躍されてました。
演奏のことで頭がいっぱいなのか、CDにサインしていただいたのですが、なんと書いてあるのかさっぱりわからない。
ルードナーさん、お元気だろうか?


ジョン・ウイリアムズ セイジ・オザワ 松本フェスティバル2023は歴史的名演だった

2023-11-26 22:30:52 | 音楽 美術
サイトウ・キネン・オーケストラのクオリティの高さは有名だが
その名演にさらに気持ちが入っていたように感じた。

ET
スパーマン
ハリーポッター
シンドラーのリスト
スターウォーズ
レイダースマーチ
帝国の逆襲

テレビの録画を見ただけだが、
どれも、オリジナルサウンドトラックを上回る演奏に感じた。
小澤征爾さんとは、ボストン交響楽団以来の盟友であったそうだ。

ジョン・ウイリアムさんはコンサートの後半でタクトを振られた。
お見受けしたしたところ体力的にも厳しそうだ。
そして最後、小澤征爾さんが車いすで登場。
その直後の曲が帝国の逆襲(ダースベーダーのテーマ)だった。
旧友である小澤征爾さんを鼓舞しているかのようだ。

感動的な場面だった。
まるで名画のクライマックスを見ているかのようだった。

指揮者の生きざままで見せる稀有なコンサートだった。



棟方志功展 国立近代美術館へ行く

2023-11-17 13:27:34 | 音楽 美術
自画像

棟方志功はかなり前からファンだった。
たとへばこの谷崎潤一郎の「鍵」

小説自体にはあまり興味がなかったが、棟方志功の画集のような本なので、挿絵見たさに購入した。
今回原画が展示されていた。


そもそもこの展覧会のタイトルが鍵に挿入されている版画だ。



当時の出版界はすごい企画をする。
他にも、版画家の畦地梅太郎と室生犀星なんかもタッグを組んでいた。

「大和し美し」も佐藤一英の詩を土台に、版画として仕上げたコラボ作品だ。
(初期の代表作)


釈迦十大弟子は横にずらっと並べるとすごい迫力


あくの強い個性的な作品だ。
それで一時期は鼻に付いてあまり見なくなっていた時期もあった。
飛ぶ跳ねる湧き上がる。まるでのだめ。

作風もヨーロッパ画壇の影響を受けたようなものもあるが、
基本的に「鍵」なんかで描かれているようなのが私は好きだ。


和田誠さんのもじり(パロディー)「倫敦巴里」でも取り上げられている。
和田さんにかかると、こういう感じになる。

失礼

オルフ世俗カンタータ小林研一郎指揮 日本フィル 11月4日

2023-11-04 19:39:39 | 音楽 美術
おととい内田光子さんとマーラーチェンバーオーケストラを聴いたばかりなのだが、またしても強行軍で行ってきた。

というのもオルフ世俗カンタータなんて、めったにやらないし、この曲にこだわりがありそうなコバケンさんだったからだ。

独唱、合唱、フルオーケストラ。
他にこの規模では、マーラーか第九ぐらいしかないだろう。


合唱団の東京音楽大学は代官山にキャンパスがあって、私と同じ東横線の仲間。
洗足学園、フェリスに次いで身近な音大だ。
日フィルも先月のマーラー第3番、カーチュン・ウォンさんを聴いたばかりなので、不思議に続く。

出だしの音量がすごい。許容音量を越える、もはや聴きとり不能。

豪華合唱曲が続く。こんな楽曲を他に知らない。
今回曲の翻訳付きなので、なにを歌っているのか分かって楽しい。しかも文字大きめ(年寄りたすかる)


第3部(愛の宮廷)
ソプラノの澤江衣里さんがとてもすばらしかった。
なんだかみんな持っていかれそうになる。
最後の楽章を引き締めた。

演奏が終わったら写真を撮っていいというのは日フィルの方針なのか?
こんな豪華な演奏会を写真に撮るというのは、いい記念になるのはまちがいない。


最近美術展でも特定の作品は撮ってもよいというのがよくある。
こういうサービスは良いと思う。


内田光子 マーラー・チェンバー・オーケストラ 2023年11月2日

2023-11-03 00:32:39 | 音楽 美術


内田光子さんは、私の好きなピアニストだ。
それで、今回のコンサートには思い入れがあった。
開演前からドキドキ。


オープンカーのようなピアノは、おもしろい配置で置かれていた。
私の席からは真横になるので、内田さんの手の動きがよくわかる。
ランクが下の方の席の割には良かった。


演奏が始まると、オケの響きがとても良いことに気が付いた。
それに内田さんのピアノが加わる。
モーツアルトを、すっきり聴かせてくれる。
特にティンパニー(バッハコレギュウムジャパンがメサイアの演奏で使っているものに似ていた。)の響きが演奏を締めていた。

二曲目のシェーンベルク室内交響曲第1番、知らない曲だがとてもすばらしい演奏だった。
15人の小規模な編成だが、一人ひとりの演奏が際立ち、引き込まれる。それでいて一つのハーモニーに見事にまとめられていた。あざやかな演奏。モーツアルト以外でも、もっと聴かせてもらいたいと思わせてくれた。

ピアノ協奏曲27番は、なにもいう事はないだろう。
拍手、拍手で、内田さんのアンコール曲が、粋だった。
ピアノの一音一音を一オクターブ?鮮やかな音色で聴かせる。曲なのか私には分からなかったが、いうなればピアノの音色を聴かせる短歌や俳句のような曲だった。
そしてみんなで総立ちの拍手


おみやげのCD


<サプライズ>
休息後のピアノ協奏曲27番からは、上皇陛下 美智子様ご臨席での公演となった。
演奏者が出てくる前に、突然拍手が鳴り響いたので、どうしたのかと振り返ったら上皇様のお姿があった。あわてて立ち上がり拍手でお迎えする。(なんのアナウンスもなかった。)


マーラー交響曲第3番を聴く カーチュン・ウォン指揮 #日本フィル

2023-10-14 20:22:11 | 音楽 美術
交響曲第3番は、私が最も好きなマーラーの曲だ。
かなり昔、ベルリンフィルが日本に来て演奏したことがあったのだが、
本当に聴きに行きたいと思った。が、仕事が忙しいころで、平日に休みを取る勇気がなかった。



今回の指揮者のカーチュン・ウォンさん、
マーラー国際指揮者コンクールで優勝されていたのを知っていたので、かなり期待していた。
開演前からドキドキだった。

いよいよカーチュン・ウォンさん登場。
ホルンの力強い響きで始まると、雲間に響く雷を思わせるような静かで重々しいフレーズを、打楽器が打ち鳴らす。
その後、次々にそれぞれの楽器の見せ場がやってくる。
第一楽章だけでも壮大な曲となっているので、終わると思わず拍手をしたくなる。

音も大変変化に富んでいる。
オーケストラが出せる最大級のフォルテッシモな演奏があるかと思えば、途端に繊細で穏やかな演奏になる。

曲はシュタインバッハの景色を写し取ったと言われているようだが、むろん単に自然の描写だけでなく、山々には神々がいて、妖精や精霊も住む。
マーラーの曲は宇宙をも現わしているという。
さすがに私レベルではそこまで感じることは出来ないが、
時に哲学的であり、演奏の中でいろいろ感じるものはある。

朝日に輝く岩山、その麓の森には幸いがあり、人々は豊かに暮らす。
終楽章、人は死んだら何処へ行くのか、魂は、
そして生きとし生けるものへの賛歌で終わるのである。

な~んて勝手な解釈を聴くたびに感じるところがマーラーだ。

編成もとんでもない。フルオーケストラにメゾ・ソプラノ(山下牧子さん)の独唱、ハーモニア・アンサンブルの女声合唱団、東京少年少女合唱団、これではそう簡単には演奏出来ない。
メゾ・ソプラノの山下さん。てっきり指揮者の横あたりで歌うのかと思ったら、コントラバスのある後ろの方で歌われていた。
終楽章、最後の締め、シンバルも定位置ではなく最前列左側でジャーンとやっていた。
マーラーの指示でそうなっているのか、指揮者の演出なのか知らないが、やはりマーラーの曲はロックだ。

今回、演奏終了後は写真撮影OKとのことで、拍手をしながらちょっと写させていただいた。



コンサートは最近聴いた演奏のなかでも別格的なものだった。
さすが指揮者の思い入れのある曲だ。半端ない。
私のこの曲のイメージの基本はバーンスタインが指揮したニューヨークフィルのCDなのだが、生演奏で聴くと、CDではわからない細かい音がいろいろな所で鳴り響いているのがわかった。
マーラーほど生の演奏を聴かないとわからない作曲家はない。
と、今回あらためて感じた。

とてもすばらしい演奏だったので、出演者が全員退場するまで拍手をさせていただいた。
値千金。(日本フィルってけっこう若い方も多いんですね。)





ピアノ・リサイタルへ行く9月16日

2023-09-16 20:13:01 | 音楽 美術


どうも最近ピアノが気になる。
そこで、だいぶ前からチケットを取っていた。(S席)
それが、ピアノコンチェルトでもないのに大ホールだった。
ほんまかいな? 
そんなにお客さん入るんか。
半信半疑だったが、バック席も含めてほぼ満員だった。
わたしは、お名前すら知らなかった。
今日のコンサートを選んだのは、曲が「ベストオブクラシック」的なラインナップだったからだ。

だけど、ピアノ・リサイタルなので、登場するのはお一人だけ。
別に司会者がいるわけでもない。
どれだけプレッシャーだろう、と余計な心配をする。

ベートーヴェンの月光から始まる。
どういうピアニストなのかネットで事前チェックはしていたが、やはりあまり参考にはならなかった。
ビールでいうとエビスビールやモルツみたいな演奏。
途中ギネスビールやドイツの地ビールも出てくるといった感じ。
ラ・カンパネラやショパンの英雄は、立ち上がるような力強さを感じた。

後半はドビッシーの月の光から始まる。
すると音が一転した。
まあドビッシーということもあるかもしれないが、今度はアサヒスーパードライ的な感じの演奏になった。(クリアーな音になったのだ。)
私はこちらの方が好みだ。(ビールはエビスビール系の方が好きだが。)
スクリャービンの悲愴、ベートーヴェンの熱情と、たたみかけるように情熱的な演奏が続く。

演出なのかもしれないが、私は最初からこういう演奏でやってもらいたかった。

アンコールには、こまったような顔をされていたが、ショパンのノクターン20番をしっとり聴かせてくれた。


第一生命ホールに弟たちのコンサートを聴きに行く8月13日

2023-08-14 19:36:27 | 音楽 美術


第一生命ホールは月島の近くで、少し遠いが出かけた。

マンドリンアンサンブルの編成は、
1st マンドリン ・・・8名
2ndマンドリン ・・・8名
マンドラ・・・・・・8名
マンドセロ・・・・・5名
ギター・・・・・・・7名
マンドローネ・・・・1名
ウッドベース・・・・2名
フルート・・・・・・2名
クラリネット・・・・2名
パーカション・・・・2名
で、45名

今回が17回目のようだ。
パンフも曲の解説入りで凝っている。


ウイリアムテル序曲以外ほとんど知らない曲ばかりなのだが、
メンデルスゾーン、ラロ、エルガーといった、メジャーどころの作曲家も含まれている。

たぶんだが、最後の2曲、「弦楽セレナーデよりラルゲット」「バレエ音楽(四季)より秋」などは一生懸命練習したのではないかと思う。


ゴクロウ!😄 
大学時代からだから、かれこれ40年ぐらいやっているのだろう。
音楽を通しての交友も広いようなので、いい趣味だ。


「君たちはどう生きるか」を見に行く8月11日

2023-08-11 14:11:40 | 音楽 美術
宮崎駿監督の君たちはどう生きるかを見て来た。
すでにネット上では様々な意見や感想が述べられているが、多くは難解なストーリーだったというものだ。
主人公が吉野源三郎の「君たちはどう生きるか」の本を手に取る場面があるが、それが直接的なメッセージとはなっていない。
いくつかの場面構成で出来上がってはいるものの、前後の関連性を探るのはやはり難解だ。

もう少し俯瞰的に見ると、監督がこれまで手掛けた作画の集大成的なものを感じる。
感覚的にはシュールレアリスム的なものや
ブリューゲルのオマージュのような部分も感じる。
はたまた、
宮崎駿の不思議の国のアリスか。
要は観客にはあまり媚びず、自由に自分の作品を作り出しているのだ。
(説明的な要素も省いている)
普通にはこのような作品はリスクが大きすぎて製作できないだろう。
黒沢明の「夢」に近いか?

都響 アランギルバート指揮 ニールセン 序曲ヘリオス 交響曲第5番 ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番

2023-07-15 22:41:32 | 音楽 美術
ニールセン 序曲ヘリオス 交響曲第5番 ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番

ニールセンなんて聞いたことがなかった。
なんでもデンマークの国民的作曲家で同じ北欧のシベリウスと同い年、
最近評判も良いようだ。
ネットで曲は聴けるが、こういうタイプは生で聴かないとよく判らない作曲家だ。

それでトライ。
序曲ヘリオス、曲には集中力が必要だ。
テンション高め。
独特な音響の積み重ねで構成される。(ニールセンの曲の特徴か?)
打楽器が効果的に使われる。

交響曲第五番も基本的な曲の特徴は似ている。
フォルテッシモな楽器の演奏が随所に入る。
最初はショスタコーヴィッチやストラビンスキーのような感じかとも思っていたがぜんぜん違っていた。
現代的?な交響曲だ。
途中小太鼓がステージ外の入場口(袖口)の方から聞こえる演出があった。
演奏後の拍手の時、そういえばあの打楽器奏者はどうしたんだろうと心配したら、アランギルバートさんが袖に引っ込んだ時に後ろからついてきて再登場していた。

ラフコン3番は、席が良くなかった。ピアノの音が小さめに聞こえ、オーケストラの音にかき消される。3番の荒々しさがまったく無かった。

でも懲りずに、今年はこの後も毎月コンサートへ行く予定。
来月は弟たちのコンサートがある。(ご愛敬)                               
9月にはピアノリサイタル ベートーヴェン、ショパン、リスト、ドビッシー他
10月マーラー交響曲第3番、
11月にはなんと内田光子さんとマーラー・チェンバー・オーケストラ
同じく11月コバケンさんのオルフ、世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」すべてチケット取得済み。

今年はベルリンフィルやウィーンフィルの他、ローマ歌劇場、ロイヤルコンセルトヘボウ、ホセ・カレーラスさんまで来ちゃう。他にもあまたの有名オーケストラ、演奏家がめじろ押し、(そんなに行けるわけないだろ)すごい年だ。



のだめカンタービレをネットで見る

2023-06-10 23:04:16 | 音楽 美術
このごろ仕事が終って帰ってくると、夕飯を食べてからパソコンでのだめを見るのが習慣になっている。ストーリーも面白いし、多彩なクラシック音楽が魅力だ。
それでコンサートのチケットを買ったり、昔買った(30年以上前の)レコードをほじくりまわしたりしている。
のだめイメージのレコードをピックアップしてみた。

巨匠 グルダのヴェートーベン ピアノ協奏曲第4番 1971年録音 と
同じく巨匠バックハウスのブラーム スピアノ協奏曲第2番1967年録音
アシュケナージのショパン バラード1959年録音と
マウリツィオ・ポリーニのショパン練習曲1972年録音




 シューベルト ピアノソナタ第21番 変ロ長調 1973年発売
クリフォード・マイケル・カーゾン(Clifford Michael Curzon, 1907年5月18日 - 1982年9月1日)イギリスのピアニスト。
モーツァルトやシューベルトの解釈で有名だそうだ。
録音嫌いで、生前のレコード発売は少なかったそうなので貴重な録音なのかもしれない。

リスト ピアノソナタ ロ短調、ポロネーズ 第2番、ドン・ジョバンニ幻想曲
タマーシュ・ヴァーシャーリ(Tamas Vasary )ハンガリーのピアニスト。1933年8月11日生まれ。
指揮者としては、1979年から1982年までノーザン・シンフォニアの芸術監督を務めた。1993年から2004年まで、ハンガリー放送交響楽団の首席指揮者を務めた。また、イギリスの主要オーケストラの多くで客演指揮し、アメリカなどでもピアニスト、指揮者として定期的に演奏しているマルチな人のようだ。

本当はこちらの2枚の方がよく聴いている。

オーケストラや室内楽ではこんな感じか。

レコードは名演奏もそうだが、楽器の音色の美しさ、ホールの空間まで感じられるような秀逸な録音であることも大切な要素だ。
自分のレコードからこの二つを兼ね備えた神業的レコードを厳選

ヘンデル 水上の音楽 ジョージ セル指揮 ロンドン交響楽団 1961年録音
サンサーンス 交響曲第3番 エルネスト アンセルメ指揮 スイスロマンド管弦楽団1962年録音

モーツアルト フルートとハープのための協奏曲ハ長調 ウイーンフィル 1962年録音
モーツアルト ディヴェルティメント第17番 ウィリー ボスコフスキー指揮 ウィーンモーツアルト合奏団1973年1974年録音

ああなんて美しい響きだ。
レコードアカデミー賞というのもあるくらい、芸術的な音を聴かせてくれる。

バッハ・コレギウム・ジャパンのメサイアを聴きに行く12月24日

2022-12-24 22:18:21 | 音楽 美術

今年もあとわずか
最近、毎年のようにバッハ・コレギウム・ジャパンのクリスマスコンサートへ行っている。
どうしてなのか自分にもよくわからない。
いつの間にかチケットを買っている。(神の思し召し)

芸術性を追求した演奏はクールだ。
不動の安定感。
自分はメサイアの特にハレルヤコーラス以降の後半が好きだ。

今年は12月24日が土曜日だったのでよかった。
いつも平日でも出かけるが、
最近仕事が終ってからコンサートへいくのがおっくうになってきた。
簡単に言うと疲れてコンサートに身が入らなくなってきたのである。
それでよい公演があっても平日だと躊躇してしまう。
コンサートなんか座っているだけじゃないかと言うと、そうでもないのである。

アンコールはThe First Noel(牧人 羊を) アカペラで上品に歌い上げる。